98年11月後半の日記


11月29日
 「観念しつつあがいている…」

 こういう話題がずっと得意な私ですが、とうとう半分くらい…正確はもっと割合的には少ないと思うんですけど、観念することにしました。一応音楽は前から持っていたコルグのM3Rで作ることにしました。いやいや、長かったね。ずっと持っていて、で、電源を入れた事なんてほとんどないよ(笑)。でも、音源としてはいいものだし、気に入っているしね。という事で、PCM音源の極みって言うの自分でやってみようと思っています。まぁ、別にたいしたことではないと思っていたりして。初心が始まったばかりなり…という感じですかね。

 一応セットとしては、EZビジョンという初心者向けの音楽制作ソフトとそのM3Rという音源で作ると言うことになって、マシンはパワーブックの165。あぁ、なんという旧世代的なセッティング。ということで、MIDIインターフェイスはオプコードのスタジオ4という事になりそうです。でも、簡易MIDIインターフェイスかもね。分かんないです。本当はマシンも68040なパワーブック550Cというのが欲しかったんですが、まぁ、パワーPCなパワーブックが欲しいというのはずっとあるんですけど、まぁ、お金がないので気にしないことにします。

 そんな感じで、お金がないことをもっと強調して、そして、個性で勝負という感じでいこうと思ったのでした。観念しただけです(笑)。という事で、基本に返って仕事だ。

 でも、割り切るという事はなかなか出来ないことですよね。私はまだ出来ていないんですけど。もっと欲しいマシンとか、楽器とかあります。まぁ、手に入れるにはお金がかかるので、今のセットアップで音楽を作って、で、それがお金を稼ぐのだ。

 で、割り切るというか、最低限を作りでして、がんと仕事をするというのはストイックというか、いい事だなぁと思っています。今使っているマシンも、もっともっと使っていく予定になってしまったので、使い倒しですね。最低限の環境ですごく作ると言うことを強いられるというのもいいね。シンプルで。でも、シンプルでパワフルな環境に行きたいものですよ。わがまま三昧だ。

 シンプルであるという事は、でもすごく大切なことなんだなぁと感じています。というのも、比較的等身大になれるという事ですからね。自分の範囲に何かが来てくれるから。インターフェイスが簡単とか、シンプルな機材って、自分が創造的になれる余地がいっぱいあるって事ですからね。そういう環境って大切だなぁと思ったりしています。気がつけば、自分がやっているデータベースの仕事なんかも、シンプルなことの繰り返しだしね。考え次第では、合理的ではなかったりするんだろうけど。でも、いいや。無理に合理的である必要はないし。

 自分がやりたいことを上手に見いだせるまでは、シンプルな方がいいんだろうなぁと思っています。そうすると、今持っていたものをどれだけ捨てるのかという事が大切になっている。でも、捨てたって自分自身が残っていれば平気だしね。まぁ、自分が残っている…と言うことはいいとして、しかし、物に対して結構思い入れが大きいタイプの私としては面倒ですね。捨てるなんてなかなか出来ないことです。まぁ、いらないマシンいうのは現存しているというのも事実ですが…。楽器に関しては、いらないのはきっとないですね。もっというとパソコンもきっとないです、そういうのは。雑誌のないなぁ。捨てられないんだね、きっと(笑)。自分の精神的な支えだから、常にヘビィローテーションなんだねぇ。

 そういう事はいいとして、精神的な部分での発達というのが自分でもきっと遅れているんだなぁと思ったりしています。そういう意味でも捨ているという事が出来ると言うことはきっと大切なことだし、また、増やさないいう事も大切なことだと自分でも思ったりしています。

 さて、本当にまともな音楽が作られるのでしょうか。でも、某DJクラッシュの音楽をして、いいとは思うけど、買ってまで聞こうとは思わないと…いわれたりしましたから、何が音楽かなんて分からないものですよね。
copyright:MASAAKI FUKUSHIMA
To top Page