Windows2000誕生の日(2000.02.18 2000.02.19加筆)

 いやはや、2/18、とりあえずWindows2000が正式に全世界一斉にリリースされました。
今回は、前回の続き(ネット社会の憂鬱〜その弐)を書くつもりだったんすけど、Windows2000の発売の事、すっかり忘れてました(^^)。
筆者にとっては、もうWindowsOSは仕事で付き合わなきゃならない事はならないんですけど、正直そんなに気になる存在でも無かった事もあるのですけど.....
そんな、Windows2000誕生の日、Windows2000は皆にどのように迎えられたのか??そんなお話を今回書いていこませう。
では(^^)/。


 日本でも、2/18午前0時、例によって秋葉原や大阪日本橋等の電気街で販売が開始された訳ですけど、まあ事前の予想どうり、差程の混乱も無かったようです。
まあ、一応ビジネスユースをターゲットとしているんですから、コンシューマが大騒ぎする事も無いのですけど。
ご存じのとおり、当初ビジネスユースのWinNT4.0とコンシューマ向けWin95/98WinNT5.0として統合する腹づもりが、こいつあー無理だと、方向転換というか従来どうりの二方面作戦、WinNT5.0Windows2000としてビジネスユースに、Win98の後継をWindows Millemium(Windows Meだっけか??)としたわけで、米国や欧州は完全にこの路線としてマーケティング、パブリッシングを続けていました。
でも、日本は少し事情が違ったみたいですね??
多分、事前のマーケティングでWindows2000の導入を見合わせる企業ユーザが多い事が判ったのでしょう。
(実際には、米国当たりの調査会社でもWindows2000の本格的な導入は発売後一年から二年後との報告が多いですね。一部では三年後って報告もあるようです)
まあ、色んな雑誌を煽って、Windows2000をとにかく持ち上げる記事を書かせまくった訳ですけど、ビジネスユーザの反応は、かなり冷静だったんですね。
そんなこともあってだという推測は、そんなに間違って無いでしょう。
MS-Jさん、急遽コンシューマに向けてもWindows2000のプロモーションを始めたんすから。


 まったく、ここ数日のTVではWindows2000話が随分登場しましたけど、MS-Jの言いぐさでは'WinNTWin95/98の統合化の第一弾がWindows2000だ'などと言い出すは(おーい、じゃWindows Millemiumは何なんだ???)、もっと笑ったのがWindows2000の売り物が3Dなんかのマルチメディア系の再生能力の向上なんて言い出すしねー。
特に、某TV局の女子アナが3Dグラフィックを見せられて、'でもあたし、メールかインターネットで....'と言うとMS-Jの人間が、'いやゲームでは3Dが....'なんて言ったのは大笑い。
あんた、仕事中に3Dゲームでなんざ遊んでたら、このご時世、即、首が飛ぶよ???(うーん、MS-Jは大丈夫なんだろーな、きっと....)
それに加えて最後の一言がふるってました、'コンピュータに詳しく無い方は、Windows2000の情報が整ってから購入して頂いたほうが....'だと。
はは、サービスパック出るまで、待てって事ね(爆笑)。
何せ、出荷直後に日本語版のみのバグは出すは、実はまだ六万件を優に越えるバグがつぶれてない事を示す内部資料が出回るは、既に最初のサービスパックの準備は出来てるはの状態ですからねー。
(以下、2000.02.19加筆)
そう言えば、NovellさんのActive Directoryの不具合の指摘に、MSの答えが振るってましたねー。
何と'出荷準備に追われて、対応出来なかった'って言うんだから。
ほんと、発売日を守るってだけの面子だけで、六万以上のバグ、ほっとくなんて。
そりゃ、WinNT5.0の頃から出荷は遅れに遅れ、しかも名前に'Windows 2000'なんて付けたから出さざる負えないってのが、リリース担当者、マーケティング、そんでもって経営陣のご意見でしょうけど、せめて夏くらいまで延期したほうが良かったんじゃーないの??
(以上、2000.02.19加筆)
やっぱ、MSOSWin3.1JWinNT3.51、そしてWinNT4.0+SP3の伝統的な'Windows三代目の法則(3の付く代がリリースされるとやっとまともになる、もしくはリビジョンが三世代目にならないと安定しない)は今回も変わりそうにないですな。


 あ、話を戻すととにかくMS-Jとしてはビジネスユースが思ったより振るわないであろう予測の元、コンシューマにもブランドネームバリューを利してばらまかざる負えないと判断したんでしょーね??
でも、ちょっと笑ったのが、そりゃ本家米国のMS本社が決めたとはいえ、2/18は日本ではまずかったねー。
なんてったって、2/18って言ったら、あのSONYプレイステーションUのインターネットでの予約開始日にぶつかっちゃったんだから(^^)。
報道にもあるよーに、あのサイトのアクセス数は凄まじい状態(未だに収まっていないとか....)だそうです。
そりゃ、Windows2000プレステUのどちらを取る???って言われたら、多分八割のコンシューマはプレステUを取るでしょう。
(筆者もそうするでしょう。ちなみに周りの人に聞いても、十中八九はプレステUと答えていました(^^)。
ちょっと話はズレますが、これから俗に言うパソコンがコンシューマユースで苦境に立つ可能性が高いのは、色んなところで指摘されています。
特に、デジタル家電と移動体通信を利用してより生活に密着したネットワークコンテンツの提供/利用という事を考えると、PCは昔の大艦巨砲主義の戦艦みたいなもので、デジタル家電や移動体通信、それを利用したネットワークの利用という航空機や潜水艦に駆逐される運命にあると見ても良いでしょう。
特に、日本のような移動体通信が異常に発達した環境では米国のような形のネットの利用とはまったく違った世界が出来上がる可能性が高いでしょう。
そんな中、ゲームマシンでありながら、デジタル家電の中枢の第一歩となりうるプレステUの、いわば出産予定日発表は、Windows2000の誕生日なんかすっ飛んでも、そりゃしょうがないと言うものでしょう。


 MS-Jも発売直後のプロモーションを懸命に展開しています。
一応、ビジネスユースでもどこそこが何万セット導入を決めたとか発表していますけど、これも購入はしたけど全社導入は後日ってパターンが多そう。
ちなみに、MS-Jの某社長、ラオックスでの製品発売イベント終了後、記者連中から'社長、社長'とコメントを求められている時に、ある記者に'ラオックスの社長さんですか??'と言われてご立腹だったとか。
(以下、2000.02.19加筆)
ちなみに、某社長、コンシューマを煽ったの失敗と思ったんでしょーね。
何と、記者会見ではっきりと'Windows2000はビジネスユース、素人は手を出すな(まあ、言葉は違いますが、本心はこんなところでしょう^^)'なんて言い出しました。
多分、MS-Jのマーケティングの失敗をほっかむりするつもりなんでしょうけど。
きっと、コンシューマからのサポートセンターへの問い合わせが無茶苦茶増えて、目の敵にされるのを避けるおつもりなんでしょう(逃げ足だけは早いからなー、某社長^^)。
(以上、2000.02.19加筆)
まあ、冷静に見ても、そんな新しいOSを一気に全社導入する企業なんか、多分少数でしょうね??
特に、未だBackOffice関連のプロダクトも出ていないし、アプリケーションもWinNT4.0時代のものが動く保証も無いですし。
(と言いながらUNIXアプリをWindows2000に移行する為のツールなんかMSが出してますけど....そんなことするんだったら、WinNTWin95/98のアプリの移行/動作検証のツールを出すほうが先なんでないかい???)
そう言えば、メモリーが増える程遅くなるって話、どうなったのかな??
ちなみに、MSが'Pentium133MHzでも動く'って言ったら、Intelが'Windows2000にはより高速なCPUでないと'って話も笑えます。
Intelは、だから'Windows2000PentiumVや新Celeronで支援する'なんてコメントを出してますが。
某生保が六万台のWindows2000マシンを導入したって話がありましたけど、何のことは無い、結局これ渉外用のノートPC
はっきり言えば、OSは他のWindows系でも良かったんじゃーない??
(まあ、系列財閥系のメーカの売り上げを救ったって事でしょーか??)
さすがに基幹系のOSには未だ無理がある事を逆に証明したようなお話。
あ、そう言えば天下のDELLさんがMSに忠義を示して自社のWEB環境をWin2000環境に移行したと発表してたけど、これも、データベースなんかの事考えると多分その辺はWin2000使ってないのでしょう。
何せ、BackOffice関連のプロダクトが出てくるのが今年の中盤以降なんですから、皆さん、慌てないほうが良いですよ。
まあ、年内にサービスパック関連も二回以上は出そうですし。
何せ六万件以上のバグの中には致命的なバグが幾つもあるそうだからね???

PS:

2000.02.19に加筆したのは、バグのせいではございません(^^)。
ネタが日々増えちゃっただけなんですよ。
あ、日々修正でバグが増える、某OSと同じか、これじゃ。
反省、反省(^^)

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