2001年 マイルチャンピオンシップ レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 14 ゼンノエルシド 1332 57 101
2 9 エイシンプレストン 1333 57 100
3 8 タイキトレジャー 1335 57 97
4 3 ビハインドザマスク 1337 55 91
5 1 ダンツフレーム 1337 56 93
6 5 ダービーレグノ 1337 56 93
7 7 ロサード 1337 57 95
8 12 クリスザブレイヴ 1337 57 95
9 13 ダイタクリーヴァ 1337 57 95
10 4 イーグルカフェ 1338 57 94
11 18 ジョウテンブレーヴ 1338 57 94
12 17 トロットスター 1338 57 94
13 10 ゴッドオブチャンス 1338 56 92
14 2 メイショウオウドウ 1339 57 93
15 15 リキアイタイカン 1341 56 89
16 6 コンタクト 1342 57 90
17 16 ムーンライトタンゴ 1344 54 82
18 11 ゴールドティアラ 1345 55 83

馬場指数:+0.04

枠連 5− 7¥   590  1人気
馬連 9−14¥ 2,610  7人気
ワイド  9−14¥ 1,110  8人気
 8−14¥ 3,720 49人気
 8− 9¥ 2,600 31人気


 天候的な馬場状態は悪くなかったが、馬場指数は+0.04。いつもと殆ど同じタイムの出る馬場であった様だ。レースは予想通りクリスザブレイヴの逃げで始まったが、それ程速くはなかった。スタート〜200mまでが何と12秒5という遅さ。その後ずっと11秒台のハロンラップを刻んだが、前後半4F・47秒3−45秒9。前後半で1秒4も違う点、4頭が33秒台の上がりタイムであった点を考えると、スローペースであったと言わざるを得ない。

 ゼンノエルシドは好スタートをから2番手でレースを進め、直線に入る直前でスパート。直線に入った途端に逃げたクリスザブレイヴをアッという間に捉え、そのままゴールまで逃げ切った。ペース判断、位置取り、スパートのタイミングともピッタリで、まさに”ペリエマジック”といった感じである。指数的に足りなかった馬だが、走破タイムではなく上がりタイムの勝負になったことがこの馬に身方した。上がり勝負になった故に、指数は101と低調。
 エイシンプレストンは最後良い脚で追い込んできたが届かなかった。ペースを無視していつも通りの位置取りをしていたため、結果的に後ろで競馬をし過ぎたということだろう。ゴール前の勢いからすると、このメンバーでは実力的に一歩抜け出た存在だった様だ。展開のアヤということで、次走に期待したい。
 3着はタイキトレジャー。ここの所成績が安定しており、また追い切りの動きも良かったので体調は良かったと思うが、ここまで上がりが速くなると後一歩足りない。

 ダイタクリーヴァも道中の位置取りが後ろ過ぎ、トロットスターはやはり1600mでは距離が長い様だ。ダンツフレームも良く走ってはいると思うが、この馬はトロットスターとは逆にもう少し距離が欲しい。イーグルカフェは出遅れが全て。人気馬は敗れ去って中波乱の結果になった。

 外国人騎手にG1を勝たれるのはちょっと複雑な心境だが、日本のジョッキーにとってはいい手本になると考えるとそれも悪くない。そう感じた一戦だった。


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