鼓絆 2007-05-10 at STB139(2007.06.10)

  季節はまもなく、梅雨....ここんとこ、本家の更新が滞っておりました。。
さて、今回は、今年一月は、ちょいと舞浜の方に浮気をした、鼓絆が、ホームグラウンドであります六本木STB139に戻ってきた、五月のライブの模様でもレポりましょうかと....
正直、ド平日のスタンダードなスタートのSTB139、時間的に苦しいとこもありまして、残念ながら、今回も楽屋訪問は出来ないなって事で、マネージャのjohnnyさんに、その旨を伝え、そんで恒田さん達にも開演前にメールで詫びを入れなきゃなりませんです。
まあ、そんな事は置いておいて、当日はちょいと天候不順気味、とはいえ、STB139への移動中は雨に濡れずに助かりました。
とはいえ、演奏中はかなり降ったようですが...(さすが、和太鼓は雨乞いのために....)
そうそう、今回のライブから、あの高橋まこと氏が正式に鼓絆のメンバーになったのであります。
今回は、そのお披露目もかねてって事で。
んでわ、いってみませう(^^)/


フロント打楽器四人衆....

 会場に入り、例によってバーカウンターに陣取ります。
ベルギービールなぞ飲みながら、ステージをチェックしますと、なんとフロントは向かって左から大二さんのドラム、その隣がまことさんが叩くのでしょう、前打ちと締太鼓、当然ステージ中央に西野さんの前打ち/締太鼓/そんで小さいおけ胴、右手に恒田さんの鳴り物、そして二丁囃子と、打楽器四人衆がそろい踏みと来ました。
こりゃ、すんごいリズムの洪水が聴けそう.....
そうこうしていると、URC軍団や囃子ファン等々、知った顔が入場してきます。
さー、まもなく開演、酒はニッカの余市に切り替えて....


オープニングは冬原から....

 定刻、鼓絆のメンバーが揃って登場、んでオープニングはここのところの定番かと思いましたら、意表をついて'冬原の花'で来ました。
途中の和太鼓のアンサンブル、おー、まことさんもちゃーんと叩いております。
昨年の大江戸の時とは段違い。
西野さんにかなり鍛えられたんでしょうな??
そして、曲は再びボーカルナンバーで'生きてる'、途中のサンバ・ホイッスルは恒田さん、んで、最近のライブの定番になって来た'CONGO SQUARE'。
ヒロさんのベースソロ、坂下さんのオルガンソロに続く、フロント四人衆によるソロ回し、まことさんのテンパレスソロ、恒田さんの二丁囃子ソロ、西野さんの前打ちソロ、大二さんのドラムソロと繋がる様は、圧巻でありました。


久々の新曲....

 お次は、久々の新曲、諏訪の木遣りからモチーフを取ったという'Eraya'。
まずは、銅鑼の音色と、おけ胴が響き、そして恒田さんの木遣り(江戸の木遣りとは、ちょいと違いますな??)が会場に響き渡ります。
そしてメンバーが声を絡め、ヒロさんのチャイナゴング、鳴り物が響き、メンバー全員の'Eraya'の声が和太鼓を呼び、坂下さんのシンセが独国的なテーマを絡めて行きます。
中間では、篠笛が響き、不気味なドローンがバックに流れ、鳴り物が響く....
そして、再び木遣りの声が響き、シンセのテーマに戻り、鳴り物が響くなか、法螺貝、そして恒田さんと大二さんのおけ胴が鳴り響き、そこにシンセのメロディーがのっかります。
当日、会場では淡泊に聴こえましたけど、こうして整理していくと、非常に展開の早い、アイディアがかなり盛り込まれた曲だと言うことに気づかされました。
ラストは、和太鼓や鳴り物、シンセがリズムで絡み合う展開は、実はかなりドラマティックかつサイケ....
そして、シンセのメロディーとともに和太鼓が....


森の目覚め〜めでたき

 曲は、ドローンからおけ胴/二丁囃子が絡み合う'森の目覚め'。
銅鑼が鳴り響く中、大二さんのおけ胴、シンセサイザーによるテーマ、そして二丁囃子、前打ち、鳴り物が絡み合います。
大二さんのおけ胴がかっこよいっす。
ホント、ばちの流れもスムーズになって来ましたね??
軽快な二丁囃子のバックの不気味などローンとシンセのメロディー、それを支えるおけ胴/前打ち....
そして、一部ラストは、まことさんがドラムに座って、賑やかに'めでたき'で締め!!
まことさんのドラム、ピチっとビートを刻むスタイル、大二さんバージョンとは違って、'めでたき'がまた、違った魅力を出していたのでした....


休憩開け、そして貝の舟

 一部が終わり、いつものように休憩タイムでございます。
とりあえず、酒を注文して、ボーっとしながら煙草吸って、二部の開演を待ちます。
今回は、ここしばらくの定番セットでは無かったんで、さて、二部は何から来るんかいな??と思っておりましたら、客電が落ち、ドローンが流れてきます。
そう、ここのところオープニングの定番だった'貝の舟'が二部のオープニングとなったというわけです。
'ハーイーヤー'の声とともに、曲は太鼓の重たい音が....
ここでも新加入のまことさん、きちっとした演奏を聴かせてくれました。
大二さんのドラムから、打楽器そろい踏みのところは、やっぱ和太鼓三名体制は迫力、ありますな.....


ECHO Live Version

 恒田さんのMC、メンバー紹介、鼓絆名物'汗かぶり席'話等々...
二部のラストは、'ECHO'に古典、ソロを挟んだ、所謂'ECHO Suite'、今回頂いたセットリスト上は'ECHO Live Version'となっておりました。
例によって'ECHO'のドローンサウンドに、法螺貝が響き、篠笛が鳴る展開....今回は、法螺貝は西野さんとまことさんの二重奏!!
法螺貝って、なかなか音出すの難しいんすよ??
間を十分に取った西野さんのおけ胴が鳴り響き、その後を恒田さんの二丁囃子が篠笛をバックに受け継ぎます。
しかし、今回のライブ、ホント、バチ、沢山折れましたな??
この後は、古典のメドレーを繋いで、例によって西野さんの口上がSTB139に響き渡る'斎雷神'!!と続いて、西野さんの度迫力前打ちソロ!!
そして曲は'ECHO'のテーマ、ボーカルパートを迎え、大団円へ....


御神楽じゃい〜〜三段がえし(アンコール)

 さて、当然アンコールでございます。
曲は'御神楽じゃい'、旧メンバーのトラブル付き(?)と。
そんで、当然ラストは'三段がえし'でド迫力の和太鼓隊....
坂下さん、ヒロさんも鳴り物で参加と。
んで、ライブは終わったのでした。


 さて、鼓絆のライブレポ、いかがでしたでしょう??
終演後、今回は、さすがに時間が無いので、楽屋に挨拶に行けず、ダッシュで帰宅の途につきました。
あれだけ降っていた雨も上がり、体の中に鼓絆の和太鼓の響きを携えながら、帰り道となったのでした。
そうそう、71日には、PEGMOのライブも予定されています。
うーむ、残念ながら、筆者は行けそうにないですが、皆さん、楽しんで来てください。
恒田さん、坂下さん、大二さん、ヒロさん、植村さんが、素晴らしい演奏をしてくれる事は間違いないっすから!!

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