The Room Of Pirate

最近手に入れた昔の音(98.04.24)

TUBULAR BELLS-FRONT つい最近、すごく懐かしいというか古いというか、何というか、Mike Oldfieldのライブを手にいれたのである。
何と言っても、もう25年も前なんですね、ここに収録された'TUBULAR BELLS'があの映画'エクソシスト'のテーマに使用されて大ヒットしたのは。
このライブは、そんなMike Oldfieldが人気でも話題でも頂点にあった頃のライブではないかと思う。
ちなみに、この頃の彼はこんな顔をしていて、どう見ても現在より、歳をとっているように思える。
 このライブは、1973年6月に英国の'QUEEN ELIZABETH HALL'で行われたものだと言う。
ジャケットを見るとはっきり言ってこれはコラージュなのだけど、'Mike Oldfield & Friends'と言うことで、右から'Mick Tailor'(そう、あのStonesの)、'Ted Speight'、'Fred Frith'(HENRY COW!!!!!!!)、'Steve Hillage'(GONG!!!!!!)というそうそうたるメンバーがお手伝いをしている。
多分、このライブではこのメンバーも参加している筈である。
(ジャケット及び、別ページのフォトはリハーサル風景だと思う)
この当時、このメンバーは皆(Mickもかな????)、今は天下の'Virgin'レーベルと契約していた筈なので、その関係からこの編成が実現したのだろう。
これに加えて後半の楽器紹介ナレーションは'Vivian Stanshall'(BONZO!!!!!)と来たもんだ。
収録されている演奏は、当然タイトルどうり'TUBULAR BELLS Part I'と同'Part II'がほぼフルバージョンで収められている。
アレンジもスタジオ盤にほぼ準じている(残念ながら、20年近くスタジオ盤聞いてない....)ようだ。
ちなみに、このPirate、裏ジャケットに進行表みたいなものが付いていて、それを追って聞くのも一考(でも、完全にあってない???)である。
ただ、残念なのは、'Part I'のクライマックスの'Vivian'のナレーションが無いのと、ちょっとリハーサル不足でとちってる部分が有る事、それに'Part II'が編集されてる事か???
('Part II'の中間部の叫び声や、'Part I'のハミングは誰なんだろう???'Vivian'じゃないよな??)
先の有名人の他には、キーボード(オルガンとピアノ一名づつ??)、パーカッション、ドラムス、それに合唱団といった編成のようだ。
 ちなみに、'TUBULAR BELLS'の記録された名演と言えば、この後1974年の9月に同所で行われたオーケストラをバックにしたバージョン(多分、この時もオーケストラ以外のフロントメンは同じメンバーの筈??)、ここでは、'David Bedford'がタクトを降り、ライブで正式版が発表された(記憶に間違いが無ければ...)筈だ。
ちなみに、記憶が確かでは無いが、'73年かオーケストラバージョンの'74年は、BBCがTV放送した筈で、筆者もTVK(テレビ神奈川)で20年以上前に見た記憶がある。
その他にも、'80年のネブワースフェスティバルの模様を映像で収めた'The Essential Mike Oldfield'もすばらしい名演だ。
(中間部の静かなGuiterにシンセサイザーが絡む場面で、シンセサイザーがおおとちりをしたときのMikeの表情が忘れられない....でも'73年のライブではMike自身がGuiterの入るタイミングを懸命に図って、音出してるんだよね)
ちなみに、'The Essential.....'は、何故かステレオの右左のミックスが逆になっている(なんで????)。
 で、この'73年のこのライブだけど、多分ラジオ放送のエアチェックからのダウンコンバートだと思われる(中間でのノイズは多分エアチェック時の電波障害だと思うのだけど....マスターの状態も悪いからテープヒスも凄いけど)。
でも、演奏はとちりはあるけど、非常に初々しくて良い。
これも名演の一つにしても良いと思う。
何せ、一番注目を浴びた時期のライブだから、悪いわけは無い。
 '91年か'92年には、'TUBULAR BELLS'の正式な続編'II'を発表し、EdinBurghで20人編成以上の大掛かりなライブをやり、'90年代には珍しくもインスト盤で英国チャート一位を飾っている。
やはり、一度生で演奏を聞いて見たいね。
'II'ではかなりコンピュータを使用したようだけど、ライブはやっぱり肉体派見たいだから、この年代の人は....

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