98年4月前半の日記


 4月14日
 「福祉と心理学」

 友人と話をすることがあった。

 「福祉の特にソーシャルワーカーのケースワークには、まだ最初に自己覚知…私にとっては自己認識…が大切である」

 こんな事はよく言われていることだ。

 「…そうなの?教科書には書いていないよ?」

 そうです。書いてないです。私とその友人と一緒に言っているだけです(笑)。だから基本的には個人的に言っていることであって、一般的ではないんですよね。(笑)。一般的には書いていないんですけど、きっと直接福祉の仕事に接している人にとって切実なことではないかと思うんですけどね。あぁ、切実とか言っても、自分の良心に対して、出来るだけ正面から接している人達のことですけどね。(笑)

 ばかばかしいことですけど、大切なことだと思うんですけどね。

 私たちは毎日のように他人という人達に接しています。不思議ですが、他人に接しないで生きるという事はなかなか難しいことです。ということで、基本的には他人に接することによって私たちは生きています。そして、その他人とコミュニケーションをとって生きています。その中でちゃんとコミュニケーションがとれないと駄目なんですねぇ。生活できないんですよ。出来ないことはないんですけど、なかなかちゃんと生活しているという事はいえないでしょうね。

 例えば、英語が話せないのに、英語の国に行って生活できないという事はないんでしょうけど、出来ていると言うにはちょっとね。何も困らずにまるで英語をちゃんと話して生活しているという事は言えないんでしょうね。

 日本語圏で私たちが生活していても、気がつけば、本当に日本語を話しているのかと思うようなことには、よく出会うんですけどね。出会う…そうそう、不当なことをされた時には強く感じますよね。そういう事はないですか?私はそうなんですけど。

 例えば、政治のことなんかをテレビで見ていると、あぁ、汚職だとか、不当に税金を使っているとか。ねぇ、そういう事が多いですよね。政治なんかいいんだけど。友達と話していても、自分が思ったとおりに、その内容を理解しもらえなかったり、自分でそれが普通だと思っても、実は相手にとっては違っていたり。何か話しているんだけど分かってもらえないなぁとか(笑)。福祉の仕事なんかだと、それやっちゃかわいそうでしょと思うようなことを平気でする人もいるんですけどね。

 同じ日本語を話していてもちゃんと話せないという事は普通なんですよね。価値観とかの違いとか。違うと言うだけならいいんだけど。でも、そういう違いがあるという事は、自分がいったいどういう価値観を持っているのかという事をちゃんと知っておかないといけないですよね。ケースワークなんかの面接の場なんかだと、特に自分をちゃんと知らないと駄目なんですよね。自分は一体どういう人で、どういう価値観を持っていて、どういう性格をもっているのか。そして、そういう事を分かっていないと、今接している相手との距離感というもの、比較することによって相手を理解することすら出来ないんですよね。ケースワークのもっとも大切な決め手というのは、どれだけ理解できるのかという事なんですよね。それには自分をどれだけ知っているのかという事なんですよ。それが出来ないと、全く何もできないという事になるんですよね。要は自己覚知が出来ていない人は、他者の理解もできない。特に、どういう人が来談者として現れるのかという事が分からないケースワーカーとしては、自分の理解を深めておかないと、自分には手に負えない相手もいるからね。(笑)。

 心理学の、カウンセリングの分野では、自己覚知から始まるからね。同じような状態のはずなのに、それを拒む福祉の世界って…自分を駄目にしようとしているだけのように感じるんですけど。どうですか?
 4月9日
「引っ越し」

 この4月に友人が引っ越した。東京へと引っ越していった。それはそれで、学生という感じの引っ越して、私がワンボックスの軽トラを運転して運んだ。なかなか大変なことだったけど、私にとってはいい経験だった。別に大変だったことに関してはどうということはない。

 片道2時間程度の行程。2時間と聞けば楽かと思うかもしれない。しかし、軽トラのワンボックスに荷物を積んで常磐高速と外環自動車道をぶっ飛ばして、時には横風におびえながらの、そして、東京都内は環8を渋滞の中、運転だ。普通は、部屋からトラック、トラックから部屋という時間がつい多くかかってしまいがちだが、そういう事は全くないのだ。そんな事をしている時間なんてないんだから。ということで、まぁ、そんな事はいいとして…。

 でも、こうして自分が引っ越しを手伝うという事が現実に起こるという事はちょっと信じられないと言う感じだった。自分としては、友人が自分の前から去っていくというのを自ら手伝うことになるとは思ってもいなかったからだ。まぁ、現実的には、そういう事が起こったわけで…ねぇ。自分としては、自分を悲しくさせるために努力しているという感じなんですよね。不思議なんだけど(笑)。

 自分は基本的にはずっとこのままつくばとか土浦で生活していこうと思っているから、特別にどうということは考えていない。特別にどこかに引っ越そうなんて思っていないし。だから、自分が引っ越すという事もなかなか考えられないことだっりもするんですけどね。今の環境ってなかなかいいもんだったりしますから。

 引っ越しを手伝っていて、荷物が多いという事は大変なのだなぁと感じてしまった。最近自分も機材が多くなって、大変だなぁと思っていたのだが、引っ越しという事が今後起こらないわけではないので、そういう事を考えていると…荷物は少なくと考えてしまった。

 今私の部屋を占領しているものをいろいろと見渡していると、自然とゴミが多いことに気がつく。捨てなくちゃ(笑)。そして、ふとでかいなぁと感じているのがデスクトップのパソコン。でかいですね。必要がないくらいに(笑)。それに比べてノートパソコンの小さいこと。いいねぇ。すごく小さくて精神的にはいいですね。引っ越しでも簡単そうだ。自分にとって、そういう小ささというのは大切なことだと思ったりしている。

 友人の引っ越しを手伝いつつ、そんな事を感じなから、あぁ、何か心に空虚な感じが…。
 4月7日
 ということで、気がつけば…ね。4月ですね。ねぇ。

 4月になって変わったという事も当然あるとは思いますけど、私は、特別にはないですね。毎日のよう別に変わりがない生活が起こっています。すでに4月からすごく生活が変わった人達もいて、そういう人達にとっては、大変でしょうけど、がんばって下さいね。

 私には別に特別なことはないんですけど…。でも、ちょっと考えていることは…、今曲を作ったりしているので、それをどこかに出してみようかと思っています。まぁ、結局どこにも採用されなくても、自分が作っているものがプロという人達に聞かれればいいなぁと思ったりして…。後は、自分が思ったものが作れればいいなぁと思ったんですけどね。バンドって、そういうのを作るためのものだったりしてね。

 で、そういう事はいいとして、そそ、これを読んでいる人達へ。何か私に書いて欲しいような内容はないですか?お題というか。ということなんですけど(笑)。
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