Pastis Club Bar Crusing in Yokohama(98.05.02)

 pastis club ticket

 今回はし好を変えて、先日4/26に'The Hotel Yokohama'で行われた'Pastis Club'主催のパーティ'Bar Crusing in Yokohama'を紹介しよう。
このパーティは、横浜及びその周辺のバーが一同に会し、ホテルのバンケットルームにバーの屋台村(Pastis Club/白井氏談)を作って、皆にバーの紹介をしようと言うもの。
参加したバーは、
別表のとうり。
いずれの店も、狭いながらも工夫を凝らして、お客を楽しませておりました。
(何か、大学の学園祭を思い出すよな....)
ちなみに、'パスティス・オールスター'は'Pastis Club'代表の宮内さん、白井さん、そして特別ゲストの帝国ホテル'OLD IMPERIAL BAR'の草間さんが腕をふるっていたのでした。
(と言いながら殆ど、草間さんともう一人が仕切っていましたが)
では、映像を交えながら....

大勢の参加者当日驚いたのが、この参加者の数。
各バーで、かなりの数のチケットをさばいたのだろうけど、正直これだけ入るとは思わなかった。
おかげで、用意された酒のグラスを置く場所にも困る始末。
でも、皆良く飲んでたね。
え、私も呑みましたよー。
ただ、このパーティ午後3時から6時までだったんだけど、何故か家についたのは9時過ぎてたんだよな。
さすがに15杯も飲むと、危ないってことか...
(でも、当日はスタンプラリーまでやってて20件全てでオーダすると賞品が出たそーな)


宮内氏、女性と歓談一応、この'Pastis Club'の代表者を紹介しましょう。
この右側の人が知る人ぞ知る宮内さんであります。
(本当にこの人の名前を聞くと姿勢を改めるバーマンは多い)
氏は、新横浜の'ラメール'及び桜木町'グローリィ'のマネージャであり、横浜バーテンダー協会の重鎮でも在られる。
ただ、女性がそばにいると、こういう顔になる。
それと奥さんがそばにいると、また違う顔になる。
一部では'宮パパ'とも呼ばれているのである。
ただ、この人の仕事は、やっぱり重鎮なのである。


葉山(??)のバーマンこの方は、申し訳ないけど名前を失念してしまったのだけど、葉山のほうで仕事をなさっている方で、'パスティス・オールスター'のブースで、草間さんといっしょにシェーカを振っておられた方です。
多分、ホテルバーで修行された方だと思うのだけど、非常に美しいシェーカを振られておりました。
正直、今回集まったバーには、もう少し勉強したほうが良いのじゃないと素人心にも思ってしまうバーマンもいたのも事実だと思うのだけど、こうゆうバーマンを見るとすごく安心してしまうのは、私も歳を取ったつーことなんだろーか???


試飲会??こちらは、ありゃありゃ内輪で試飲会始めちゃった。
'グレートウォール'と'ジョークール'さんです。
実は、この2店のお酒は飲めませんでした。
いや、混んでたわけじゃなくて、単に呑みすぎてたどり着けなかっただけです。
許して下さいm(_ _)m。
でも、さすがに20件を一杯ずつでも20杯だから、正直言えば回るほうはしんどいですよ。
しかも、殆どのバーは軽いもんなんざ飲ませないぜい??って感じもしたし。
で、20件全て回った客はいたのだろーか??
(きっと何人かはいるんだろーな...)


モルト色々実は、筆者は稀代のモルト好きなのですが、さすがに今回のパーティではモルトを出すバーは少なかったのですが、'ザ・ダフタウン'さんは、左のように何本かモルトを持ち込んでおりました。
加えて、店が用意したテイスティンググラスもしくはストレートグラスで飲む場合には、500円預かりとなるのです。(呑みおわってグラスを返しに行くと500円は帰ってくる)
3〜4本、興味深いボトルもありましたが....
でも、グラス帰ってこない場合、500円でまかなえるのかな、あのグラス達....


草間さん仕事中この方が、'OLD IMPERIAL BAR'の草間さんである。
もう、一つ一つの動作が流れるように美しい。
本当に安心して見ていられる仕事です。
思わず筆者は、カクテルチケットを50%増しで払ってしまいました。
当然、ホテルバーでお仕事をしている方なので、非常にオーソドックスなスタイルなのだけど、やはりこれが出来て初めて色々なスタイルで仕事が出来るのだなと、筆者は関心することしきりなのでありました。
若いバーマンには、ほんと良いお手本です。


草間さん、若手に挨拶されるちなみにこちらは、草間さんに思わず挨拶をする若いバーマン(ジィールバーのバーマン)でした。
こういう光景はいたるところで見られました。
個人的には、'バー グレート ハリー'の陳さんにご挨拶できたのが、非常に新鮮でした。
(いや、筆者はバーマンではありません。ただのミーハな酒飲みです)
'Peer Club'の井上さんも同意見でした。
飲食業ってのは、数少ない師弟関係が生きている素敵な職場なんですよ。


寅さん、シェーカを振るこちらは、何故かフーテンの寅さんスタイル(すみません、酔ってて、画像がぶれてます)のバーマンがシェーカを振っていた、'アクターズ&アクトレス'。
そういう意味じゃ、店の名前のまんま??
で、出してるカクテルは'ハイビスカスの花'ときた。
これ、ベースに日本酒を使ったもので、知り合いの元銀座'Peer Club'の井上さんに少し貰って飲んでみると、意外にいけた。
でも、日本酒の香りはちと薄いかな??
これ以上入れても少なくてもいけないのだろーな。
一応、バランスが整っていて、これは意外に良!!。
でも、こんなキャラクター系のバーマンも、基本はきっちりしてないと、評価されないんだなー??と思ってしまった。
で、彼はと言うと、先の'ハイビスカスの花'が物語っています。
きちんとしたバーマンなのでしょう。


4147のお二人何故か女性にピントがあっていますが(文句ある??)、オーナは右の男性の石川さんが務めるバーは、'4147'。
このバー、桜木町にあるのだが、昼はランチタイムをやっていて、おいしいオムライスを食べさせてくれます。
ここのオムライス、実は私ファンです。
(ちなみに石川さん、'寝癖直す暇ないんですよー、ランチタイム'とおっしゃっておりました)
でも、お酒のほうも充実していて、いつもオムライス食いながら、'の、呑みたい....'と心でつぶやいていたのでした。
今回は、おいしいミントジュレップをまず飲ましていただき、その後、下にあるように古いラベルと新しいラベルのブレンデッドスコッチの飲み比べの企画もやっていて、私も'Dewars'の古いホワイトラベルをいただきました。

Dewersホワイトラベル!!このホワイトラベルは、素晴らしいバランスのお酒で、今の'Dewars'からは考えられないものなのである。
他にもカティーやシーグラムもあったのだけど、今では同じものは作れないでしょう。
それは何故かと言えば、蒸留所がどんどん閉まる昨今、昔のベストなブレンドを行うのは、非常に難しいのだから当然と言えば当然なのだけど....(当然、ブレンダーは昔のブレンドと同じものを作る懸命な努力をしているのも事実なのだけど)
いや、でもやっぱきちんと作られ、ちゃんと保存されていたスコッチは、モルトでもブレンデッドでもファッティングでも良いものは良いのですよ。
今度は、是非夜伺おうと決意させてくれた'4147'(これは、店の電話番号なのです)さんでした。

とにかく、20件全部回る事は出来なかったし、この日の参加者投票によるベストバーの表彰を見ることなく撃沈してしまったのだけど、終わって見れば幸せば一日がすごせたと感じている今日この頃なのです。

To Eau de Vie