2002年 高松宮記念 レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 5 ショウナンカンプ 1084 57 109
2 9 アドマイヤコジーン 1090 57 100
3 16 スティンガー 1090 55 96
4 15 リキアイタイカン 1092 57 98
5 12 トロットスター 1093 57 96
6 14 ディヴァインライト 1093 57 96
7 4 トウショウリープ 1094 57 95
8 2 ゲイリーフラッシュ 1094 57 95
9 6 サイキョウサンデー 1095 57 93
10 10 エアトゥーレ 1098 55 85
11 13 テンシノキセキ 1100 55 82
12 18 トキオパーフェクト 1104 57 81
13 1 ノボリユキオー 1104 57 81
14 8 メジロダーリング 1105 55 75
15 7 エピグラフ 1105 57 79
16 17 テネシーガール 1111 55 67
17 11 ラムジェットシチー 1136 57 35
18 3 シャンハイダロン 1142 57 27

馬場指数:+0.84

単勝   5¥   660  3人気
複勝   5¥   230  3人気
   9¥   150  2人気
  16¥   340  5人気
枠連 3− 5¥   620  2人気
馬連 5− 9¥ 1,140  2人気
ワイド  5− 9¥   510  2人気
 5−16¥ 1,670 18人気
 9−16¥   990  8人気


 見た目にも荒れた馬場で、馬場指数は+0.84と算出された。ペースは前後半3F・32秒9−35秒5の超ハイペース。展開的には追い込み馬に有利になったが...

 その超ハイラップを刻んだショウナンカンプは、後続に一度もハナを譲ることなくゴールまでそのスピードを持続させ続け、栄えあるG1の載冠となった。条件馬から一気にG1馬へ出世したシンデレラストーリーを演じた訳だが、そのスピードは今回のメンバーでは一歩抜けていた様だ。前半3Fを32秒9で逃げて、ラスト3Fを35秒5で上がられては後続に為す術はない。指数的には109とさほど飛び抜けた値ではなかったが、今の調子が持続できれば、スプリント界の新しいチャンピオンホースとして活躍が期待できるだろう。
 2着のアドマイヤコジーンは勝馬をずっとマークする様な形、道中2番手でレースを進めたが、余りにも速いペースに自分が潰れてしまい、2着を確保するのがやっとだった。こちらも体調的には勝馬に劣らなかったと思うが、1200mのスピードという点では勝馬に及ばなかった。だが距離適性は今回で証明できたと思う。
 3着はこれがラストレースのスティンガー。体調の良さと展開で、初の1200mを克服していた様だ。メンバー中最速の34秒6で追い込んだが、4角最後方からの追い込みでは届かなかった。タイムはアドマイヤコジーンと同じだが、斤量差があるので指数値は96。この馬なりの能力は発揮していたと思う。
 トロットスターは年齢的なものかズブくなっており、速いペースについていくのがやっとだった。或いは、年齢的にスピードが失われてきているのかも知れない。また道中、インコースに閉じこめられたのも追い込み馬としては辛い展開だった。

 短距離界に新たなスターホースの誕生と、新旧交代を印象付けたレースだった。この後のショウナンカンプの動向に注目したい。


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