アウターパネルの製作と取り付け(1)

スピーカーはドアの内側の鉄板、インナーパネルに取り付ける方法と内張りにボードを作る方法とがあります。私は、内張りにボードを介してスピーカーを取り付けるために、アウターパネルを作りました。


手順

まず、内張りに取り付けるボードの形や大きさを決めます。現物あわせで型紙を作ります。私はこんな感じにしました。

型紙ができたら、ボードに写します。ボードはベニア合板などでも良いですが、加工のしやすさなどで、MDFを選びました。木屑を固めたようなボードです。

のこぎりなどを使ってカットします。ジグソーを使うと時間も短縮でき、仕上がりもきれいです。あとは、角をヤスリなどで丸めて、成型していきます。

ボードの成型が終わったら、レザーを貼ります。レザーにはボンドG10を使いました。本当は耐熱のほうがいいのかもしれませんが、無いのでG10をラッカーシンナーで薄めて、はけで塗りました。レザーにも塗って、5-10分待ちます。少し乾いてきたら貼り合わせます。

レザーは引っ張りながら貼っていきます。特に角の部分はよく引っ張ってしわの出ないよう気をつけます。裏側はしわになっても見えないので、しわを裏に寄せながら貼ります。裏に引っ張ったレザーはタッカーで「バチンバチン」と止めます。


貼り終ったら、スピーカー穴の部分に切り込みを入れていきます。下の写真は完成した状態です。


ドアへの取り付け

はじめについていたスピーカーのカバーを外します。ネジ5本で止まってました。この穴はそのまま利用することにしました。


スピーカーボードを内張りに止めて、ドアに取り付けました。その際、隙間ができないように防音シートを穴の周りに貼って、音漏れを防ぎます。内張りだけでは、振動するので、スピーカーボードとドア内側の鉄板をネジで止めます。ドリルを使って一気に中まで開けてしまいます。私は一箇所のみ穴をあけて止めました。これだけでも、全然動かなくなりました。

あとは、スピーカーを取り付けて完成です。


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