面白い風景(13)

犬も歩けば、棒に当たる。いつでも暇な私が、近所をブラブラ歩いていて見つけた、ちょっと面白い風景をご紹介します。

 

番犬に注意  文京区西片2-4-2

番犬に注意 「番犬に注意」と書かれた家は、泥棒に狙われ易いという。 そういう家には大金や貴重品があり、盗難を恐れている。 しかも、戸締まりに自信が無く、家人も気が弱い・・・と言われている。 嘘か本当かは知らない。

文京区の西片にある家には、どう猛そうなドーベルマンの絵があり、その下には...
 防犯の為ドーベルマンを飼っております。 攻撃的な正確ですので検針の方以外は家人の許可なく門の中へ入らないようお願いします
...と書かれている。 気になるのは「検針の方以外は」の部分だ。

(本当にドーベルマンがいるとして)不審者に吠え掛かるのは分かる。 しかし、水道やガスの検針員をどうやって見分けるのだろうか。 制服姿には襲いかからないように、特別な訓練でもしているのだろうか。 何れにしても、この家に忍び入ろうとする者は東京電力の制服ぐらいは用意するだろう。

(2001/01/07)
ドーベルマン

 

古代の建造物…跡?  石神井川(北区滝野川3丁目付近)

桜の季節も終わった5月のある日、石神井川の遊歩道を歩いていた。

ふと川面に目をやると、河床の岩に妙な穴が並んでいる。 真四角の穴が規則正しく並んでいるのだ。

むむっ! これは何かの柱の跡か?

ひょっとして、古代の建造物の跡ではないか。 だとすれば…吉野ヶ里遺跡以来の大発見となる!
河床の穴

規則的な穴

護岸工事の跡

鋼矢板
これは大変だ! さっそく北区の教育委員会に報告せねば…と自宅に急いだ。 しかし途中で、またもや妙なものを見つけた。

河床に何か規則的に並んでいる。 よくよく見ると、鋼矢板ではないか。 鋼矢板は、土木工事現場で土が崩れるのを防ぐために打ち込まれる。

ということは、さっきの穴は…鋼矢板の跡?

つまり、石神井川の護岸工事の跡と言うことか? どうやら、古代の建造物の跡ではないようだ…ガッカリ。

(2002/05/03)

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