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しまなみ海道。最初にその名前 を聞いたのはいつのことだったろ うか。その名前が頭から離れな くなったのは、自転車道が整備 されているという情報も同時に 得たためで、本州と四国とを結 ぶ3番目のルートだという。 単純な私の頭は、しまなみ海道 という本州と四国を結ぶ橋がで きて、自転車で本州と四国が行 き来できるようになったのだ、 と勝手に解釈した。もちろん橋 は一本。これはすごい、何が何 でも行かねば!……と、とんだ 勘違いから私のしまなみ海道へ の執着は始まった。 |
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実際のしまな み海道は、尾 道〜今治間の 島を橋でつな いで1つのル ートに仕上げ たものだった。 そのうち自転 車で渡るのは 全部で6つ。 今治からだと、 来島海峡大橋 →伯方・大島 大橋→大三島 大橋→多々羅 大橋→生口橋 →因島大橋と なる。 午前7時スター ト! |
橋を渡るのは、島か ら島へと渡る時だけ なので、島に渡った 後は、島の中の道を 普通に走る。 最初、遥かに見上げ る橋まで自転車で上 るのはかなりキツイ のではないかと心配 されたが、傾斜がキ ツくなりすぎないよ うに、自転車道は十 分に迂回して造られ ていた。だから、上 りではあるけれど、 無理なく橋まで自転 車で上って行くこと ができる。 |
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自転車道は、島によって差はあった けれど、段差が解消されていて走り やすかった。自転車道に色が付けて あって迷う心配もなく行けたし、何 より瀬戸内海の景色が良かった。橋 からの眺めも最高で、快晴の青空に 白い橋がよく映えた。 5つの橋は、自動車道の隣りに自転 車道があって、橋の上を走ることが できたが、因島大橋だけが、自動車 道の下に自転車道が通っていた。そ れまでの解放感あふれる走りと比べ て、周囲を鉄骨で囲まれた殺風景な 中を、それでもこれが最後の橋だか らと、鉄骨の隙間から見える景色を 惜しみながら走った。 因島大橋を渡って向島に到着。ここ から尾道に渡ってしまなみ海道を走 り切ったことになるのだけれども、 尾道に渡る新尾道大橋には何故か 自転車道がないため、フェリーを 使うより他、自転車で渡る手段はな い。実質的に轍はここで途切れてし まうことになるのだけれど、悔しい から自転車をフェリーに乗せて尾道 に到着。午後3時半。心地よい達成 感の中に身を置いた。 |
どーして新尾道大橋には自転車道がないのかなあ。知ってる人がいたら教えてくださ い。今回は片道だけだったけど、今度は2日かけて往復したい!それには荷物をいか に小さくまとめるかが課題となるけど、山を縦走するような荷物を背負って自転車を こいでいる人もいました。尊敬ー。 |
その後、宿主より2月ほど早くしまなみ海道を自転車で渡った 市太郎さんからメールをいただきました。 |
「最後の新尾道大橋は自転車で渡れないけど、平行して架かっている 尾道大橋は自転車で渡れるんよ。<10円かかるけど。 そして、全部渡ると「渡りました証明書?」を発行してくれるとの 話を聞いています。私、そのことを知りませんでした。 くやしいので、また暇を作って<今度は橋だけを渡って>、証明書 をもらってこようかとひそかに思っています。」 |
全くの宿主の情報収集力不足でした。大変失礼いたしました。 しまなみ自転車横断を考えてる方、参考にしてください。市太郎さん、 情報ありがとうございました。 これでますますリターンマッチへの意欲が沸き上がるというものです。 |
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