はじめて横断幕をつくることになりました。作成にあたってはTYO.STDさんのHPを参考にさせて頂きました。
横断幕を作成する上ではいくつかのルールを守らなければなりません。
まず大きさですが、横が3M、縦が1M以内とされています。 内容は誹謗中傷にあたるようなこと、また企業等の宣伝になることは 禁止されているようです。
実際に張り出してあるものを見ると、布地にポスターカラーで文字等を書いたものが 多く見受けられます。業者に委託しているものもあるようですが、多くの横断幕は 手作りのようです。
私も最初はポスターカラーにしようと思っていたのですが、 どう考えても家が狭すぎて、乾くまで布を広げておくことができそうにありませんでした。 いくら速乾性のものが出ているとはいえ、乾くまでは布団を敷くこともできないのです。 この方法で行うには、まとまった時間とスペースが必要です。 そこで、それ以外の作成方法を探してみることにしました。
それが「フェルト接着法」です。フェルトを布地に貼り付けて作る方法で 貼り付けて数分後には洗濯物のように広げて干しておけます。パソコンでデザインを決め、手芸屋さんに材料を買いに行き、作る。 何もかもが新鮮で楽しかった。出来上がった横断幕をきれいにたたみました。 はじめてラブレターを書いた時のように愛おしく、恥ずかしい宝物を袋にしまい、 後は当日を待つだけ。その日は1998年の天皇賞(秋)です。
はじめて競馬場で徹夜をすることになりました。それまでは何がなんでも 一度家に帰っていたのですが、G1の日に横断幕を出すのは困難を極めます。 先に並んでいてくれたお友達に合流するという形で、競馬場前で夜を 過ごすことになりました。(ありがとう!<昌子ちゃん)
さて、実際に経験してみると「こんなにも楽なものか!」と驚きました。 いつもよりずっと良く眠れました。その日の夜が割と暖かだったせいも あるのでしょうが、寝袋と銀色のマットを敷けば十分でした。翌朝には殺気溢れる開門ダッシュが待っていました。
「転んだら、後ろから来た人に踏み潰される(涙)」
とか恐いことを考えていましたがなんとか生きのびることができました。
横断幕の受付けを済ませ、張る事ができた時にはとても誇らしい気持ちになりました。
「もうこれで目的の半分は達成できたように思えてしまうのはだめよね」と思いながら、 もう後は無事に走ってくれさえすれば、私にとってはそれで十分でした。レースのことは、あまりよく覚えていません。私にはまだ書くことができません。
ただ、横断幕を張るという私の楽しみはこの日からはじまりました。
もどる