2001年 NHKマイルカップ レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 4 クロフネ 1330 57 99
2 14 グラスエイコウオー 1331 57 98
3 8 サマーキャンドル 1336 55 88
4 12 ネイティヴハート 1336 57 92
5 17 メジロキルデア 1339 57 89
6 2 テイエムサウスポー 1341 57 87
7 15 ヤングモンタナ 1343 57 85
8 3 フジノテンビー 1344 57 84
9 5 シャワーパーティー 1345 57 83
10 1 スティーマー 1346 57 82
11 7 スマッシュキング 1347 57 81
12 18 メイショウドウサン 1348 57 80
13 16 シンボリスナイパー 1351 57 77
14 10 カチドキリュウ 1352 57 76
15 9 エアヴァルジャン 1354 57 74
16 6 トシザボス 1354 57 74
17 13 キタサンチャンネル 1355 57 73
18 11 エイシンフジサン 1363 57 64

馬場指数:−1.43

枠連 2− 7¥   720  3人気
馬連 4−14¥ 6,880 15人気
ワイド  4−14¥ 2,610 23人気
 4− 8¥ 2,060 19人気
 8−14¥46,660123人気


 馬場指数−1.43は絶好の高速馬場であったことを意味する。ペースは前後半4F・46秒1ー46秒9で、ほぼ前後半同じタイム。前半1000m通過が57秒8でかなり速く感じるが、馬場指数から考えるとそれ程でもなかったのか。逃げたグラスエイコウオウ、2番手のサマーキャンドルが2着、3着に残っているのでそう考えることもできるが、この2頭はA1コースの内ラチ沿い、絶好の馬場を通っての結果。やはり先行馬には厳しい流れだったと思う。

 勝ったクロフネはスタートが余り良くなかったが、3角から徐々に進出。4角10番手からメンバー中最速の34秒3の切れ味で粘るグラスエイコウオウを捉えて優勝。着差以上に強い内容だった。指数の99も大変優秀で、あのエルコンドルパサーを上回る(NHKマイルカップとしては)最高値。跳びが大きく、東京向きの脚質なので、ダービーでは有力候補になるだろう。
 2着のグラスエイコウオウは果敢に逃げ、高速馬場である最内を利用して粘りに粘ったが、勝ち馬の鬼脚に屈した。調子さえ良ければこれ位走っても不思議ではなかったのだが、今回体調が良かったのだろう。このレースをピークの状態で迎えさせた陣営の努力は称賛に値する。
 3着のサマーキャンドルもグラスエイコウオウと同様、内枠をうまく利用して3着に粘り込んだ。まだ5戦目だったが、指数は高くないものの成績は1着2回、2着2回と大変安定していた。マイル以下ならそこそこやれるかも知れないが、指数は低いので今のままだとグレードレースで安定して上位争いするのは難しいだろう。
 もう一頭の人気馬、ネイティヴハートは4着。4角でかなり外に振られたのが痛かった。凄い脚で追い込んできたが、内の良い馬場を通った馬達が止まらないのではこの着順が精一杯。だが、この馬の能力は今年の3歳馬では間違いなく上位であることが証明された。

 大きな不利もなく、良いレースだったと思う。クロフネのダービーでの走りが今から楽しみである。


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