◆ し ま な み 海 道 ◆

≡ 自転車で走ってきました。≡





アホですね〜。
しまなみ海道。最初にその名前
を聞いたのはいつのことだったろ
うか。その名前が頭から離れな
くなったのは、自転車道が整備
されているという情報も同時に
得たためで、本州と四国とを結
ぶ3番目のルートだという。

単純な私の頭は、しまなみ海道
という本州と四国を結ぶ橋がで
きて、自転車で本州と四国が行
き来できるようになったのだ、
と勝手に解釈した。もちろん橋
は一本。これはすごい、何が何
でも行かねば!……と、とんだ
勘違いから私のしまなみ海道へ
の執着は始まった。





来島海峡大橋 午前7時前
実際のしまな
み海道は、
道〜今治
間の
島を橋でつな
いで1つのル
ートに仕上げ
たものだった。

そのうち自転
車で渡るのは
全部で6つ

今治からだと、
来島海峡大橋
伯方・大島
大橋
大三島
大橋
多々羅
大橋
生口橋
因島大橋
なる。

午前7時スター
ト!



橋を渡るのは、島か
ら島へと渡る時だけ
なので、島に渡った
後は、島の中の道を
普通に走る。

最初、遥かに見上げ
る橋まで自転車で上
るのはかなりキツイ
のではないかと心配
されたが、傾斜がキ
ツくなりすぎないよ
うに、自転車道は十
分に迂回して造られ
ていた。だから、上
りではあるけれど、
無理なく橋まで自転
車で上って行くこと
ができる。


因島大橋





因島大橋 内部
自転車道は、島によって差はあった
けれど、段差が解消されていて走り
やすかった。自転車道に色が付けて
あって迷う心配もなく行けたし、何
より瀬戸内海の景色が良かった。橋
からの眺めも最高で、快晴の青空に
白い橋がよく映えた。

5つの橋は、自動車道の隣りに自転
車道があって、橋の上を走ることが
できたが、因島大橋だけが、自動車
道の下に自転車道が通っていた。そ
れまでの解放感あふれる走りと比べ
て、周囲を鉄骨で囲まれた殺風景な
中を、それでもこれが最後の橋だか
らと、鉄骨の隙間から見える景色を
惜しみながら走った。

因島大橋を渡って向島に到着。ここ
から尾道に渡ってしまなみ海道を走
り切ったことになるのだけれども、
尾道に渡る新尾道大橋には何故か
自転車道がないため、フェリー
使うより他、自転車で渡る手段はな
い。実質的に轍はここで途切れてし
まうことになるのだけれど、悔しい
から自転車をフェリーに乗せて尾道
に到着。午後3時半。心地よい達成
感の中に身を置いた。


どーして新尾道大橋には自転車道がないのかなあ。知ってる人がいたら教えてくださ
い。今回は片道だけだったけど、今度は2日かけて往復したい!それには荷物をいか
に小さくまとめるかが課題となるけど、山を縦走するような荷物を背負って自転車を
こいでいる人もいました。尊敬ー。

その後、宿主より2月ほど早くしまなみ海道を自転車で渡った
市太郎さんからメールをいただきました。

「最後の新尾道大橋は自転車で渡れないけど、平行して架かっている
尾道大橋は自転車で渡れる
んよ。<10円かかるけど。
そして、全部渡ると「渡りました証明書?」を発行してくれるとの
話を聞いています。私、そのことを知りませんでした。
くやしいので、また暇を作って<今度は橋だけを渡って>、証明書
をもらってこようかとひそかに思っています。」

全くの宿主の情報収集力不足でした。大変失礼いたしました。
しまなみ自転車横断を考えてる方、参考にしてください。市太郎さん、
情報ありがとうございました。
これでますますリターンマッチへの意欲が沸き上がるというものです。



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