2001年 桜花賞 レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 8 テイエムオーシャン 1344 55 85
2 13 ムーンライトタンゴ 1349 55 80
3 12 ダイワルージュ 1349 55 80
4 16 ハッピーパス 1349 55 80
5 3 マイネカプリース 1349 55 80
6 1 オイスターチケット 1350 55 79
7 15 サクセスストレイン 1351 55 78
8 7 テンザンデザート 1351 55 78
9 5 リワードアンセル 1352 55 77
10 6 リキセレナード 1354 55 74
11 9 ネームヴァリュー 1356 55 72
12 2 タケイチイチホース 1357 55 71
13 14 ポイントフラッグ 1357 55 71
14 11 フローラルグリーン 1359 55 69
15 10 タシロスプリング 1359 55 69
16 17 ツァリーヌ 1362 55 66
17 4 フィールドサンデー 1362 55 66
18 18 ビッグエリザベス 1381 55 47

馬場指数:−1.43

枠連 4− 7¥   460  2人気
馬連 8−13¥ 1,080  3人気
ワイド  8−13¥   590  3人気
 8−12¥   220  1人気
12−13¥   830 10人気


 例年この時期の阪神コース沿いには綺麗な桜が満開になっているが、今年も絶好の青空の下に沢山の花を咲かせていた。馬場状態も絶好で、馬場指数は−1.43であった。レースは前後半4F・47秒7−46秒7。”魔の桜花賞ペース”と言われる超ハイペースとはほど遠いスローペースだった。

 勝ち馬のテイエムオーシャンは余りにも遅いペースにかかってしまい、道中2番手でレースを進めた。普通ならこれで潰れてしまうのだが、絶対能力の違いでそのまま押し切ってしまった。出走メンバーのレベルが低く、またこの馬のスピード能力がズバ抜けていたためこういう結果になったが、指数的には85と非常に低調。4F距離が伸びるオークスでは例年スローペースになるので、折り合いが鍵になるだろう。どちらかというと1,600m位の距離が一番良い感じがするので、NHKマイルCに向かうのがベストだと思われるが...
 2着はムーンライトタンゴ。道中16番手からの追い込みで、メンバー中最速の34秒4の末脚で追い込んできたが、如何せん勝ち馬の脚が止まらなかった。僅かキャリア3戦での初重賞がG1で、馬としては非常に厳しい条件であったが、それでも2着に入るというのはなかなかの能力の持ち主である。レース中折り合っていた様だし、こちらの方が距離伸びて楽しみである。
 3着はダイワルージュ。こちらも道中11番手、4角14番手からの追い込みだったが、後僅かのところでムーンライトタンゴに差されてしまった。ペースがスローだというのは分かっていたので、前(テイエムオーシャン)を負かしに行って早めの仕掛けになった結果、最後に少し足りなくなったのだと思う。だが少なくともこの距離では、テイエムオーシャンの力が一歩抜けている様なので、仕掛けのタイミングとか位置取りとかを変えても、勝ち馬だけは変わらないだろう。

 指数的には低調で、阪神3歳Sから余り成長していない様な印象すら受ける指数しか示されなかったのは残念である。今後長距離向きの馬の新星が現れるか、各馬がもっと成長しない限り、今年の3歳牝馬戦線はつまらないものになってしまうであろう。


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