2.マックなコラム
運命の出会い
アップルストア。1階から2階へとつながるアクリル製の階段。その脇に固められていた大小様々な箱。何だろう、と近づいてみるとそれはアウトレットの山であった。よくアップルのサイトでも紹介されているが、「返品回収後整備品」というやつで、初期不良などで回収したものを直して販売しているものである。その中には「iMacG5」が2台もあったのだ。
まずいっ。どうしよう。Mac miniに決めて店に入ったのに、またぐるぐるぐるぐると迷わされてしまっているではないか。いかん。しかも、店頭でモニターされていたものもさらに安く売られていた。安いっ。いくら店頭品とは言え、お買い得ではないか。名古屋流に言えば「お値打ち」ではないかっ。
そうしているうちに店員さんが「店頭品ですけど、かなりきれいですよ。出してみましょうか」という声を掛けてきた。うおおお。「は、はい。お願いします」と言う自分の声を何か遠くで聴いたような気がした。
箱から出てきたiMacは確かにその通り、ディスプレイされていたとは思えないほどだ。ちょっと拭けば取れそうな汚れが少し付着しているくらい。驚いたのがキーボードやマウスが驚異的にきれいなこと。考えてみると、新発売からわずか2ヶ月でインテル版がリリースされてしまったから、ディスプレイ期間も短かったわけだ。ある意味、悲劇のマシンというわけか。もっとも、性能的には文句のつけようのないもので、後々語り継がれるマシンになってくれたりするとうれしいかもしれない。
そんなわけで、「最後のPowerPCを搭載したiMac」は私のものとなった。ただ、お買い得とは言えさあすがにアップルストア、アップルケアやら.Macやらいろいろ勧められてしまって結局プロパー価格くらいになってしまったのだが。ちなみにメモリは512[足して合計1\にしておいた。
家に帰り着いたのは夕方で、はや暗くなり始めていた。日曜だし明日は仕事だし昨日は出勤だったし…ということで、セットアップはまた次回にしよう。そんなわけで、おしゃれなMacらしい箱から出すのは来週以降と言うことに。eMacが壊れたわけでもないし。
そんなわけで、一週間が経った。決算月を迎えて忙しかったためか、結局土・日共に休んだだけで終わってしまった。しかし最後に箱からは出した。デスクにはeMacがあるので脇にとりあえず置き、少し付着していた汚れをメガネ吹きで拭いた。これで全く新品同様。美しい。
起動はまた翌週かな。楽しみはとっておこう。(06.04.30)
G5入ってる
ついにマックにもインテルが入ってる時代になった。まあインテルが入ったからと言ってウィンドウズになるわけでもないし、外から見ても分からないのでどうでもいいのだが、一つネックがある。「クラシック環境」が使えなくなってしまうことだ。これは由々しき事態。確かにこの環境は過渡期における一つの暫定措置のようなものだったことだろう。自分にとってもウェブサイト制作に欠かせないソフト「AdobepageMill」が使えなくなってしまうことは痛すぎる。すぐに別のソフトになんて、はっきり言って移行は出来ない。出来ないよ。もう若くないんだから。ホントに。
突然焦燥に駆られる。クラシック環境はまだ必要なのだ。そして3年半使っているeMac。また時々ちらつくようになった画面。やはり今は液晶画面か。新たに手に入れた光環境。おおそうだ、まだ話していいなかったのだがISDNから光(Bフレッツ)にしたのだ。早いのだ。ああ話が逸れた。そう言えば現在会社のiBookの方が性能が高いのだ。そう言えば最近遅くなってないか?
買うか。今買わねば。間に合わない。無くなってしまうぞ、PowerPCは。ああ麗しのPowerPC。思えば最初に買ったのはパフォーマ6210。この時はPowerPC603と言うチップだった。次のPower
Mac7300はPowerPC604eで、後になってサードパーティ製のG3カードを差したのだ。eMacはPowerPCG4。何を言っているのかよく分からなくなってきたが、とにかくPowerPCにはずいぶんお世話になってきたのだ。決別してしまうのはまだ早い。
何を買うか。一番コストが掛からないのはMac miniに3万円台の液晶ディスプレイを足し、キーボードやマウスは今使っているものを流用することである。これならクロックの高い機種を選んでメモリを足しても11万くらいだ。素晴らしい。メモリをMac
miniに増設できるのはアップルストアのみ。早速栄のアップルストアに向かう。
そこで店員と話していると、どうしても最新インテルコアデュオ搭載のiMacが素晴らしく見えてしまう。当然だろう。標準搭載されているソフトを使ったりウェブ閲覧をする限りではそのスピードの早さに圧倒されてしまうし、液晶画面のクオリティも向上している。しかも.Macに入っているiWebを使えば、簡単にウェブサイトが作れてしまうのだ。うーむ。
迷ったのでいったん引き下がり、翌週に出直すことにした。しかし、事態は刻一刻と変わっていく。この時点で2月の最終週が近づいていたのだが、噂ではMac
miniがインテルチップを搭載するとのことで、それが2月末の発売とか。まずい。本当に無くなってしまう。
2月最終週。今度は迷わないようにしよう、とアップルストアへ再び赴く。しかしそこで見たものは、私を大いに迷わせるものだったのだ。(06.04.16)
白い
新雪に足を降ろすかのごとく恐る恐る、新しいiBookにトラックパッドシートを貼り付ける。この部分は特に汚れやすそうだったので、真っ先に貼っておきたかったのだ。シートに軽いデザインが施されたものと、全く透明なものの2種類が出ているが、後者を選んだ。やはり白いままが良いではないか。お次はディスプレイフィルタ、これは前述したように最近流行の高光沢タイプ。DVD用と言ってもいいものではあるが、普段使っても画質が良く見えるのが特徴。悪い言い方をすればiBookの液晶は必ずしも良質なものではないので、これで幾分「誤魔化す」ことができればもっけの幸いというわけだ。
さて、これを貼るのは勇気がいるぞ。まっすぐ貼るのも難しいし、少しでもたるみが出ると気泡まみれになってしまう。もし「あー失敗だっ」とばかりに引っぺがしたりしたら、くしゃくしゃになってしまって使い物にならなくなるかもしれないではないか。おー怖い。台紙を3分の1程剥がしてそろり、そろーりと液晶モニタに貼り付けていく。そしてさらにびょーんと台紙を右手で引っ張りながら、左手で押さえつけていく。
そもそもこういう根気のいる作業は得意ではない。途中でイライラが最高潮に達していたようで、そんなつもりはないのに「もういいや」という状態にスイッチが入ってしまったようだ。結局貼り付け終わったフィルタは気泡まみれであった。ありゃりゃりゃ。がっくりしたが説明書には「フィルタ自体は通気性があるのでその内抜けます」とは記載されている。希望を持とう。その内何とかなるさ。
起動の時間だ。「ぶおーん」ノートにしては音質の良い起動音を発して、起ち上がったiBook。新しいからでもあるがかなりスピーディーだ。これはプロセッサなのか、OSなのか。何せ今のところ最速なのだ、自分の中では。やはり画面はフィルタのせいもあるがきれいだ。解像度が高いために画面の文字が小さ過ぎる事を懸念していたが、それもこれだけきれいならば大丈夫そうだ。ソフトを次々とインストールしていく。それぞれのソフトも起動速度が今使っているeMacと比べても早い。さすが1ギガ。さあ、思う存分使ってやるぞ。
…そんなわけで今は会社で活躍するiBook。当然仕事用なので、実際にはエクセルばかりだ。やはり画面解像度が拡がったのは大きい。また、OS10.3の新機能「エクスポゼ」は意外に便利だ。エクセルの表を2〜3枚広げっ放しにして、さらにiTunesで音楽を聴きながら(当然夜の残業時間ですな)仕事をしている場合など、それらを呼び出す時に大変重宝するのだ。当然これまでのやり方でも変わらないのかもしれないが、このグラフィカルなアプローチはいかにもMacらしくて、何だかうれしくなってくる。意味もなく何度もエクスポゼして喜んでしまうのは自分だけではあるまい。また、現在使っているeMacに比べてもジニーアクションやフォルダ開閉のレスポンスが素早い。これもOSのおかげか、クロックの影響かはわからないが、とにかく「間」が少なくなった事はたとえわずかな時間とは言え有難いものだ。確かに10.3になってOS
Xもようやく使えるものになった感がある。これならば、もう9には戻れないだろう。
さらにアクセサリ類を買ってみた。スタンドである。放熱効果も兼ねたスタンドがまるで流行のように出ているが、今回購入したのはMicroSolutionから出ている「IceMatrix」というものだ。これは折畳み式になっていて、開くと傾斜を持たせたスタンドになる、というアイデア商品的な優れ物だ。実際に使ってみるとコンパクトになったためにどうしても目線が低くなっていたiBookが、かなり上に画面が来るようになってあまり下を向かずに画面を見る事が出来るようになった。これは有難い。
気になるのは左手のパームレスト。かなり熱くなるのだ。スタンドの効果は多少はあるのだが、根本的な解決には至っていない。さてどうするか。次はここの対策が必要だ。(04.6.11)
買っちゃった
タイトル通り、結局買ってしまいました。新しいiBookG4なのだ。
前回iBookG4が出た時には結局しばらく様子見の状態になっていたのだが、それはプリアンプを買ったり、さらに車まで買ってしまったことでズルズルズルと時間は過ぎていたのであった。早い話が後回しになっていたわけで、何事も優先順位はあるのだ。
しかし、それが急に今回は何事なのか。別に買い物依存症がひどくなってしまったわけでもなく、遂に初代「ハマグリ」iBookの調子が悪くなってしまったのだ。バッテリーを認識しなくなってしまって常に通電していないとシステム終了する、というノートマシンでは致命的なことに陥ったのだ。さらにプリンタなど、最新の機種になるとドライバがOS8.6では対応していないし、良く使うメモリスティックも大抵9.1以上推奨なので使えるものの、ちょっと不安定なことは確かだった。
で、9.1にアップデートしたらもう大変。さらに状況は悪化し、一日に何回も再起動の雨あられ。これでは仕事にならん。買うぞ。新しいの。
そんなわけでiBookG4にするかあ、などとショップにも行き、メモリとのセットがお買い得なところも見つけて今度の休みには決めるか、とつらつら考えていたら、たまたまネットでの噂が目に入った。「来週初めには新iBook登場」というものだ。こ、これは…
危ない危ない、もし本当だったら買った翌日新製品がリリース!という何ともトホホな事態に直面するところだったのだ。Mac界では良くある話だが、自分がそうなってはたまらない。噂とは言うものの、実際そろそろだろう。とりあえず様子を見よう。
翌日。アップルのサイトを見てみたがまだ前日と同じであった。噂だったか?しかしさらに日付が変わった途端にサイトは様変わりしていた。新製品登場である。噂通り狙っていた12.1inch液晶のタイプはクロックが1GHzになって価格は5千円ダウン。なかなかお買い得なモデルになっているではないか。これは「買い」だろう。買わなきゃ。
ショップへ行ってみるとまだ新製品は入荷していなかったが徐々に入ってくると言う。旧製品となった昨日までの新製品は少し値段が下げられていたが、それ程の差はない。これならば新製品を買った方がいいだろう。Powerbookも同時に新製品がリリースされたが、旧製品の価格はちょっと迷うくらいの設定になっていた。15inchのディスプレイは魅力だが、やはり会社の机に置くには少々大きい。12inchならiBookがお買い得だろう。よし、次の休日には買うぞ。
土曜日。朝早く大須へ向かう。何軒か見て回って、結局メモリを足して一番安いところ(もちろんそれ程の差はないが)に決めた。標準で256MBに512MB足して768MBだ。これならサクサク動くだろうし、将来的にも安心だ。少々無粋だがキーボードカバーとトラックパッドシートを買い、さらに少し迷ってディスプレイフィルタも高光沢タイプを選んだ。映り込みは出てしまうが、高画質に見えるので良さそうだったからだ。
新しいMacを買って来ると、パッケージを開ける時が本当に楽しくて仕方がない。今回も真新しいiBookはその新しさを誇示するように白くピカピカに光っている。思わず「おお…」と声を漏らしてしまうくらいの美しさだ。そしてラッチを押す。パカッと小さく控えめな音を発して開くと今度は白と言う色はそのままに、マットな仕上げがキーボードとパームレストを飾っていて、目に優しくなっている。周りで見るiBookは全てキーボードは半透明でパームレストは若干グレーと言うかシルバーになっているのでこのオール「白」という色は店頭で見ていたとは言え新鮮に映る。いやあ、買って良かった。たとえこれからどうしても白は汚れてしまっても、今この白色を見ることが出来たことが何か、うれしいのだ。物を所有する喜び。さすがMacである。(04.5.9)
むくむくむくと
初代iBookを使って早4年。そろそろかなあ、ちょっと高いけどPowerbookでも買おうかなあ、などと思っていたら出ました出ましたiBookG4。しばらくはG3で行くのかと思いきや、やはりPowerMacがG5になったからなのか。それにしてもG5の筐体。あれは凄い。でっかいわ、側面のアルミは厚いわ、全面はメッシュだわで、…もうとにかくカッコいいではないか。パワーアンプでこんなヤツがありそうだ。
話が少々それたが、iBookG4は安い。これが大きなメリットだ。何せ12万円台で12inchモデルが買えるのだから。今買い替えるならば間違いなくこれだろう。14inchモデルが2種類、とどうやらメインはこちらのようだが、個人的には多少見づらいだろうが小さい方をとる。まあ、狭い会社の机の上に置く都合もあるのだが…
ただ、気になるのは白い筐体。キーボードカバーをしないとかなり汚れそうだし、トラックパッドも保護シールが必要だ。何より表面がつるつるだから簡単に傷がつきそうだ。現在使用している「ハマグリ」iBookが傷や汚れの付きにくい筐体になっているだけにここが惜しい。どうしようかなあ。確かに今のハマグリもまだまだ使えるのだから、勿体ないと言えば勿体ない。それにハマグリに足りないのは表示解像度だけと言っても良い。さすがに800×600ではつらくなってきた。現在1024×768は最低でも必要だと思う。実際はもっと欲しいところで、そうなるとPowerbookの15inchモデルになってしまっていきなり10万円以上の差が出てしまうのだ。ただ、どうせ表示解像度に不満が出てくるのならばいっそのこと…という気がしないでもない。うーん。しばらく悩みは続きそうだ。そうこうしているうちに時間が流れていく、いつものパターンだ。
もう一つ欲しいのがデジカメ。現在のKodakは100万画素で、まあそれは印刷の頻度が少ないので構わないのだが、重いし、ピントが上手い具合に合わないし、画像自体にやはり不満が無いとは言えない。何より欲しいのは強烈なマクロ機能なのだ。特にカートリッジなど小さいものをはっきりと見せたい時に便利そうではないか。このサイトではボケボケの写真ばかり載せざるを得なくて、非常に歯がゆい思いをしているのだ。
そんなことを考えていたら、このカメラにもそう強烈ではないにしろ、マクロ機能が付いていたことを今ごろ(!)発見してしまった。ありゃりゃ。何をしていたのだ今まで。確かに20cmが限界とは言え、無いよりは数倍マシ。まあしばらくこれでやっていきますか。ただ、やはりマクロ撮影には液晶モニタを使わなくてはならず、電池がすぐに切れてしまいそうになる。それにこの液晶、あまり質が良くなくて見づらいのだ。でも我慢するとしますか。まだ全然壊れたりはしていないし。ものは大切に使おう、ということで。
あ、そう言えばPantherことMac OSX10.3も出ましたな。スピードが速くなるし、どうしようかな。これはそのうち試してみるとしますか。(03.11.9)
買いました
前回「いつかは買うんだろうな」と結んだOS10.2。買いましたよ、全くもう。せめてアップグレード対応できなかったのかなあ、ぶつぶつぶつぶつぶつ。
高いのだが、買う時にムック本が一冊付録と言うかおまけと言うか、とにかく付いてきたのでちょっとうれしい。まあ許してやるか。それにしても箱を開けるとほとんど上げ底。ソフトと言うものは大体そうなのだが、このパッケージと言うやつ、どうにかならないものだろうか。ゴミにしてもかさばるし。しかもあまり捨てない性格だし。箱を潰すのって、大変なんだから。しかも結構金のかかっていそうなパッケージ。どうなんだろう。
それはともかく、インストールだインストールだ。やはり上書きではなく、新規インストールにしよう。結構時間がかかるので、しばらくそのまま放ったらかしにして、飯など食いつつ待つ。
再起動。心なしか起動が速いような。現れた画面は別にそれ程変わった感じはない。そりゃそうだ。同じOSXなのだから。しかしポインタが違う。矢印の周りに薄く縁取りがされている。ハードディスクのアイコンをダブルクリックすると、ズームアニメーションで表示された。しかも前よりも反応速度は明らかに速くなっている。
最初ネットの設定が中途半端な状態になっていたが、これはすぐに元に戻した。まあ新規インストールだから仕方があるまい。EGBRIDGEも入れようと思ったが、「ことえり」が以外に使えるのでそのままにしている。前よりもスピードはアップしており、変換候補もEGのように同音異義語の説明が出るのだ。これはなかなかではないの。
以前の10.1.5では印刷が不調だった。「プリンタセンタ」がエラーを起こしてしまうのだ。今回はどうか。…お、ちゃんとエラーを起こさずにドライバを読み込んだぞ。今度こそ、と仕事のエクセル書類を印刷だ…ところが。今度はエクセルが異常終了。あれえ?もう一度やってみるが同じ。駄目だ。今度はエクセルのアップデートが必要なのだろうか?それともやはりプリンタセンタ?謎は深まる…プリンタは紙をセットしたまま、はや一か月が過ぎようとしている。どうするんだっ。
それを除けばさすがに最新OS。10.1のちょっともたもたした部分は改善されており、使用感はかなり良くなった。(03.6.4)
申し遅れましたが
そんなわけでモニタが復活したeMac、せっかくだからこれを機にOSXを使ってみようではないかっ、と少し気合いを入れてみた。
別に「起動ディスク」でチェンジして再起動をかけるだけで当然の如くXは立ち上がる。それだけならば何て事はないのだが、様々な障壁がここには存在しているのだった。
その一つがネットへの接続だ。ぶろーどばんどだ、えーでぃーえすえる等と言ったしゃら臭いものは全く導入せず、未だISDNで頑張っている。そりゃあいつかは変わるだろうが、様々な事(切り替えに伴う工事など依頼したり立ち会ったりするのが誠にもって面倒)が足を引っ張って今に至っている。
この問題をクリアすべく、まずはターミナルアダプタ(TA)のドライバソフトを入手する。これはサイトからダウンロードできたが、OS9からしかバージョンアップできないとの事。つまり、だ。現在新発売されている、OS
Xからしか起動しないモデルでは使えないと言う事を意味するわけだ。うーむ、恐い恐い。やはりISDNなどは過去の遺物なのか。当時はあんなに「速い速い」ともてはやされていたではないかっ、全く。
起動ディスクを切り替えまくってOS9にしたりOS Xにしたりと、慌ただしく作業は行なわれた。実際は何回も試行錯誤が繰り返されている。どうしても「内蔵モデム」からのアクセスという設定にしかならなかったのだ。ようやくUSBからの設定に成功したが、ひとたび設定が成功すればあっさりしたもので、悠々繋がってしまった。
OSXで見るウェブというのは、これまた新鮮だ。フォントの見え方が違うので、パソコンっぽくないのだ。ちょっと良い気分だが、少しスピードが遅くなったかもしれない。まあこれは我慢できる範囲内だ。アップルのサイトもこれで見るのが正しいわけで、ずいぶんレイアウトが整って見えることになった。
さて肝心なのは自分のサイト、つまりこのページのアップロードだ。未だに「Adobe Pagemill」といった古いソフトを使っているので当然OSXには対応していない。「クラシック」環境から立ち上げなくてはならない。それ自体は良いとして、アップロードまでそうした環境から可能なのか、ということが最重要課題となってくるわけだ。
ドキドキしながら更新するべく作成したサイトをいつものようにアップロード指示をしてみる。…これもあっさりいつものダイアログが出て、どうやら更新に成功したようだ。自分のサイトに接続。うん、確かに更新されている。
いやあ、ホッとした。本当にホッとした。これでOSXでも大丈夫だ。何の問題もなく使える。しかし、今はもはや10.2の時代。かなりスピードがアップされているようなのでぜひバージョンアップしたいところだが、何と丸ごと買わねばならないのだ。これはどうなんだろう?いくら何でもコンマ1のアップグレードに1万円以上出費すると言うのは…でもいつかは買うんだろうな。悔しいけど。(03.3.30)
大して変わらないうちに
前回のeMac導入からはや4ヶ月。結局OS Xも使わず、以前のマシンと全く同じ使い方で時が過ぎ、年まで明けてしまった。何ということだ。マックのコーナーまで自分のサイトに設けているとは思えないほどの進歩のなさ。情けない。
そんなマックに関してはダメダメな状態の中、我がeMacは御機嫌を損ねたのか調子が悪くなってしまったのであった。当然の報いと言われるかもしれないが、腹も立つ。
悪くなってしまった箇所…それはモニタである。あるとき、いきなり画面が縮みだしてしまったのだ。「えええ??」などと驚いているうちに、ぐにょーんとつぶれた画面は上へ上へと昇っていってメニューバーが無くなってしまうという訳の分からない状態に陥ってしまったのだ。
これはいかん。しばらくするとまた、ぶにゅーんと元の画面に近い状態にまでなるのだが、それもわずかの間で、またぐにょーんとなってしまう。一体どういうことだ?
たまらず「クイックガレージ」に電話をしてみる。
「かくかくしかじか、こういう状態なんですけど、これって完全にハードの問題ですよね?」
「それは絶対にそうですねえ。まあ持ってきてみてください。修理に出すことになりそうですけど」
まあ、いくら対面修理が売りの「クイックガレージ」とは言え、モニタ丸ごとは無いだろう。持っていくことにしよう。しかしもはや休日は終わろうとしていた。時間が無くはないが、年末年始の仕事疲れもあり、もう出掛ける元気は残っていなかった。と言うよりも、一度このeMacの重さを味わってしまうと、「これをまた持って階段を下りたり昇ったりせねばならないのか」とげんなりした気分になってしまうのも無理はないのだ、絶対に。
と言うわけで、ピンチヒッター。翌日会社からを持ってきてネット設定やら何やらを施して今に至っている。ノート型は便利だ。小回りは利くし家の中どこでも使うことが出来る。しかし自分の初代iBookは表示領域の狭さが最大のネックだ。これさえなければ別に十分メインマシンとして使うことができる。パワーブックがもっと安ければねえ…
とにかくeMacを修理に持っていかねば。しっかし、呪われているなあ…壊れたの二度目だし。ちょっとこのマシンとは相性が悪いのかもしれない、と思ってしまう今日この頃。いかんねえ。(03.1.25)
どうにかこうにか
前回の初期不良騒動から一週間、荷物としては既に届いていた「今度は大丈夫らしい」eMacを再び二階へ運び込んだ。重いよ、全く。前日は休日出勤明けの上に重ねて歌い過ぎて帰宅は夜中の3時。もう体力はへろへろ、頭は重いしのどは痛い。コンディションは最悪だ。しかしやらねばならない。
先週と同じ作業、スタンドを付けたり、といったことをまた繰り返す。なんか馬鹿馬鹿しいのだが、仕方がない。当然前回よりも作業スピードは上回っているし。
少しドキドキしながら起動。じゃーん(起動音)。ふう。取りあえずホッとしてみる。もうバックアップは殆ど済んでいたのでZIPドライヴをUSBポートに差し込み、どんどんコピーしていく。一通りコピーした後、OSを9に戻して再起動する。そう、持っているソフトはまだOS9用なのだ。ページミルやフォトショップエレメントなど、重要なソフトをインストールしていく。バックアップしておいた初期設定ファイルもコピーする。何とかこれである程度の作業はできる状態にはなった。
問題はネット接続だ。設定がうまくいかないこともあるし、何せTA(ターミナルアダプタ)がシリアル接続専用のため使えない。以前雷で先代機を壊されたため、じっくりと考えて買うことができなかったのが悔やまれる。と、いうわけで3代目TAを買いに電気屋へ。
当然のことながら時代はブロードバンド。今どきISDNなんて…と思いながらコーナーへ行くと、4種類もあったのは逆に意外であった。その中からアナログポートが3つ付いていたNECの「Aterm
IT31L」という機種を選択する。スカパー!のためにポートが一つ欲しかったのだ。姿形も丸っこくて色はちょっとパールのかかったホワイトで、eMacには合っているだろう。メジャーな機種なので最初から「モデム」コントロールパネルの選択肢の中に入っていた。これを選択し、電話番号を入力し、ダイヤルアップしてみる。
あっけなく接続は成功した。これで完ぺき。さあ、とりあえずはこれで何とか以前と同じことはできるだろう。
と言うわけで本格的にデスクへ移動させよう。しかしこれがなかなかの重労働になる。7300に絡みついているケーブルの数々。これを一つ一つほどいて外し、まずスキャナを下ろし、自作ラックを取り、いったんプリンタをどかし、モニタをどっこいしょと持ち上げて運び、長い間ご苦労様と7300も運ぶ。スピーカー以外は何も載っていないデスクは長年の埃が積もっていた。これはいい機会だからと雑巾できれいに拭き取り、ピカピカにする。うーんいい気分。
eMacを腰を痛めないように気をつけながら持ち上げ、デスクに設置する。プリンタとTA、そしてzipドライヴを置き、全てをUSBで繋ぎ、完了。なかなかオッシャレーなデスクになった、かも。
さて使用感も書いておかねばなるまい。まずはいいところから。
さすがにG4、スピードは当然速い。同じソフトでも起動の早いこと早いこと。スクロール速度もかなり上がったのでwebなどは逆に目が追いつかなくなってしまったくらいだ。
ビデオカードの差なのか、発色の鮮やかさはなかなか見事だ。色の分解能が高まった、と言うのか同じ写真でもはっきりくっきり見ることができた。
ちょっと気にくわない部分も。ブラウン管モニタはそこそこの性能だとは思うが、特に両端の部分で粗さが目立つ。網がかかったような感じだ。店頭で見たものはこういうふうにはなっていなかった筈なので、個体差かもしれない。ナナオ製モニタの性能の良さに慣れていたので少々落胆した。
あとキーボード。これもまた、以前のパイオニア製キーボードの素晴らしさに慣れているので仕方がないのだが、やはりぺなぺなした感触は好きになれない。キーボードカバーをしてしまうと、もはやタッチしづらくてたまらない。自分は汗かきで、いつポトリと落とすか分からないのでカバーをしたいのだが、このキーボードはカバーをかけると作業効率はがた落ちになってしまう。
また、意外にファンの回る音が大きい。まあ、G4は発熱の多いプロセッサだからこれは仕方がなかろう。キューブの様な構造は画期的ではあるが、あの時代からかなりパワーアップしているわけだし。
当初気に入らなかったスタートボタンのおかしな位置。毎日横に手を回して押す、という行為にイライラしていたのだが、たまたまスリープにしたらびっくり。うるさかったファンの音がぴたりと止まったのだ。はっきり言って「無音」。なるほど、これはスリープさせておくのが前提なのだろう。きっと消費電力もスリープ状態はかなり少ないに違いない。これなら使える。
そんなわけで、新たなMac生活が始まった。しかし、肝心のOS Xはまだほとんど使っていない。web接続など、これからいろいろ試してみたいところだ。※写真はまたそのうちアップします!(02.9.8)
何という一日だったことか
前回「来週はまたどうなるか…」などと書いたがその通り。遂に買う決心をしたのだった。
やはりeMac。CD-RWモデルである。本体だけで¥124,800と、かなりのお買い得となっている。さらに背中を押したのは、これが「予約中」「後日配送」状態となっている店が多かったことだ。つまり、少々焦ったわけだ。そこで、まだ在庫のある店で買うことにしたのだ。おお、決めてしまったぞ。どきどき。
今はメモリも安い。ウィンドウズと同じものを使っているせいもあるだろう。どうせなら、と512MB差し、合計640MBとした。これなら当分困ることはあるまい。現在「マイクロソフトオフィス・バンドルキャンペーン」として2万円プラスでオフィスのOS
X対応版を付けることが出来る。ウィンドウズユーザーなら「ついてて当然」のものだが、マックユーザーには有り難い。アップグレード版でも3万円近くするものなのだ。
スタンドはどうしようか少し迷ったが、結局付けることにした。ポート類が右横に付いているので、本体を回したいときもきっと出てくるだろう。¥7,500という価格は少々高いが、まあこの機種にしか使えないものだから仕方がないか。
車に載せようとするとやはり入らない。これは分かっていたのですぐに箱から出してもらって後部座席に載せ、緩衝材を前部シートの間に挟んで動かないようにして車をスタートさせる。やはり少し気を遣いながら安全運転だ。
さあ、家に運ぶぞ。よいしょと持ち上げると、やはり重い。22kgということだが、もっと重いのではないか。旧iMacのように取っ手もないので全体的に丸っこい筐体を滑りそうになりながら階段を上る。重いぞ、本当に。お約束通り汗だくだ。運ぶ前に予め部屋の冷房は入れておいた。スタンドを付けなくてはいけないので、とりあえず逆さまにベッドの上に下ろす。特にベッド付近は冷房の風がよく当って涼しい。だから寝るときは寒いので冷房は切ることになるが。とにかく付属のレンチでスタンドを取り付ける。取り付けは非常に簡単。次はセッティングだ。
当然デスクには我が愛機7300とナナオのディスプレイがでんと座っている。そこでいつもはCDやら細々としたものが乗っかって本来の目的を全く果たしていない小さなテーブルを片づけることにした。ここにとりあえずスタンドを付けたeMacを載せる。よし、と。キーボードとマウスを繋ぎ、さあ起動だ。
感動のOS Xが起動する。おお、店頭で見たよりも画面は鮮明で、これならは文句はない。バンドルしたマイクロソフトオフィスをインストールしたり、時計など色々な設定を合わしたりしていた。同時に7300も起動させて、ZIPに最後のバックアップコピーをしようとした。
悲劇が起きたのはそんなときだった。いきなりeMacは終了したのだ。「あれ?」その時は「システム終了」をいつの間にか選択してしまっていたのか、と思っていた。光学マウスはマウスパッド代わりに使っていた雑誌と相性が悪いのか、ポイントが時々あさっての方向へ飛んでいたからだ。そのまましばらく7300からバックアップを取る作業をしていた。
さて、ZIPを差し替えてデータを移そうか、などとeMacを起動させようと横にあって押しにくいボタンを押したら…シーン。ありゃ。ウンともスンとも言わないではないか。おいおい、どうなっているんだ。電源コードを差し替えたりして何度も起動を試したが、やはり駄目だ。こ、これが噂の「初期不良」ってやつなのか。がーん。ショックだ。話はよく聞いていたが、「まさか、自分が」という感じだ。
とにかく販売店に連絡。「すぐに新しいのを送りますので」との事だが、またこいつをその時に送り返さねばならない。つまり、また下に降ろすのか。堪らないなあ。誰かやってよ、という気分だが気を取り直してまた逆の作業にかかる。
やはり重いものをもって階段を降りるのは上るよりもきつい。組み立てた箱の中に収めて悪霊を封じ込める気持ちでガムテープを貼る。新しいのが来るのは明後日らしい。ウィークデイでは何も出来ないだろうし、また全ては翌週だ。既に午後7時を回っており、一体この1日は何だったのだろう、という気分だ。とにかくこの一週間、7300よ、壊れないでくれい。(02.8.25)
迷いは果てしなく
今は買い時だ。それは間違いない。
ちょうどアップルの新ラインナップが発表されたのだ。eMacはコンボドライヴになって値段据置、iMacは17インチ液晶のワイド画面モデルが登場、それに伴って15インチモデルの実質的値下げ、さらには新パワーマックG4(全てデュアルCPU!)が満を持してのリリース、と目白押し状態となった。
自分の場合、狙い目はむしろ旧タイプだ。例えばeMacの旧モデル。別にDVDが見られなくたって構わないのでその残り在庫が値下がりしていればうれしい。と言うわけで確かめに行ってみると、やはり少し値段は下がっていた。どうやら在庫はまだあるようだ。それはそうだろう、まだ出たばかりだからだ。さらには旧パワーマックも値下がりしており、これは在庫は少なそうだが15万円台とお買い得感が強い。
買うなら今なのだ。これを逃す手はない。
しかし、実際に買うとなると色々な問題が出てくる。eMacに決めてしまおうかと思ったのだが、画面をよくよく見てみると現在使用しているナナオのディスプレイに比べて鮮明さが足りないようだ。店頭だからハッキリとは分からないのだが。やはり今より画質が落ちてしまうのは面白いことではない。妥協できる範囲ではあるけれども。ディスプレイを生かしてパワーマック、と言う手もあるが大きすぎる。どこに置いたら良いのやら、という状態になってしまう。下に置きたくはないし。
それにインターフェイスの問題だ。プリンタこそ新しくなったが、スキャナは当然SCSI接続、ターミナルアダプタはシリアル接続なのだ。確かに両方ともUSB変換ケーブルというものは存在するのだが、信頼性に今一つ欠ける(特にシリアル)し、たかがケーブルなのにニーズの少なさからか高額だ。買い替えを考えさせられるほどだ。
特にターミナルアダプタは痛い。何せ現在はブロードバンド時代。今こいつを買い替えようと思ってももはや過去の遺物同然なのだ。いっそのことADSLにするか…とさえ思わせてしまう勢いだ。
結局、いくら安くはなってもその他に投資せざるをえない要素が多すぎる。いっそ、全部買い替えてしまえば気持ちはいいのだが…いくらそれぞれが安くはなったとはいえ、そこまでは。
そんなわけで、時々起動時にフリーズしてしまう今の我が愛機を、だましだまし使っているのであった。でも来週はまたどうなるか自分でもわからないのだが。(02.8.18)
いきなりの購入
長年愛用していたプリンタ、「ALPS MD-2000S」。スピードは遅く、音もやかましいものだったが、インクリボンを使うという他社とは異なるアプローチでもって、「まさに印刷」といった感じの綺麗なプリントは圧巻だった。特に普通紙への印刷は他には真似の出来ないもので、さらには文字の印刷はインクジェットでは避けられない「にじみ」から解放された鮮明さが気に入っていた。
全て過去形で書いている。そう、約5年の長きにわたる使用により、遂にオシャカとなってしまったのだ。仕事で使う書類を印刷していたらいきなり異音が。排出されてくる紙はぐしゃぐしゃ、中を開けるとインクリボンは絡まりまくりという惨状だった。ただこの状況は初めてではなかったので前にもした対策を済ませて再び印刷の指示を出した。しかし、今回は再びけたたましい悲鳴のような異音を発して止まってしまったのだ。お手上げだ。
もう限界か。さすがに5年はよく堪えた、と言うべきだろう。諦めて買うことにした。今回も仕事の書類だし、まあこれは会社で印刷すればいいものだが、いつプリントの必要があるか分からないのだから。
近くの量販店へ。耳に残って仕方のないテーマソングを聴きながら、そしてついついそれを口ずさんで後悔しながらプリンタのコーナーへ。さてさてもうアルプスはないので、どれにしようか。エプソンか、キヤノンか。エプソンは確かにいいのだが、みんなが持っているのでどうもあまのじゃくになってしまうし、キヤノンは今一つパンチに欠ける。プリントにパンチなど必要はないのだが、やはり前から少し考えていたヒューレッド・パッカード(HP)に決めた。ここのプリンタは全て前面で操作ができるので便利なのだ。紙をセットするときいちいち立ち上がる必要がない。写真画質はエプソンやキヤノンに負けるが、あくまで専用紙を使用した場合だ。普通紙への印刷は逆にこちらが得意。しかも、「普通紙へのモノクロ文字印刷」は一番と言っても良いだろう。しかも中堅機である「DeskJet
948c」が物凄く安くなっていた。雑誌には新機種がレビューされていたのでそのためだろう。しかしそんなことは関係ない。これだけ安ければ何も文句はないのだ。
というわけで大して迷うことなく決定し、持ち帰る。急遽の購入だったが、やはり何かを買うという行為は楽しい。しかもかなりお買い得だったので一層うれしい。しかし、今まで頑張ってくれたアルプスにもお礼を言いたい。今までありがとう。そしてHP、これからよろしく。(02.6.30)
遂に出た出た
事前にリーク情報が流れてしまったのが少々残念ではあったが、登場しましたねえ、ニューiMac。予想通りの液晶モニタ付きだが、この電気スタンドの形状はなかなか予想できなかったろう。本体部分のお椀を伏せたようなデザインは秀逸、実際にはバスケットボール大らしいが、まあ仕方があるまい。そうでないとさすがに何も入らないだろうし。
とにかく、「欲しくなった」。この一言に尽きる。いやあ、参ったなこれは。久しぶりにそういう気持ちにさせてくれた。物欲の炎がめらめらと燃え上がる。これはまさに、G4キューブの発展型なのだろう。キューブと違って、丸いところが違うが、そう考えると、もしかしたらキューブのような形も候補としてあったのかもしれない。あの形も、無くしてしまうには惜しいからだ。
それでも時代は動いた。何せiMacにもG4プロセッサが搭載されたのだ。しかも700MHzと800MHzという、かなり良いスペックを持っているのだ。こうなると次はパワーマックの番か。いよいよG5の登場となるのだろうか。すると、ポリタンクと呼ばれたスタイルに別れを告げるのか。興味と想像を掻き立てられずにはおれない。
「欲しい」とは言うものの、現実的にはなかなか難しい。周辺機器はZIP以外は全てSCSI接続だし、モニタはまだまだ現役、液晶よりも質はいいのだ。勿体無いではないか。そして何よりも、そう簡単に20万前後の金額を捻出することは難しいのだ。悩みどころだ。しかも、最近起動の度にフリーズに襲われるなど、「やっぱり買い替えかなあ…」と考えさせる事態が頻発している。全くどうしたもんだか。
とは言うものの、こういう悩みはハッキリ言って楽しい。今後の自分の動向に自ら請う御期待、と言う気持ちだ。(02.1.29)
無くなってしまうと…
もはや古い話になってしまうが、誕生から1年あまりでG4キューブが販売中止になってしまった。確かに売れていなかったようだ。「傷」によるクレーム騒動も販売低下の大きな原因だろう。斬新な試みで、よかったと個人的には思うのだが、残念な話だ。
実際、次買うならキューブだと思っていた。今のパワーマックでは大きすぎるのだ。あんなもの、何処へ置けと言うのか。机の下、という手もあるが、それだとせっかくのデザインが何か勿体無い気もするし、第一誤って蹴っ飛ばしてしまいそうじゃないか。
その点キューブはセッティングが容易だ。上にプリンタ用のラックを置くことになるから、あのトースターのようなCDROMドライブがちょっと問題になる程度だろう。ラックを少し後ろにセットすれば解決できることだ。
拡張性、という問題がある。確かにスロットの無いキューブには拡張性はないが、今やUSBやfirewireがあれば全て事足りるのではないか。
あとはCPUか。現在のところはこのスペック(G4/450MHz)で十分だが、パワーマックは867MHzにまで上がっている。やはり「アップグレードできますよ」という特徴が無いと苦しいかもしれない。
現在の愛機7300はG3カードを差し、次にヴィデオカードを差し、さらにはATAカードを差し、とどめにUSBカードを差し、という超・延命策を摂っている状態だ。それで何とか「今」使えるものになっている。拡張性が高いマシンだから出来たことだ。それを思うと、キューブの拡張性のなさは「何年も使っていく」点においては不安感がユーザー側、そう、ちょうど自分くらいのユーザーにあったのではないか。本来ならば「パワーマックでは大げさだが、さすがにiMacでは…」というユーザーに熱烈な支持を浴びまくるはずだったのだ。
まあ確かに、自分も結局買わなかったわけだから、販売中止の片棒を担いでいるとも言える。「だったら早く買っとけよ」とツッコまれても仕方がない。また、アップルによるとあくまで「中止」だと言う。時期が来れば「復活」もありうるわけだ。この言葉に過大な期待をかけることは今の景気などから見ても難しいだろうが、やはりこういうアップルが言うところの「プロシューマー」機は是非とも欲しいところだ。それまでは今の愛機を大事にしていこう。(01.9.22)
何故か暑い日なのに
ようやく意を決した。いや、前回もちょっと触れたUSBカードの取り付けである。ぐずぐずしていると本当の夏になってしまい、作業の不可能な状態になってしまう、と言う焦りがあったのだ。それに相変わらず不安定なマシン状態を見ていると、早くバックアップが出来るようにせねば、というもう一つの焦りも存在した。
しかし、結局迎えた休日は暑い日となってしまった。まずい。マックに汗の一滴でも落ちたりしたら…。かくして、今年初めて冷房を入れることにする。スイッチオン。あれえ。反応が無い。見るとリモコンの電池が死んでしまっていた。最近よくある液晶画面付きのリモコンなので、電池はすぐ無くなるようだ。参ったな。アルカリしかない。勿体無いけどまあいいや。
と言うわけでタオルを頭に巻いて汗対策はバッチリ。さあて、パソコンの配線を全て外し、よいしょと自作オンボロラックから取り出す。床に下ろしてフタを開ける。アクセスの簡単な構造は本当に有り難い。器具が全く要らないのだ。
そしてUSBカードを残り1つとなったPCIスロットにぐいっと差し込む。これがまた、本当に「ぐいっ」と多少の力を込めないと入っていかないので、結構緊張する。涼しくなっても汗が滲み出そうなのだ。かと言って、力を込めすぎると何処かが「バキ」とか音を出し、下の基盤が割れてしまうことも十分考えられるのだ。この微妙な力加減。
今回の「ぐい」も何とか成功し、全て埋まったPCIスロットに感慨を覚える。ビデオカードにATAカードに今回のUSB。CPUもG3カードに置き換っている。もう7300の中身は別物なのだ。フタを閉める前にまだすることがあった。セカンドキャッシュの取り外しである。
G3というのはそれ自体に「バックサイドキャッシュ」を内蔵しているので、セカンドキャッシュはもう要らないものなのだ。むしろ性能をネグレクトしている可能性もある。と、言うわけでそいつをこれまた「ぐいっ」と力を込めて取り外す。結構こいつが堅く嵌まっていたのだ。
さて元通りにしてセッティングだ。USBハブも取り付け、会社から持ってきたZIPドライブを繋ぐ。前にも書いた通り、これまで自宅で使用していたドライブは何故か動かなくなってしまっていたのだ。そこでibook用に会社に置いていたUSB接続のZIPを持ってきたのである。
ディスクを挿入すると、いとも簡単にマウントする。よし、成功だ。SCSIに比べて心配していたスピードも対して変わらない程度で、一安心。またこれでバックアップが出来る…って、まだ安心しただけで何にもしていないな。これはいかん。(01.7.7)
安定しろよ、9.1!
前回9.1をインストールした、とレポートしたが、それから1ヶ月。まだXをインストールする勇気はないが、それどころでもないのだ。
何せ、この9.1、安定度を高めているはずなのに全く不安定なのだ。これでは先が思いやられる、と言う状態に陥っているのだ。
まず、起動中にフリーズすることが最も多い。アイコンパレードの途中で「ふっ」と息絶えているのだ。起動させてから、とりあえずは他のことをしていることが多いので「さて、とりかかるかな」などと机に向かうと見事に凍っている。ガクッと肩を落としながら再起動させる。何度この作業を繰り返したことか。
当然対策はした。機能拡張書類を怪しげなものから無くしていき、なるべく「素」に近いシステムで構成したのだ。それでも以前より少なくなったものの、症状はなくならない。やはりハードディスクの問題かもしれない。増設ハードディスクにインストールしたのだが、やはり純正の方にインストールした方が安全だったろう。しかし、純正側は空き容量が少なく、よっぽど捨てないと駄目だ。これはやはり、一度初期化したほうが良いのかもしれない。とは言え、なかなか踏み切れないのが現状だ。どうしようかなあ。
などと言っている間に、さらに悲劇は起こる。バックアップを取ろうとしたZIPドライヴが動かなくなってしまったのだ。これはいかん。もう1台あるにはあるが、これはUSB仕様だ。仕方ない、これを使おう。というわけで、USBのPCIカードとハブを買ってきた。まだ実際に作業はしていない。いざ、やろうとするとなかなか面倒で…トラブルはこんなときにやって来るものである。今、大変危険な状態なわけだ。何事も起こらないことを祈るばかり。やれやれ、だ。
それはそうと、見て参りました、「ニュー」iBook。パワーブックG4の時のような、「おお、薄い、小さく見える!」といったような驚きはなかったものの、そのコンパクトでシンプルな外観と質感はなかなかのもの。パワーブックに見られた「薄すぎて弱そう」といった印象はこちらにはない。従来のiBookの特長である「丈夫さ」は引き継がれているようである。大きさは従来機(になってしまうのか…)の余分な部分をそぎ落とした感じになる。雑然としたオフィスにはスペースの点でもメリットとなる。まあ、ちょっと小さくなったくらいで自分の机が拡がるのは、ほんの一瞬のことではあろうが。でも気になるなあ、やっぱり。解像度もアップしたのが一番気になるなあ…(01.5.25)
登場してしまった、OSX!
それにしても。こういう状態でリリースして良いのだろうか。どうも納得が行かないぞ。
大体、だ。殆どのソフトがまだ対応していないではないか。OS9の環境を「借りる」、「クラシック環境」になるのなら意味がないではないか。全く。OSX自体は安定していてもそれでは不安定なのは子供でもわかる。一体、最近のアップルは「迷走」としか言えない行為を繰り返しているようだ。何とかならないものだろうか…
でも、買ってしまったのだ。理由は「OS9が入っているから」である。今までずっと8.6だったということもある。そして、最近アップルのサイトでダウンロードできるMP3ソフト「iTune」を試してみたかったのだが、対応がOS9以上だったのだ。あと、「iDisk」もだ。
発売日の朝、大須はまるで盛り上がりがなかった。まあこんなもんか。店頭ディスプレイも、店によって普通に積まれているところ、一応平積みにしているところ、ノベルティを付けているところ、と様々だ。「タダなら何でももらう」私がノベルティ付きの店にしたのは言うまでもない。メモ帳とペンのセットだが、ペンは結構使えそうだ。先着50名ということだが、しばらくありそうだ。アップル、大丈夫か?
さて今のところXをインストールする気はないので、9だけをインストールした。それほど変わりはなさそうだが、「書類」アイコンなど、微妙に変化がある。フォルダ構成も若干変わっており、「ユーティリティ」フォルダは「Applications(←そう、英語になっているのだ)」フォルダの中に入る形になった。当然「シャーロック」は「2」なので、あの賛否両論のインターフェイスとなっている。
さっそく「iTune」をダウンロード、ハードディスクに入っていたドラゴンアッシュの曲を再生してみると、VJみたいなグラフィックが踊りまくってなかなか面白い。これがフリーなら良いではないか。
しかし、インストールしていないとは言え、やはり気になるXの存在。いつか意を決してインストールする日が来るのだろうか?(01.3.25)
見て来ました、パワーブックG4。
いや、小さいよ、これは。というのが一目見たときの感想。隣にiBookがあったせいか、一層そう感じさせた。薄いし、奥行きは短いからだ。
薄さは本当に薄い。日本のサブノート同様の薄さで、フルスペックノートでこれほど薄いものはないだろう。これまでも少しずつは薄くしてきたパワーブックだが、一気にここまで来た感がある。前作までのように曲線が波打っていないだけ、厚さは均一になり、実際よりもさらに薄く感じさせる。
ただ、薄いだけあって閉めるときの感触は頼りない。たわむような感触が今一つで、さらには液晶画面が波打ってしまう、という現象が起こってしまったことはちょっと残念だ。もう少し剛性を高める必要がさすがにあるのではないか、と思った。
それでもキータッチがしっかりしているのはこの薄さでは立派だ。横に長いのと、奥行きがiBookと比べると少ないのでパームレストはかなり広く感じる。薄いので手を置いても違和感を感じない。やはりそういったメンタルな部分でも、意識してか無意識になのかは分からないが、マックのアドバンテージは無くなっていないと思う。
とにかくメリットはこの15.2インチの横長ディスプレイに尽きるだろう。これがあれば自宅の17インチブラウン管モニタに勝てるのである。つまり、メインマシンは不要になってしまうのだ。これは大きいのではないか。「欲しくなる」と言う人はこの部分を特に重要視するのではなかろうか。「ノートを買い替えたいのだが、自宅のメインマシンももう古くなってきた」場合はもうこれしかない。
問題、と言うか心配なのが剛性。メインマシンを持ち歩く、となると当然、一層気を使って持ち運ぶことになる。あまりの薄さが気にかかるのだ。アップルは「問題ない」と言っているが…
そしてデザインはシンプルで申し分ないのだが、結局はバイオに代表される「銀パソ」になってしまった、という残念な気分もある。しかし、「最も洒落た銀パソ」ということでこれは大目に見ようか…
…などと言うことを書いていたら、iMacリニューアルのニュースが!しかも今回は花柄とマーブル模様という何とも不思議ちゃんなデザインなのだ。遂にトチ狂ったか、ジョブスよ。実物は恰好良いのかも知れない。24日発売ということなので、早速見に行かねば。(01.2.23)
出たねえ、パワーブックG4。
まだこれを書いている時点では実物は店頭にはない。1月下旬登場、との事だが遅れる、と言うまたしてもそんな噂も耳にする。そして2000年型パワーブックも殆ど売り切れ状態となった。チタニウム合金を身にまとい、ちょっと他社の「銀パソ」っぽくなってしまった外観だけど、実際はどうなんだろう?早く見てみたいものだ。
何せディスプレイは15.1インチ。従来の14.1インチよりも横長で、これはなかなか便利そうである。ソフトによってはこれまでの比率のディスプレイは使いづらかったものがあるからだ。特にグラフィック系ソフトで力を発揮するだろう。あとはDVDで映画を見るときも有利だ。
特筆すべきはその薄さと軽さ。「1インチ」を売りにしているが、日本ではピンと来ないことが悔やまれる。しかし写真で見ると確かに薄い。画期的とも言える薄さだ。重さもこれまでより400グラム軽いのだ。何とまあ、素晴らしいではないか。良いことづくめだ。
見た目や重さばかり言ってきたが、もちろんノートパソコンでG4プロセッサを搭載したことも大変重要なことである。発熱量が問題となってどうしても「ノートにはG3」という状況から、何とか発熱量を抑えたG4が完成したのだ。これは大きい。またしても、ノートがあればデスクトップは必要ない、と言うレベルになったわけである。
もっとも、店頭にでなければ全ては意味がないことになる。アップルは何としてでもリリースに間に合わせるべきだと思うし、しかも急いだことが原因で起こるトラブルを未然に防ぐ、という細心の注意を払う必要があるのだ。これは正直な話、大変なことだ。しかし、パソコン業界全体が不調の中、何故かアップルだけが大きくクローズアップされてしまう現状である以上、仕方がないこととも言える。何としてでも汚名を挽回しなければならないのだ。(01.1.26)
これは戦略なのか、単なる在庫処分なのか。
最近パワーブックの価格が急落している。20万を割ってしまったのだ。確かにiBookが性能アップを果たし、おまけにファイアワイアまで付いたため、パワーブックのメリットは14.1インチの液晶画面くらいのもの、という気の毒な存在になりつつあった。
当然それまで人気が今一つだったのが一転して売れまくるわけである。ユーザー層はこれまで欲しくても価格的に買えず、かといってiBookではちょっと…という人達だろう。さすがに20万を切ったタイプは完売に近い状態のようだ。
iBookユーザーの自分でさえ、食指が動いてしまう。やはり画面の狭さは致命的なのだ。それが解消されるのであれば…と考えてしまうのも道理だろう。あの解像度があればデスクトップの必要性は無くなるほどのものである。欲しい…
しかし、普通に考えれば近いうちに新型がお目見えすることは間違いなかろう。しかも、今度こそはかなり姿を変えてくるのではないか…という期待もある。ここしばらくキューブの売行不振などから株価の下がっているアップル、起死回生はパワーブックからかもしれないのだ。とは言え、それはおそらく高価なものになるのだろう。そうすれば、やはり今が買い時かもしれぬ…と堂々巡りの思考が。
ただ、あまり新型パワーブックの噂が聞こえてこないところを見ると、もしかしたらアップルは苦し紛れの策としての値下げ断行とも勘ぐりたくもなる。つまり、しばらくはパワーブックが全く無くなってしまうことも考えられるのだ。これも決してリアリティの無い話ではあるまい。
やはりとりあえずは様子を見る、という態度でいようとは思う。OS Xの評判の悪さもあるし、ちょっとここ最近のアップルは注意して観察していようというわけなのだ。(00.12.29)
別にヴァージョン5.0でも十分だったのだが…
コンピュータ化の波は、アナログな勤務先にも容赦なく押し寄せたため、事務所にはウィンドウズ機がドーンと置かれている。そして新しいマシンのエクセルは、「2000」だったりするのだ。これまでならばウィンドウズ側で形式を変えて保存すれば自分のエクセル5.0でも使うことが出来たのだが、さすがに古さは隠せず、5.0で開いたら使えない機能が幾つかあることを思い知らされた。これはいかん。
限界を感じた私は「Office 2001 : mac」の発売を待つことにした。アップグレード版とは言え、2万円台する代物、それでも「98」の時は3万円台だったため、見送ったのだ。仕事用のソフトなので今一つ気が進まないが仕方がない、腹を括ろう。
そして発売日の11月17日。代休のとれた私は、ショップへ向った。ソフトコーナーの2階には平日のせいか、誰もいなかった。大々的に発売キャンペーンでもしているかと思ったら、意外とこじんまりとしたコーナーであった。それでもキャンペーンガール的な人はいたが、容姿については言うまい。通常版、アップグレード版、アカデミック版と平積みされていたが、「ひょっとしたら売り切れてるかも」などというちょっとした想像は呆気なく裏切られ、現在のマックを、いやパソコン界を取り巻く状況を垣間見ることが出来た。
開封する。雑誌などで見た通りのシェル(貝)状のCDケースに入っている。CD-ROMが5枚収納できるということで便利なのかもしれないが、普段は分厚くて邪魔である。マイクロソフトが想定している「マックユーザー」というのは一体、どういう人達なのだろうか、と思わされる。
さてインストール。「エクスプローラー」と同じく、「ドラッグ&ドロップ」によるインストール(これもマイクロソフトが考えるマックユーザー的)が可能だ。ただ、それだとカスタムインストールは出来ない。まあ、ハードディスクに余裕はあるので「ドラッグ&ドロップ」を試みた。結局4分ばかり(長いな)かかってインストールは終わった。
まず「エクセル」を起動してみる。これも「エクスプローラー」と同じように、起動する前に「真のインストール作業」が行われ、あらためてエクセルのツールが登場する。さすが1代とばしていたこともあり、随分洗練されたインターフェースだと感じた。ヴァージョン5.0は当時のウィンドウズ版と殆ど変わらなかったが、かなりマック独自の見せ方をしている。ツールバーを折り畳めるようにしたり、となかなかに使いやすそうだ。また、旧ヴァージョンとの繋がりも見かけよりもスムーズだ。「この機能はどこにあるのだろう、前はこうすればよかったのに」などと探し回ることもなく、分かりやすく配置されている。
まだ、書類作成など実際に使ってはいないのでこれ以上コメントするのは止めにするが、メモリ使用量などもそれ程変わらないし、違和感なく使えそうである。(00.11.17)
「Adobe GoLive 5.0」を買ってしまった。
現在このサイトを作っているソフトは同じアドビの「PageMill」である。しかし、もうアップデートを行わないことが明らかになり、アップグレード用として¥9800で販売しているものをPageMillユーザも買うことが出来る、ということで購入に踏み切ったのだ。さらに、ショップのポイントもかなり貯っていた、ということもある。
またインストールしたばかりで、なんとも言えないが、色々出来ることは増えたことはうれしい。しかし、複雑な気分でもある。現在マック用のウェブサイト構築ソフトは事実上この
「GoLive」と「Dreamweaver」の二つになってしまったのだ。両方ともプロ用である。はっきり言って気軽に買えるものではないし、操作も慣れるまでに時間がかかる。また、エクセルと同じで一般ユーザには「殆ど使わない」機能がてんこ盛りである。しかもエクセルほど簡単には扱えない。これでいいのだろうか。それに対してウィンドウズでは「ホームページビルダー」という使いやすくて価格も安いソフトが人気だ。マックでウェブサイトを作ろう、という人が二の足を踏むような状況、これは是非とも改善していかなくてはならないだろう。とは言え、個人的には今後強化した環境をどう活かして行こうか、大いに楽しみではある。ただこの、見ての通りのテキストだらけなサイトで、どうしようと言うのだろうねえ(おれ)。
ところで話はもう一つ。ちょうどこのソフトを買いに行った日は、「iBook」のキーライムという新カラーがショップでも解禁となった次の日であった。これまではこの新しいグリーン色はネット(アップルストア)でしか買えなかったのだ。
いやあ、噂には聞いていたが、直に見るとこれは凄い。完全に「蛍光グリーン」なのだ。眩しいくらいである。最初は「ほう」なんて感心してみていたが、いざ実際に触ろうと正面にポジションをとると、縁取りやクリックボタンなどのグリーンがやたら眩しくて気になる。これはやり過ぎではないのか。iMacは前方からはそのカラフルさを「色が目に触れると気になるから」と言う理由で隠して、なるだけ「アイス」の色を主体に前面はレイアウトされていた。あのセリフは偶然後から付けられたものだったのか、と言いたくなるくらい、キーライムは眩しくて堪らなかった。実用性が薄いと言われても仕方がないではないか。まあ、これがいやな人は別の色を買えばいいということか。あまりにも人をバカにした話のような気がするのは私だけだろうか。
それはともかく、新・iBookが気になることも確かだ。特にスペシャルエディション。値段は20万を切り、G3/466MHzのパワーを持ち、ファイアワイアもOK、しかもDVDも見られるというのだ。気になる気になる。あー気になる。ただ、半透明ではなくて真っ白になった本体はちょっと減点だ。(00.11.5)
見てきましたよ、「G4キューブ」。
まず、思ったより小さいのでびっくりした。これでパソコンなのか、と。やはりそれだけでもこれまでの「パソコン」の概念を変える、エポックメイキングな存在であることは間違いない。はっきり言って何にも似ていない。CD-ROMが上から挿入、排出も当然上に向って出てくるのでトースターに例えられることもあるが、やはりトースターとも違う。とにかく、「何でも出来る小さな箱」なのだ。
「キューブ」とは言うものの、立方体ではなく、透明な「足」に当たる部分が上げ底のような役目を果たしており、下からのぞき込むようにすると、接続部分が見える。全てのポート類は下に設けられており、USBやFireWireなどは下から上へ差し込むわけだ。ちょっと心配だったのはこういう接続の仕方はかなりコードに負担がかかることだ。断線しやすくなるはずだ。対策として、今後は端子部分が少し曲がったコードが出てくるかもしれない。それでも、どこから見ても接続端子が見えない、というこだわりは凄いものがある。また、小さな丸い外部スピーカーも大変いいデザインだ。
もし、自分がこれを買ったら…とやはり考えずにはいられなかった。こういう想像は本当にワクワクさせるものだ。
しかし、現実的には「全てを買い替えなくてはならない」ということに直面する。キューブはiMacと同様、拡張性には乏しいのだ。確かに、現在はUSBやFireWireがあれば良いのかもしれない。ところが自分のデスクトップの周辺機器は全てSCSIである。プリンタ(アルプス)、スキャナ、ZIPが全て使えなくなる。高価な変換ケーブルを使ったところで、全部使えるかどうか怪しいものだ。パワーマックG4ならば、PCIスロットがあるからSCSIカードを差せばよい。しかしキューブはそうは行かない。また、最近導入した「エクスクライム」も、性能はキューブの方が上だが、「エクスクライムTV」が使えなくなってしまう。
また、仮に全て買い直したところで、今度はセッティングのレイアウトは意外と苦労しそうだ。周辺機器が無ければすっきりとしたデスクトップ空間が誕生するが、そうはいかない。スキャナやプリンタの設置場所が逆に難しいのだ。CDを上に向って挿入、排出するため、かなり上にプリンタなどを置く必要が出てきてしまうのだ。現在のような武骨な自作の棚はあまりにも似合わない。
やはり「iMacの上級機」というニュアンスが強い物なのかもしれない。前述した条件をクリアするにはパワーマックにすればいいだけの話だからだ。値段も変わらないのだ。
そう、値段はこれ(¥198,000)で良いのだろうか。ターゲットはiMacからの買い替え、を狙っているような気がするが、液晶モニタを合わせると少々高い。しかしブラウン管ではせっかくのコンパクトさを殺してしまう。難しいところではなかろうか。あと2万円下がると爆発的に売れそうなのだが…この価格設定はちょっと苦しい。それが印象であった。(00.8.12)
我がマックの、更なる向上…
そう、遂にハードディスク増設である。Ultra-ATA66のカードとのセットになった、その名も「Storage
Fighter」というナイスな商品だ。容量は13ギガバイトにした。当然さらに大容量、というものもあったが、やはりコストパフォーマンスは重要だ。
きっかけは、ビデオカード「エクスクライムVR 128」を格安で人から譲ってもらえる幸運に恵まれたからである。以前のヴァージョンの「エクスクライム」を使っていて、新しいものも気にはなっていたが、まあ、高い金額を払ってまでは…と思っていたのだ。しかし、前述した幸運が訪れたため、どうせ中を開けるのだからハードディスクも増設してしまえ!というわけなのだ。
愛機7300はドライバー無しで中を開けることが出来る。しかし注意すべきはこの季節だ。もう気温は高くなっており、汗かきの私は特に気を付けねばならない。汗の一粒が愛機を壊滅状態に陥らせることになりかねないのである。エアコンをつけ、汗止めにタオルを頭に巻く。これでOKだ。
もう何度も開けているので慣れてはいるが、逆に何度も開けているためにCD-ROMドライブやフロッピードライブをカバーしているブリキ板がねじ曲がって落ちたりした。まあ、これくらい後で嵌めればよろしい。
まずはハードディスク。説明書に従ってガチャンとはめ込む。意外に簡単。ただ、説明書通りだと、電源ケーブルが付けられない(狭くて手が入らない)ので、もう一度外してケーブルを装着してから、またはめ込む。ハードディスクはOK。
次にATAカード。これはPCIスロットにざっくり嵌めるだけ。そして古いエクスクライムを抜いて新しいやつをざっくり。そしてハードディスクのケーブルをカードに取り付け、完成。
そして古い「エクスクライム」のカードを抜き取り、新しいカードを差す。そして元通りフタをして、再びセッティング。ケーブルを繋ぎ、いよいよ起動だ。
起動して気付いたのは、色の美しさだ。深みが増したようなのだ。これはいいぞ。やはり効果はあるようだ。そしてハードディスクを認識しようと、「ドライヴ設定」を起動。しかし、認識は残念ながらされず、付属していた「B's
Crew LIte」をインストール、これでフォーマットする。
新ハードディスクから起動したいため、OSをインストールし、機能拡張書類や初期設定書類をコピーして再起動。…やはり起動速度も速いようだ。シーク音も今までのよりも静かだ。インターネットに接続してみたり、ソフトを起動させたり、と色々試してみるがやはり体感速度は速い。
ただ、気になることがある。再描画の速さが、以前より遅くなっているようなのだ。気になったので「System Info」で計測してみる。…すると、ビデオカードの性能を表す「ビデオ」項目は、以前より低い数値を出してしまった。やはりそうか。どういうことか分からないが、「得意なことと不得意なこと」があるようなのだ。文字のスクロールなどは明らかに新しいほうが速い。性能を出しきれていない、という可能性もある。接触が悪い?とか。そんなアナログな原因かな。
そうしているうちに突如フリーズ。まあ、フリーズは付き物なので何の気なしに再起動。すると、起動画面が現れてすぐ、「internationai
utilitiesがありません」などと言うアラートが表われてまたそこでフリーズ。あれえ?大体なんだその、インター何たらというのは。shiftキーを押しながら再起動し、一応そいつを探してみたが、どこにもない。何なんだ。結局、良く分からんので起動ディスクを元通りにして使っている。うーん、納得いかんなあ。(00.7.16)