なんか、ここ最近、暑くなったり涼しくなったりの日々が続いております。
さて今回は、9月7日に高円寺'SHOWBOAT'で行われた'第15回キース・ムーン追悼コンサート'のレポートをお送りしましょう。
このライブ、タイトルにもあるように、1978年にその生涯を閉じたThe WhoのKeith
Moonの追悼ライブですが、今回はやはり今年のUSツアー開始直前6月27日にラスベガスで客死したJohn
Entwistleへ捧げるライブでもあります。
The Whoの大ファンであるDaimyo氏が15年も続けている今回のライブ、我らが四人囃子のドラマー岡井大二さんも参加、何と三時間半に渡る演奏を繰り広げてくれました。
全ての日本のThe Whoファン、そして今は無きKeithとJohn、そしてたった二人になってしまいながらも力強いライブ活動を続けるThe
Whoに捧げられ、そして皆が祝福した、そんなライブの様子をお伝えしたいと思います。
んでは(^^)/。
久々に高円寺に着き、会場となるSHOWBOATに向かいますと、既に何人かの方たちが開場を待っています。
そんな中で煙草を吸いながら待っていると開場時間が近づき、入り口の階段に列が出来始めます。
階段で待っていると、入り口から岡井大二さんが現れ、声をかけます。
'今日は??'、'aoさんの代理'、'大丈夫??三時間半以上だよ??'などと話して、大二さん、会場を離れます。
出番は後半、食事にでも行ったのでしょう。
予定より少し遅れて入場開始、中に入ると今回は椅子無しのオールスタンディング、とりあえずPA右前に場所を確保します。
(これが後で筆者に大ダメージを与えるのですが....)
会場内のBGMはKeith在籍時の音源やラジオインタビューの音が流れ、ステージの開始を待っていると来るわ来るわ、何時の間にやら会場はすし詰め状態一歩手前と行ったところでしょうか??
世代的にはやはりThe Whoの全盛期を知っている方々が殆どでしょうね??一部若い方も居ましたけど、そちらは出演者のファンかな??
そして予定を少し遅れて、Daimyoさん登場、'2002年の大名行列'のスタート'です。
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ステージにDaimyoさん、バックを務めるOOPS!の面々、修z氏がスタンバります。
ステージは修z氏のウクレレをバックに'Blue Red & Grey'でスタート。
なーんかホンワカした良い感じでステージが始まりました、と思ったらDaimyoさんちゃんと'70年代のPeteみたいに白のツナギスタイル、うーん、こりゃ暴れてくれそうだわい...などと思っていると、OOPS!を従えて'Dogs
Part 2'、'Sister Disco'、'Pure&Easy'等と、パンチのあるナンバーが続きます。
途中でギターのトラブルなんかもありましたが'唄に集中出来たぜい'とか、カポ間違えてのキー違い(これってネタですか???)等々余裕のステージです。
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お次のセットはたるいさんとともに、まずは'A Quick One'。
いやー、コーラスもぜーんぶちゃんとしてます、この演奏。
それとベースのたるい氏の音がJohnみたいなラウンドゴリゴリの音でして、こちらも良い感じ。
このセットは'I Can't Explain'や'Anyway,Anyhow,Anywhere'なんかの比較的初期のWhoナンバーが続きます。
セットのラストは'I Can See For Miles'をかなりハードに演奏。
いやー、ここまででもう音がどうとか演奏がどうとかよりも、Daimyoさんの圧倒的な存在感と唄に完全にまいってしまったのでした。
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お次は、木瀬'ジェニちゃん'りえ子嬢が登場。
Johnの代表的な曲'Boris the Spider'、当然ラストの蜘蛛踏みパフォーマンス付きで。
最後に長い黒髪がDaimyoさんのギターに絡んじゃいました(^^)。
'I Need You'、'Love is Coming Down'等が続き、セットのラストは二年前にも唄ったんだけど、も一回と言うことで'Acid
Queen'が披露されます。
ほー、やっぱこの曲は女性のほうがよろしいようで。
TynaやPatti Labellなんかのバージョンを思い出しますな...
でも、りえ子嬢のボーカルもパワフルですよー、あの細身の体で....
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ステージはBAKIのボーカルをフューチャしたパートに突入します。
ここで驚きは何とベースの方(すみません、名前を忘れてしまいました....)、Johnと同じバザードベース、抱えてるじゃありませんか、ちゃんとLEDフレットランプ付きの奴!!!!
これにはびっくり、DaimyoさんのMCだと'是非やらせて欲しい'との連絡があったとの事。
曲は'四重人格'の冒頭をテープで再生して'The Real Me'に突入。
ここのベース、かっこ良かったっす。
型だけじゃなくて、実も入った、真のJohnファンの方なんでしょう。
なんてったって、ステージの隅で殆ど動かずに弾くところもJohn、そのまま。
加えてBAKIの気合い入りまくりのボーカルとパフォーマンスも素晴らしいステージでした。
ちゃんとRabbit役(??)の鍵盤のサポートもばっちりです。
曲はその後'Love Reign O'er Me'、'四重人格'のフィナーレを飾るこの曲が演奏されました。
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次はThat's Lifeの虹郎氏登場。
'Behind Blue Eyes'、'Little Billy'等が披露されます。
彼のボーカルって、二年前に初めて聴いたんですけど、やっぱ良いボーカルですな、ホント。
そしてステージにはThe Whoファンクラブの会長さん(ですよね??)が登場(すんません、完全にピントがDaimyoさんに合っちゃってますわ、これ^^)。
先日のUSツアー観戦記(今でもThe Whoの米国での人気は絶大なんですよね??)や、やはり先日発売したWho本'The
Who File'の紹介等々が語られていきます。
でも、一番良かったのは、この後のセットに参加する大二さんの裏話(??)紹介でしょうか??
大二さん、Keithが亡くなった時、囃子を抜けて英国に渡り'Keithの代わりは俺しかいない!!'と直訴してThe
Whoに入る事を考えたとか....
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さてさてステージは岡井大二、元レベッカの高橋氏を加えたセットに突入。
ここでたるい氏のセットでもボーカルを取っていた小和さん、金髪のズラを付けて再度登場。
ここでの唄いっぷりというかステージングはRogerまんま!!!
マイク回しや胸を張ったポーズ、ホント一回り小さいRogerでした。
でもねー、ここではやっぱし岡井&高橋のリズム隊に注目ですよね??
曲は筆者も大好きな'Substitute'、'Pictures of Lily'と進み、'Amazing
Journey'からTommyメドレーに突入。
'Sparks'のパートは凄かったなんてもんじゃございません。
岡井さん、叩きまくりです。
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曲はDaimyoさんのギターがイントロを奏でて'Pinball Wizard'。
高橋さんのベースがあのJohnの音を奏でます(ちょっとハウリングがきつかったですけど....)。
ラストは当然'See Me Feel Me'。
ここでは会場も大合唱、大盛り上がり大会でした。
大二さんのドラムもドンドコドンドコ、完全にKeith状態でした。
でも、以前お願いしていたハイハット無しは守ってくれなかった....
来年は是非、ハイハット無し、ツインバスでお願いしたいものです....というのは贅沢かな????
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ステージ最後のセットは再びOOPS!を従えて'The Dirty Jobs'、そしてラストは出演者の殆どがステージに上がって'Won't
Get Fooled Again'。
鍵盤のシーケンスもぴったし、Daimyoさんのジャンプ、大車輪ピッキング、そして気合いのギター、もうステージも観客も大騒ぎでした。
そして三時間半近くのステージもいったん幕が降りたのでした....
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当然、ステージに対して観客はアンコールを要求します。
そして三時間半のステージのラストは、'The Kids are All Right'、'My Generation'。
ラストの'My Generation'で筆者の喉も枯れ、そしてステージは終わりました。
来年も、またこのライブは行われるそうです。
三時間半出ずっぱりで演奏していたDaimyoさんには、ホント、頭が下がります。
最初っから最後まで全然、テンション落ちないんだもん。
時間の関係でオミットした曲もあったそうですけど、全部で何曲やったんでしょ??
情けない話ですけど、筆者は三時間半立ちっぱなしのライブで、正直からだ、ガタガタになりました....
加えて、やっぱPA前はやばいっす、耳鳴りが全然治りません。
やっぱ体力は必要と痛感する次第....
で、筆者からリクエストするなら、来年は是非途中でドラムが唄うぞバージョンでの'Bell Boy'をお願いしたっすね??
さて、今回は'第15回キース・ムーン追悼コンサート'の模様をお送りしました。
今週末は四人囃子TRBの秋祭りが同じく'SHOWBOAT'であります。
ライブ終演後に、大二さんに話を聞いたら、'今年最悪の出来...'などと申しておりました(あれで???)。
ちなみに、復讐戦は今週末だと申しておりましたが、あれ??でも大二さん、叩くんすか??
TRB/浅野井さんの危機???