私一個人の精神状態がボロボロでも、高松宮記念の発走時刻は刻一刻と近づいてきます。 馬体重が発表されると、ブラックホークはプラス10キロ!ハヤカゼも思ったより体重が減っていません。 予想外のことでした。
ハヤカゼは久々だった前走と比較すると随分落ち着いています。 問題は芝がどれくらいよくなっているかということです。ハヤカゼのためにはスピードの生きるような パンパンの良馬場が望ましいのですが、開催最終日ということで芝はだいぶ痛んでいます。 おまけに昨日からの不安定な天気。1分7秒台の決着になるとは思えません。
それでも、8秒台前半で決まる芝状態ならまだ可能性はあるのです。 得意と言われる左回り。今度こその思いをのせて、レースははじまりました。とりあえず苦手なスタートも普通に決めましたが、少し追走に苦労しているようです。 これが太め残りの影響なんでしょうか?直線の短い中京競馬場。4角である程度好位にいないと無理です。 それに内から直線外に出せるのかしら。4角を好位の少し後ろでまわったハヤカゼは 気がつくと外めを追い込んできました。それでも、さらに外を通ったキングヘイローの伸びの方が 遥かに良く、ハヤカゼはあっという間にかわされてしまいました。
復帰2戦目にして勝ち馬と0秒2差の6着。決してそれほど負けてはいないのです。 掲示板にこそ載ることはできませんでしたが、彼の能力がまだまだ一戦級であることは確認できました。 彼の10回目のGI挑戦は、残念ながらうまくいきませんでした。 順調に使い続けることができていたなら、と考えると本当に悔しい。
8歳の彼には時間がなさすぎるのです。春はまだ・・・遠いです。