2002年 NHKマイルカップ レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 1 テレグノシス 1331 57 95
2 5 アグネスソニック 1334 57 92
3 9 タニノギムレット 1335 57 91
4 15 メジャーカフェ 1337 57 88
5 11 カノヤバトルクロス 1339 57 86
6 12 サードニックス 1340 57 85
7 17 カフェボストニアン 1341 57 84
8 7 シベリアンメドウ 1341 57 84
9 13 オースミエルスト 1341 57 84
10 6 キーンランドスワン 1342 57 83
11 4 キネティクス 1348 57 77
12 18 メジロマイヤー 1348 57 77
13 2 ゲイリーファントム 1350 57 75
14 16 タイキリオン 1352 57 73
15 8 マヤノサリーダ 1352 57 73
16 14 スターエルドラード 1352 57 73
17 3 スペシャルストック 1364 57 60
18 10 エンドレスデザート 1368 57 56

馬場指数:−1.68

単勝   1¥ 1,430  4人気
複勝   1¥   270  5人気
     5¥   240  4人気
     9¥   110  1人気
枠連 1− 3¥ 3,890 15人気
馬連 1− 5¥ 4,830 14人気
ワイド  1− 5¥ 1,050 11人気
 1− 9¥   420  3人気
 5− 9¥   400  2人気


 馬場指数は−1.68と普段より1秒以上速いタイムが出るはずの高速馬場。ペースは前後半4F・45秒3−47秒8と後半の方が前半より2秒5も遅い。前後半の差を見るとハイペースのように見えるが、馬場を考えると”超”が付くほどではなかったはず。むしろ後半の方が遅すぎたという考え方も出来る。因みに掲示板に載ったのは、全て道中2桁の位置に位置取っていた馬(1着馬から順に13,18,13,13,17番手)。追い込みに有利な展開であった事は間違いない。

 勝馬は道中インコースで待機、最後の直線で開いた間隙に突っ込み、34秒8の上がりでまとめて快勝。初重賞制覇がG1となった。だが指数は95と低調。馬場指数を考えるともっと良いタイムが出てもおかしくないと言う事である。空いた所に突っ込む時に斜行し、最後はそれが審議の対象になったようだ。
 2着のアグネスソニックは包まれないように混雑する内側を避けた分、届かなかったか。上がり3F・34秒7はメンバー中最速。位置取りの差もあったとは思うが、今回は勝馬に運が向いていたようだ。
 断然1番人気のタニノギムレットは追い込んできたが3着。前の馬がヨレて不利を受けたが、前が空くと凄い脚で飛んできてまたまた”負けてなお強し”の印象を残した。不利を受けた事に対してジョッキーは苦言を呈していたが、不利を起こした方が悪い事は言うまでもないが、それも競馬である。あそこは外に持ち出す位の余裕はあったし、この馬の末脚なら外を回しても十分届いたように見えた。厳しい言い方をすると”騎乗ミス”ではなかったか。

 一番人気が連を外し、馬券は中荒れになった。レースのレベル自体も余り高くなかったし、不利を受けた馬がいたことは残念に思う。タニノギムレットには後少しG1に足りない物があるようだが、それは”運”かもしれない。


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