折れ線グラフ!

 先日行われたオフ会(詳しくはこちらのHPへ)で「Frequency Analyzer」というマシンを使ってスピーカーの周波数を計測する、という面白いことが行われた。そしてその機械は今、何故か私の元にある(借りた、と簡単に言えよ)。
 要するに周波数レンジを測るものなのだ。よくカタログや説明書に載っている「特性図」というやつが作られるという、なかなかにマニア心をくすぐられるアイテムな訳だ。
 マイクをリスニングポジションに調整して、それぞれの周波数のトーンを発生させ、計測するのだ。早速D-105から計測。以下のようなグラフとなった。



 「1KHzをゼロ(dB)に合わせてから計測する」と説明書に書いてあったのでそのようにしたら、他の周波数は殆どゼロ以下だった。まあでも結構フラットなんだな、と思いながら次にスワンaに移る。



 これはやはり105に比べると低域が膨らんでいる。そして300Hzあたりでピークが見られる。やはりそうか。というのは、これを使っていたときはアンプのトーンコントロールに「ミッドバス」ポジションがあったので、それで少し300Hzを下げていたのである。そうしないと低音がブカブカした感じで少し気持ちが悪かったのだ。それが数字上にも現れる結果となった。ユニットの違いだろう、高域は16kHzまでであった。
 続いてBS-89tを測ってみる。



 もう少し暴れた感じのグラフになるかと思ったが、割合フラットに近い。このサイズにしては結構低音も出ているのではないか。ピークのある部分はエージングで取れていくのかもしれない。
 こうしてみると三者三様である。この特性というやつは音質の幾つもある要素の一つでしかないが、これだけ違えば、確かに音も違うわな、と思わせるだけの説得力があり、大変面白かった。