2001年 皐月賞 レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 7 アグネスタキオン 2003 57 94
2 14 ダンツフレーム 2005 57 92
3 1 ジャングルポケット 2006 57 92
4 13 シンコウカリド 2008 57 90
5 2 ダービーレグノ 2009 57 89
6 10 ミスキャスト 2012 57 87
7 16 カオリジョバンニ 2013 57 86
7 15 スキャンボーイ 2013 57 86
9 9 ミヤビリージェント 2014 57 85
10 11 カシマサキモリ 2014 57 85
11 6 ビッグゴールド 2014 57 85
12 8 ダークウィザード 2015 57 84
13 3 テイエムゴーカイ 2018 57 82
14 18 シャワーパーティー 2018 57 82
15 5 ミカダンディー 2025 57 76
16 12 ボーンキング 2026 57 75
17 17 ミレニアムバイオ 2030 57 72
18 4 シュアハピネス 2031 57 71

馬場指数:−1.31

枠連 4− 7¥   610  2人気
馬連 7−14¥   780  2人気
ワイド  7−14¥   310  2人気
 1− 7¥   150  1人気
 1−14¥   390  4人気


 見た目にも馬場は荒れており、速い時計が出そうにない感じがしたが、意外にも馬場指数は−1.31。通常より1秒以上も速いタイムの出る馬場で、これだけ馬場指数が良いと余程良いタイムを出さなければ高い指数は出ない。
 レースは前後半5F・59秒9−60秒4とほぼ同じタイム。スタートからの3Fが35秒8でレースの上がり3Fのタイムと同じ、スタートからの4Fが48秒1、そしてレースの上がり4F・48秒2。前後半でタイムがほぼ対称になっている珍しいレースラップを刻み、平均的なペースだが淀みのない厳しい流れになった。

 勝ち馬のアグネスタキオンは道中5番手に自然に付けて流れに乗り、折り合いもついていた。そして4角3番手から早めに抜け出して後続の追い込みを断った。追い切りでも一悶着あったり、レースでも枠入りを嫌ったりして完調ではなかったため抜け出すのにいつもの切れがなかった様に見えた。ただ先行した馬で掲示板に載ったのはこの馬だけということを考えると、先行馬にはきついペースだったのかもしれない。94という指数はこの時期の3歳馬としてはなかなか優秀で、この馬の能力が指数的にも証明された。
 2着のダンツフレームは道中11番手、4角7番手からメンバー中最速の35秒2の末脚で追い込んできたが届かなかった。最後は同じ脚色になったので、どこまで走っていっても交わすことはできないだろう。恐らく距離が伸びても大丈夫だろうし、ダービーでも期待できる。指数的にも92というのは立派。
 3着は2番人気のジャングルポケット。直線坂下までは2番手をキープしていたが、坂上でお釣りが無くなってしまいダンツフレームに差されてしまった。勝ち馬を負かしにいく乗り方をしていたので、こういう結果になったのも仕方ないと思う。スタートで躓いてしまって後ろからの競馬になったそうだが、最内枠で包まれない様にするにはある程度後方からの競馬も考えていたのではないか。乗り方を批判する声もある様だが、インコースが荒れていることや、包まれることを考えると、この乗り方も納得がいくと思う。

 今年はハイレベルと言われる3歳牡馬たちだが、指数上もそれが裏付けられたレースだった。ボーンキングなどがかなり不利を受けたのが残念だったが、まずはアグネスタキオンの強さが見られて良かったのではないかと思う。


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