城北シーン(8)

東京の城北地区(板橋・北・豊島ほか)の風景をご紹介します。

 

植村冒険館  板橋区蓮根2-21-5

植村直己は1941年2月12日に兵庫県城崎郡国府村(現日高町)上郷に生まれ、1984年2月12日に世界初のマッキンリー冬季単独登頂に成功したが、翌日に消息を絶った。
植村冒険館 国民栄誉賞 彼が成し遂げた数々の冒険に対して、1984年4月には国民栄誉賞が贈られた。

南米から帰国した1969年から板橋区仲宿に住むようになった。 この縁から、板橋に「植村冒険館」が建てられた。 生まれ故郷の兵庫県日高町には「植村直己冒険館」が建てられている。
パネル 彼はマッキンリーに単独で登頂(1970)、五大陸最高峰(*)の全てに登頂、北極圏を単独犬ゾリで走破(1974-76)、北極点に単独犬ゾリで到達(1978)、グリーンランドを単独犬ゾリで縦断(1978)などの世界初の快挙を成し遂げた。


入り口には、松浦輝夫と共にエベレストの頂上に立つ姿が写真パネルで再現されている。
カメラなど

ここには、彼の冒険の様子を伝える写真パネルと共に、彼が冒険に使った品々が飾られている。
アマゾン

アマゾン川をイカダで下った時に使った大型ナイフとパスポート。
テント 彼が考案したテントは、一人でも簡単に組み立てられ、断熱性に優れている。
ブーツ :北極圏で着用したブーツとビーコン用のアンテナ。


:位置を測定するために使った六分儀・分度器と計算に使ったノート。
六分儀
ダウンジャケット ダウンジャケットのボタンにはフィルムケースの蓋が使われ、厚い手袋を着けたままでもボタンがかけられる。 鞭

北極圏の犬ゾリで使った鞭はアザラシの革で作られている。
ニコン 酷寒の地でも使えるように改造された特製カメラ。(左側は市販のカメラ)

犬ゾリ(1)

犬ゾリ(2)

犬ゾリの荷物の上に座り、前方スクリーンに映し出される北極のビデオを見る。
無線機 無線機(右)と電池ケース(左)。 電池ケースは寒さに耐えるような工夫がなされている。
資料コーナ ビデオコーナ グッズ販売

植村直己関連の書籍や各種グッズも販売している。
資料コーナーには山岳・登山・冒険関連の書籍が多く集められており、貸し出しも行っている。  関連のビデオはその場で鑑賞することできる。

(*)五大陸最高峰
欧州モンブラン(4807m)1966
アフリカキリマンジャロ(5895m)1966
南米アコンカグア(6960m)1968/80(冬季)
アジアエベレスト(8848m)1970
北米マッキンリー(6194m)1970/84(冬季)

案内図 入場無料

開館時間 10:00〜18:00
休館日 月曜・年末年始

都営三田線「蓮根」より徒歩3分

バス(成増駅北口−赤羽駅西口)
  「志村保健所入口」下車徒歩5分

問い合わせ先: (財)植村記念財団
          電話 03-3969-7421
          Fax 03-5994-4916

植村直己のホームページ


(98/11/21)


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