「春はまだ・・・」

2000年高松宮記念sideB〜2


ブラックホーク(2000/3/26at高松宮記念)  馬体重が発表されると、プラス10Kg。パドックでの様子も何となくしっくりきませんでした。 うなるような気合と、程よい余裕。このバランスが良い時がブラックホークの好調な時だと 私は思うのですが、どうも余裕の部分が足りないように思えました。
 順調に来ていたら恐らく一番人気になったであろうアグネスワールドも、一頓挫あったせいか 気配が今一つのようです。ハイペースにならないというのはブラックホークにとってマイナス材料です。 また、昨夜からの雨や、開催8日目ということもあって、良馬場とはいっても 時計勝負になるような馬場は望めそうもありません。 1分8秒台後半の決着になるのなら、とてもブラックホークが勝てるとは思えません。
 そして、その予感は当たってしまいました。外枠を引いたために、道中はふわふわと外を 走る展開。決して上手なレースとは言えませんでした。4コーナーでは先頭集団に取りつきますが 手応えがあまりよくなく、私はその時点で、諦めてしまいました。
 それでも、ブラックホークは直線に入ってからじりじりと伸びました。 外からあっという間にかわしていくキングヘイロー。内から粘るディヴァインライト。その少し後ろに ブラックホークはいました。アグネスワールドとの3着争いに借りを返されるようにハナ差負けての 4着でした。本当によく頑張っていると思います。諦めてしまった私とは対照的に・・・。
 結果は出せなかったけど、私はもっと彼が好きになりました。

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