2002年 天皇賞(春) レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 4 マンハッタンカフェ 3195 58 72
2 7 ジャングルポケット 3195 58 72
3 5 ナリタトップロード 3196 58 71
4 2 ボーンキング 3198 58 70
5 9 サンライズペガサス 3198 58 70
6 8 キングザファクト 3202 58 68
7 1 トシザブイ 3203 58 68
8 3 ホワイトハピネス 3204 58 67
9 6 アクティブバイオ 3205 58 67
10 11 アドマイヤロード 3207 58 66
11 10 エリモブライアン 3215 58 62

馬場指数:+0.31

単勝   4¥   290  2人気
複勝   4¥   120  3人気
     7¥   110  2人気
     5¥   100  1人気
枠連 4− 6¥   530  3人気
馬連 4− 7¥   540  3人気
ワイド  4− 7¥   210  3人気
 4− 5¥   170  1人気
 5− 7¥   170  2人気


 馬場指数は+0.31。このレース以外では速いタイムが出ていたが、結果としてこのレースのタイムが馬場指数を悪い方へと引っ張ってしまった印象がある。スタートからの1000mごとのラップは65秒7−63秒7−58秒3。最初の1000mと最後の1000mの差が7秒以上あるという超々スローペース。その割には最後の1000m・57秒4でスプリントレース並み。折り合いと瞬発力が要求されたレースだった。

 ジャングルポケットがやや後ろに下がった位置取りだったが、3強は殆ど同じ位置でレースを進めた。マンハッタンカフェは馬群の中を、ジャングルポケットは又しても外を回されることになった。末脚比べはジャングルポケットの方が速かった(上がり3F:マンハッタンカフェ34秒1、ジャングルポケット34秒0)が、位置取りの差がゴールでの差になった。
 末脚では敵わないナリタトップロードは3強の中では最も早く仕掛けたが、思ったより他の2頭と差を広げることができなかった。もう少し早仕掛けで向正面当たりで先頭に立つ位のレース運びだったら...と考えるのは結果論だろう。力の差としか言い様がない。
 超スローペース故に、指数は72と古馬最高峰のレースとは思えない低い値だった。最後の直線の追い比べは見応えがあり、十分楽しめたが、長距離レースでも淀みのない厳しい流れにならないものか。海外のレースではペースメーカーを出走させることもあるが、日本でもその様な対策をしないと今回の様な末脚勝負のレースだけになってしまう危険性もある。3強以外の馬のレベルが余りにも低すぎたのも原因だが、もう少し厳しいレースが見たかった。


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