2001年 宝塚記念 レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 3 メイショウドトウ 2117 58 99
2 4 テイエムオペラオー 2119 58 98
3 6 ホットシークレット 2119 58 98
4 9 ステイゴールド 2121 58 96
5 8 エアシャカール 2123 58 95
6 11 アドマイヤボス 2123 58 95
7 7 ダイワテキサス 2124 58 94
8 12 マックロウ 2127 58 92
9 10 アドマイヤカイザー 2128 58 91
10 5 トーホウドリーム 2129 58 90
11 2 ダービーレグノ 2135 53 76
12 1 ミッキーダンス 2136 58 85

馬場指数:−1.70

枠連 3− 4¥   200  1人気
馬連 3− 4¥   210  1人気
ワイド  3− 4¥   150  1人気
 3− 6¥ 1,020 16人気
 4− 6¥   940 15人気


 春のG1シリーズ最後の締めくくり、宝塚記念は絶好の馬場状態。馬場指数は通常より1.7秒も速いタイムの出る馬場であったことを意味している。だがペースは1000m通過が61秒3とスローペース。間1ハロン11秒8を挟んで後半1,000mが58秒6と上がりの競馬になった。

 スローペースであることはジョッキー達は当然分かっていたので、全ての馬が3角から早めに追い出しにかかった。メイショウドトウは外目4番手でレースを進め、4角では既に先頭に立ち、そのままテイエムの追い込みを封じる作戦に出た。そして馬群に飲み込まれ、出てくるのに戸惑ったテイエムの追い込みを凌いで悲願のG1初制覇となった。だが、スローペース故に指数は99と低調。
 2着のテイエムオペラオーは最近ズブくなったせいか4角でジョッキーの指示に対して迅速に反応しなくなってきており、今回も4角のゴチャついた所で抜け出すのが一歩遅れた。その結果ステイゴールドに進路をカットされる不利があり、結局それが響いてメイショウに届かなかった。上がり35秒フラットは出走メンバー中最速で、負けてなお強しの印象を受けたが、今日は運がなかったか。だが、これもレースである。
 3着のホットシークレットは巧くマイペースに落としてレースを進めることができた。逃げ馬のパターンに持ち込んでも差されたのは地力の差というしかない。良く走ったと、誉めるべきだろう。

 スローペースになったため、平凡な時計しかでなかったし、馬群が固まることによる不利もあったのは残念だった。だが、これまでどうしても勝つことができなかったメイショウドトウが勝ったことで、心情的には少しホッとしたのは私だけではないのではないか。


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