業界よもやま話(2000.11.12)

 ども、しばらく更新がストップしておりました、'The Age Of Digital'でございます。
実は、ネタはいくらでもあったんですけど、ここんとこCrimson話にハマっていた事とちとここんとこ仕事が忙しくて、さぼっちゃってました(^^)。
で、今回は特定のテーマは無しということで、業界よもやま話をお送りしませう。
では。


誰がだました?だまされた??

 ちと古い話になりますが、あのクレイフィッシュが米国投資家から訴えられそうになりました。
提携していた光通信の事が上場時の目論見書に書かれていなかったのがきっかけです。
まあ、ここのところの光通信と言えば、もう株価なんかあってないようなもの、株式の時価総額による経営なんて、もうとても言っていられない状況でした。
そんな事が、提携元というか営業活動をまかせていたクレイフィッシュには命取り、そんな危ない会社と提携してたなんざー知らんぞー!!!!と米国の投資家が怒っちゃった訳です。
そうなると、損害賠償に発展すればこれは大変、一大事となっちゃった訳です。
結局、クレイさん、光通信との提携を取り消して、営業活動も自分達でやる事になっちゃったそうです。
まあ、それはそれで良かったのかもしれませんが、これでちゃんと光通信と手が切れたかどうかは判りませんわな。
そんな小手先の手段で米国投資家が収まれば良いのですけどね。
そう言えば、クレイさん、ホスティングサービスに何とMSExchangeなんか使っているそーな。
うーん、なんか危うい橋を渡りすぎてるよーな.....
(とりあえず、そんなビックユーザがいないから、何とか持ちこたえているのかな???Exchangeさん....)
コストの事を考えれば、逆にLinux使ったほうが良いんじゃーねいですかね、これ???
まあ、これからは茨の道を歩まざる負えないでしょーね???
ここんとこ、マザーズはぐちゃぐちゃ、日本のナスダックも今一つと、いわゆるベンチャー成金企業を取り巻く状況はどんどん悪くなっています。
米国でも、ネットバブルはものの見事にはじけちゃいました。
そんななか米国の'ドットコム'企業連中はどんどんギブアップしています。
元々、収益性を無視したビジネス、結局'儲からない企業=投資に値しない企業'というのにみんなようやく気が付いた訳ですな。
今後も、この流れは続くでしょう。
まあ、所謂ネットバブルは、一部の億万長者と多くの損した人、数年しかもたなかった企業とそれを煽った証券会社という、両極端な結果を置いて去っていきそうです。
そう言えば、日本でもベンチャーの上場ブームで一番儲かったのは、上場をあおりにあおった証券会社でしょうな。
でも、ここんとこの逆風で上場しても売却予定価格をどーんと下回る会社ばかりになっちゃいましたから、少しは証券会社も懲りたかな.....
(この間のスカパーはひどかったもんな.....)


Born To Run?????

 先日、あのAmazonが、日本でもサイトを開設しました。
Amazonさん、これまでにも米国以外に欧州でもサイトを開いて、それなりの評判を取っているようです。
今回の日本でのサイトの開設も、これまで米国サイトを利用していた日本人がかなりいたことや、所謂ネット本屋が日本でも当たって来ているのを見て、'本家はうちや!!!!'とばかりに乗り込んできたのでしょう。
ただ、米国と違って日本では再販関連の問題で新刊本の値引き販売は認められていませんから、その辺で苦労しそうですね。
一応、米国同様に大きな物流基地も日本に置くそうですけど....
でも、Amazonさんも実はずーと赤字が続いているんですよね???
元々、ネットを利用した本の販売を思いついたのは良かったのだけど、物流の事を最初すんごく甘く見てたもんだから、自前で物流をやらざる負えなくなり、それがかなり赤字の原因を作っているみたいっすね???
なーんで、米国の企業の癖にそんな事、自分でやろうとしたんでしょ???
普通だったら、こうゆう部分こそ所謂アウトソーシングに委ねるべき部分だと思うんですけどね???
ちなみに日本のネット通販ですけど、大手の場合は意外とそうゆう物流部分を重視しているようですね???
JRや私鉄なんかの鉄道系が商品の引き渡しに駅の売店を使用するとか、コンビニ系は当然自前の店舗を利用するとか....
まあ国土の広さの違いはありますが、その辺は先をゆく米国のネット系企業の弱点を二番手の日本が改善するという昔ながらの日本お得意の二番手作戦が未だ有効だという事を示したとも言えなくもありません。
さて、Amazonさんの話に戻すと、この会社、とにかくいつになれば黒字になるか、実は良く解らないというのがホントのところのようです。
でも、とにかくAmazonさん走る、走る(^^)。
米国では本どころか殆どネット雑貨屋状態になってますもんね。
この拡大路線はいつまで続くんでしょうか???
とりあえず投資家の方々を安心させるには、今は拡大路線しか無いんでしょーね???


嘘か誠か????

 先日、MSさん、ハッカーに自社ネットへ進入されてた事実を認めました。
社長さん、すかさず重要な情報、つまりWindowsのソースコードは無事だったと発表しています。
でも、それってホントなんでしょうか???
実はしっかりとソースコードをまるまるコピーされてても不思議は無いぐらいの期間、ハッカーの活動を許していたみたいですもんね???
MSさんの発表ではハッカーの行動はちゃんとモニタリングしてたなんて言ってますけど、何で早々とご退場願うような処置をしなかったんでしょ???
まあ、モニタリングしてたって話は、後からログを調査しただけのような気もするんですけどねー???
でも、これでハッカーがもしWindowsのソースコードをパクッていたら、是非ネットで公開して欲しいと思いません???
何せ、MSさんはソースコードは盗まれて無いって言っているんすから。
とりあえず、名前をWindowsじゃ無くて違う名前に変えてね???
そんでもってネット上でWindowsのバグを皆でよってたかって治して、ついでにパフォーマンスも良くしてフリーソフトでばらまくなんてどーかな???
WindowsそっくりにOSで、しかももっと質の良いものがフリーで配布されるなんて、おもしろい事になると思いません???
Linuxと喧嘩の出来るフリーのOSが出来るかも知れませんよ????
(でも、あの大艦巨砲主義OSWindowsLinuxみたいに小回りの利くOSにするのは多分無理だろーな????)
あ、でも、みんなソース見た瞬間に、これはとてもまともなもんにならん!!!なんてあっさり手を引く人が続出するなんてのとか、誰にも相手にされない可能性もあったりして(^^)。
で、ちなみにこの事件、後日もう一つMSにミソ付けちゃいましたね???
何とMSさん自分たちで公表していたセキュリティーの穴、ふさぐの忘れて別のハッカー(なんでしょうか???)に、また進入されたなんてね(^^)。
笑い話にもならんよなー、こんなんじゃ、MSさん(^^→と言って笑っちゃったりなんかして)。
しかも、MSさん自身が自分たちのパッチを自分たちで当てるの忘れてたなんてね.....
やはり、自分の足下をしっかり見据えて歩かないと行けないって事かな、これは....


 さて、今回はちょっと軽めにしときます。
まだまだ、しばらく書いてなかったから、面白そうなネタはいくらでもあるんですけど、それはまた後日と言うことにしましょう。
では、また(^^)/。

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