2001年 スプリンターズステークス レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 4 トロットスター 1070 57 105
2 2 メジロダーリング 1070 55 101
3 9 ダイタクヤマト 1070 57 105
4 7 シンボリスウォード 1071 57 103
5 3 ジョンカラノテガミ 1071 57 103
6 1 ビハインドザマスク 1072 55 98
7 10 トキオパーフェクト 1072 57 102
8 8 ブレイクタイム 1074 57 99
9 12 フィールドスパート 1075 55 94
10 6 ゼンノエルシド 1075 57 98
11 5 ユーワファルコン 1076 57 96
12 11 テネシーガール 1083 55 82

馬場指数:−1.73

枠連 2− 4¥ 2,950 12人気
馬連 2− 4¥ 3,000 12人気
ワイド  2− 4¥ 1,030 11人気
 4− 9¥   510  5人気
 2− 9¥   390  2人気


 小雨の降るあいにくの天気だったが、馬場状態に支障をきたすほどの雨でなかったのが幸い。それを証明するように、馬場指数は通常より1秒73速いタイムの出る馬場であることを示している。

 テネシーガールの絶好のスタートで幕を開けた電撃戦は、そのテネシーガールが逃げることができない(ように私には見えた)くらい速いペースで、前後半3F・32秒5−34秒5。1000m通過が55秒1というのは馬場状態を考えるとG1としてはマズマズなのかもしれないが、数字だけを見ると驚異的なタイムである。
 勝ったトロットスターは4角を回ったときには馬群に包まれた後方に位置していたので抜けられるかどうか怪しかったが、直線で前が開くと力の違いを見せつけて快勝。馬群を縫う様にして上がってくる所は迫力があった。上がり33秒9は出走メンバー中2番目(最速はビハインドザマスク・33秒6)の末脚であった。+24Kgと言う値が示す通り、馬体も少し立派に見えたが、この相手では力が違ったということだろう。指数の105という値は1200mのG1としては低い値だが、この馬にとってはこれが限界値である。
 結局逃げることになったメジロダーリングだが、これだけの速いペースで2着に粘ったのは好調がなせる技だろう。前走に続いて100を超える指数を出したのがその証拠。このペースで逃げていながら上がり34秒5でまとめられては後ろから行った馬は捕らえきれないのも仕方がない。
 ダイタクヤマトは最後メジロダーリングと脚色が同じになってしまった。速いペースに付いていった分、最後足りなかった感じ。ゼンノエルシドは指数的には能力を出し切っている。やはり距離不向きだったように思う。

 大きな不利もなく、またレース自体もコースレコードということで、良いレースでG1シリーズが始まったことを喜ばしく思う。


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