練馬・板橋・北を流れる石神井川には、秋になると多くの渡鳥が飛来する。 石神井川では以前に「矢鴨事件」が起き全国の注目を集めた。 それにもめげず、多くの渡鳥が毎年やって来る。 |
しかし、北区役所近くの紅葉(もみじ)橋にはとくに多くの水鳥が集まる。 何羽くらいいるのか、とても数えられない。 この橋の下は鳥達の「お食事処」なのだ。 毎日、自転車にパンきれをたくさん積んでやって来るおばさんがいる。 |
このおばさんは地元では有名なのだが、鳥達の間でも相当有名らしい。 カルガモなどの渡り鳥だけではなく、この話を聞きつけて東京湾あたりからやって来るユリカモメも多い。 カルガモが水面に落ちた餌を食べる前に、ユリカモメは空中で要領よく餌をゲットする。 (98/11/13)
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98年2月12日付けの読売新聞(都民版)によると... このおばさんは近くで菓子店を経営する小野公子さんで、15年前から餌を与えているという。 しかしこれも今年4月で終わりになるかもしれない。 「春になってマガモやオナガガモが巣立ったら、終わりにしよう」と決心したそうだ。 やめることにした理由は、餌を横取りする鳩やカラスが増え、洗濯物を汚す被害が出てきたため。 約3000羽のカモが集まると言うが、まとめてバードウォッチングをしようと考えている人は、今のうちに行った方がよいだろう。 (99/02/13)
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名古屋名物と言えば「金の鯱(しゃちほこ)」だが、北区西ヶ原の名物は「鉄の鯱」だろうか。 都電荒川線「西ヶ原四丁目」停留所横にある和菓子屋「梶聖園」の脇には鉄製の鯱があり、通行人を睨み付けている。 | ||
どこかの屋根に乗っていたのだろうか。 顔の一部が錆びて欠け落ちているが、充分に気迫が感じられる。 この和菓子店の銘菓「纏(まとい)最中」は、何かの賞を受賞したらしい。 (99/1/10)
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神社の境内には御手洗がある。 「おてあらい」ではなく、「みたらし」と読んでほしい。 水舎(みずや)とも呼ぶらしい。 神前に参拝する前に、ここで手を清め、口を濯ぐことが神詣りの作法になっている...そうだ。 |
豊島区高田にある氷川神社の御手洗は、龍の頭から水が出でいる。 神田川にも近いこの辺り一帯は、昔は水が豊富で、井戸枠からは水が溢れていたという。 なお、この龍頭から出ている水で身を清めれば、命が延びるという。 (99/1/30)
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