2002年 皐月賞 レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 2 ノーリーズン 1585 57 107
2 9 タイガーカフェ 1588 57 104
3 11 タニノギムレット 1588 57 104
4 7 ダイタクフラッグ 1588 57 104
5 4 メガスターダム 1590 57 103
6 3 サスガ 1591 57 102
7 8 アドマイヤドン 1593 57 100
8 1 バランスオブゲーム 1593 57 100
9 14 ホーマンウイナー 1595 57 99
10 15 ヤマノブリザード 1595 57 99
11 13 ゼンノカルナック 1597 57 97
12 18 チアズシュタルク 1598 57 96
13 6 シゲルゴッドハンド 2000 57 94
14 10 ローマンエンパイア 2002 57 93
15 16 ファストタテヤマ 2002 57 93
16 12 モノポライザー 2002 57 93
17 17 マイネルリバティー 2004 57 91
18 5 メジロマイヤー 2017 57 81

馬場指数:−1.32

単勝   2¥11,590 15人気
複勝   2¥ 1,970 15人気
     9¥   450  8人気
    11¥   130  1人気
枠連 1− 5¥ 2,040  9人気
馬連 2− 9¥53,090 76人気
ワイド  2− 9¥10,450 75人気
 2−11¥ 5,050 48人気
 9−11¥ 1,180 12人気


 好天に恵まれたため、馬場指数は−1.32。いつもより1秒以上も速いタイムの出る良好な馬場であった。ペースは前後半5F・59秒2−59秒3とほぼ同じタイム。平均ペースと言いたい所だが馬場指数を考えるとスローと言って良いかも知れない。

 勝馬は道中8番手の内ラチ沿いを進み、4角で巧く馬場中央の空いた所に突っ込み、上がりを35秒フラットでまとめて快勝。15番人気という低評価に反発するかの様な勝ちっぷりだった。勝ちタイム、指数とも非常に優秀で、ハイレベルと言われた前評判通りの結果だった。ただ、今回は展開や運に恵まれた感があり、このままトップクラスとして君臨し続けるかどうかは疑問を持つ。今後の走りっぷりに注目したい。
 2着は際どくタイガーカフェ。前々でレースを進め、そのまま粘り切った。スパッと切れる脚はないが、掲示板を外したのは1戦だけという様な堅実な走りをする。今後も2着、3着が多くなると思うが、ワイドの軸としては美味しい一頭になるか。
 3着は人気のタニノギムレット。大外から豪快に追い込んできたが届かなかった。道中13番手、4角14番手からのスパートで、メンバー中最速の34秒8の末脚を使ったが位置取りが後ろ過ぎた。”負けてなお強し”だが、どうもこのパターンが続きそうな気がする。鞍上が馬の力を過信し過ぎている気もする。もう少し積極的なレースができないと、今後苦しいだろう。
 ローマンエンパイアは後に故障が判明した様に、本来の力を発揮できなかった。こんな馬ではないと思うので、故障をしっかり完治させて立て直して欲しい。

 107という高い指数を叩き出したノーリーズンは、これがフロックと言われない様な活躍を期待したい。外国人騎手のクラシック制覇で幕を開けた3歳牡馬3冠ロードだが、最近特に日本人騎手の低調さが目立つ様な気がする。馬が海外でがんばっている様に、騎手の腕も世界レベルに持っていって欲しいと感じた一戦だった。


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