2003年 秋華賞 レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 17 スティルインラブ 1591 55 90
2 10 アドマイヤグルーヴ 1592 55 89
3 14 ヤマカツリリー 1592 55 89
4 2 ピースオブワールド 1593 55 88
5 5 マイネサマンサ 1593 55 88
6 3 オースミハルカ 1594 55 87
7 4 メイショウバトラー 1595 55 86
8 11 メモリーキアヌ 1597 55 85
9 8 レンドフェリーチェ 1598 55 84
10 7 ヤマニンスフィアー 1599 55 83
11 12 ミルフィオリ 2000 55 82
12 13 スターリーヘヴン 2000 55 82
13 9 チューニー 2001 55 81
14 18 タイムウィルテル 2004 55 79
15 15 タンザナイト 2020 55 66
16 6 レマーズガール 2022 55 64
17 16 ベストアルバム 2025 55 62
18 1 トーセンリリー 2039 55 50

馬場指数:−1.02

単勝  17¥   320  2人気
複勝  17¥   130  2人気
    10¥   120  1人気
    14¥   300  6人気
枠連 5− 8¥   340  1人気
馬連10−17¥   450  1人気
ワイド 10−17¥   230  1人気
14−17¥   830 10人気
10−14¥   760  8人気


 馬場指数は−1.02で、まさにパンパンの良馬場。勝馬の1分59秒1というタイムは優秀だが、馬場指数を考えるとこの位出ても不思議はない。スタートから最初の1ハロンだけ12秒5と最も遅いハロンラップを刻んだが、直後の1ハロン(2ハロン目)に11秒0と最速ラップを刻んでいる。スタート直後は様子を伺い、無理に先行する馬が居ないと分かると我先にと前へ行った様子がラップタイムからもよく分かる。
 前後半5F・59秒8−59秒3とタイム的には平均ペース。だが馬場指数を考慮すると、ややスローと言っても良いだろう。

 スティルインラブは道中10番手委から4角捲り、直線入り口では他馬と手応えが違い、余裕の快勝。メジロラモーヌ以来、牝馬史上2頭目の3冠馬となった。ラモーヌの時と異なり、見ていて全く危なげなく勝ち切った印象。このメンバーでの力関係は既に春の時点で決まっていた感じ。だが、指数的には平凡。
 アドマイヤグルーヴはスティルインラブより前で競馬をすべきだったと思う。スティルインラブより末脚が切れると思ったのだろうか、道中の位置取りを見て個人的には目を疑った。道中、及び4角の位置取りの差でギリギリ届かなかった感じ。因みに上がり3Fを比較すると、スティルインラブは34秒9、アドマイヤグルーヴは34秒8。若干アドマイヤの方が速いとは言え、順位が入れ替わる程ではなかった。
 他では...ヤマカツリリーも精一杯の競馬をしている。鞍上の腕で3着を確保した。レンドフェリーチェは今まで厳しい競馬を経験していなかったのが響いたのか、案外だった。後は実力的に劣っていた。

 戦前の予想通り、指数は平凡だった。3冠を獲ったとはいえ、現時点での能力はとても古馬相手に通用するレベルではない。古馬との斤量差を生かして何処まで食い下がれるか、今後のレース振りに注目したい。


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