CF-1110 でございます。
このページも渡辺裕文さんからお送りいただいたレポートです。
画像も渡辺さんからいただいたものです。ありがとうございます(・∀・)。
画像はでかいサイズのままで置いてあるのでアップで見たいかたは画像をクリックしてみるとよろし。

先日ちょっといたずら心で入札し800円(開始価格)で落札したCF-1110ですが,オールド通の方々にも入札して頂けず,落札してしまったときは「しまった」と内心思ってしまいました(何しろ送金手数料と送料が加えてかかりますから)。
ただ,到着した実機に触れるとそんな憂鬱さも一蹴されました。「エントリー」と言っても70年代中期のCF-1511やCF-1611の様なプラスチッキーな安っぽさとは縁がありません(おそらく価格面での差ですね)。ガンメタ仕上げの本体・銀で縁取りされた見やすいメータースケール・カセットケース周りはCF-1700にも勝る入魂の密度の高いデザインで,各部のバランスも良く,愛着が湧きます。
またナレーションも非常にはっきり聞こえる疲れのこない音質で,ジェットストリームの録音テープをかけては悦に入っています。
CF-1900は自分のモノラル機愛着No.1の地位をこいつに譲りました。Sipmle is bestを地で行くデザイナーのこだわりを感じてしまいます。チューニングスケール周りの処理と本体のつや消し処理がCF-1700に結構似ています。特に本体の塗装は非常にこったもので,昔の望遠鏡や顕微鏡の焼き付け塗装のような質感があり,安っぽい最近の音響家電も見習って頂きたいものです。同じデザイナーの仕事ではないかと勝手に思っています。チャンスがあればデザイナーの方に是非お話をうかがいたいものです。
2003年4月26日。渡辺裕文さんありがとう。