|
ドルビー・ステレオ Dolby Stereo |
|
カセットテープのノイズリダクションでも有名なドルビー研究上が開発した方式。
サウンドトラックに濃淡(波状模様)で記録されたアナログ2チャンネル音声から、マトリックス処理で前方(中央・左・右)+サラウンドの4チャンネルを再生する。
上映館のマークは 又は、 D
|
ドルビーSR Dolby-SR(Spectral Recording) |
|
ステレオの方式はドルビーと同じ4チャンネルだが、ドルビーより更にノイズ低減効果を上げたもので、高音・低音の音域も向上させている。 この方式の映画館が多いようだ。 87年の「ロボコップ」などで採用された。
上映館のマークは SR、 SR、 ドルビー など
|
DTSステレオ DTS Stereo |
|
ドルビーSRと同じアナログ方式で、ほぼ互換性がある。 劇場設備はドルビー用がそのまま使える。 ドルビーよりライセンス料が安いためか、一部の邦画などで使われている。
上映館のマークは DTSステレオ など
|
|
ドルビー・デジタル Dolby Digital / Dolby SRD(Spectral Recording and Didital) |
|
パーフォレーション(フィルム送り穴)の間に、ドット画像で記録されたデジタル信号から、前方(中央・左・右)、サラウンド(左・右)、重低音の6チャンネル(5.1チャンネル)を再生する。
フィルムには、従来方式のサウンドトラック(Dolby-SR)もあり、デジタルが作動しない場合には自動的に切り替わる。 92年の「バットマン・リターン」で採用された。
上映館のマークは デジタル、 SRD、 デジタル など
|
|
ドルビー・デジタル・サラウンド EX Dolby Digital Surround-EX |
|
基本的にはドルビーデジタルと同じ方式で、上位互換性がある。 サラウンドの左・右2チャンネルに、後方を独立チャンネルとして追加している。 99年の「スター・ウォーズ/エピソード1」用に開発された。
上映館のマークは デジタル [EX] 又は、 ドルビーデジタル[EX]
|
|
DTS Digital Theater System |
|
フィルムとは別にデジタル記録したCD-ROMを使い、前方(中央・左・右)、サラウンド(左・右)、重低音の6チャンネル(5.1チャンネル)を再生する。
圧縮率がドルビーデジタル(SRD)より小さいため、SRDより音がよいと言われているが、日本ではSRDに比べて装備している劇場数が少ないような気がする。
フィルムには、CD-ROMを同期させる信号の他に、従来方式のサウンドトラック(Dolby-SR)もあり、CD-ROMが作動しない場合には自動的に切り替わる。 93年の「ジュラシック・パーク」で採用された。
上映館のマークは DTS
|
|
|
SDDS Sony Dynamic Digital Sound |
|
フィルムにデジタル記録するのはドルビー・デジタルと同じだが、SDDSは左右パーフォレーションの脇に4チャンネルずつ、最大8チャンネルまで記録でき、前方に左・右のスピーカが追加される。
片方にトラブルが起きた場合は、自動的に残りの4チャンネルで再生し、さらに両方とも正常に読み取れない場合はアナログ(Dolby-SR)に切り替わる。 93年の「ラスト・アクション・ヒーロー」で採用された。
この方式を採用している映画館は非常に少ないようだ。
上映館のマークは SDDS
|
|