ビクターのRC−838でございます。
e-boyさんから送っていただいた画像です。
本当にありがとうございます。
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アイワのミュージックトレイン、機種型番は覚えていませんが、RC−707を脅かすハイスペックに「むむ、ライバル!」と思っていました。ナショナルのRS−4300なども気になる存在でした。
RC-707や717にもRB−70(?確か、開放型)とか、RB−80(バスレフ型)の追加用の外部スピーカーが出ていましたね。EXT.SPEAKERなるミニジャック端子が装備されていました。
あの頃ラジカセに触れる時のワクワク感は、ラジカセの小さなボディーから流れる音楽や、ニュースやバラエティーに、まだ見ぬ世界や(当時の)今の時代の風を感じていたのかもしれません。
ラジカセはNOW(笑)な情報との出会いの玉手箱だったのですよ。大人になって、行き詰まった、とか先が見えたとか、自分の身のほどをわきまえてつまらなくなったときに、童心に返り真面目?にラジカセライフを取り戻してみるとリフレッシュできるかもしれませんね。
振り返ってみると、あの当時はメーカーのカラーというか個性がそれぞれに際立っていて面白いですね。ビクターのラジカセはデザインがちょっと無骨で、洗練(と大人っぽさ)という点ではSONYに敵わないのですが、RC−838のサウンドは今聴いてもなかなかのものがあると思います。また、デザインの洗練という点では前モデルのRC-828のほうが良かったですね。この時代のビクターのラジカセの型番は真中の数字が世代を、外側の数字はグレードを表しているみたいですね。用途やタイプ別に分けて商品展開しているメーカーもあったのですが、ビクターに関しては序列を重んじていたのでしょうか?ゆっくり上京できる折を見て神保町の古本街などへ資料探しに行ってみようと思います。
最近、職場の倉庫からシャープ製のかなり大型のステレオラジカセが出てきました。同じものが2台!時間を見て撮影しますね(これは出してきて職場にて使用開始しました)。前部所では、ソニーの80年頃の大型ラジカセがありました。型番は忘れてしまいましたが、ロジックオペレーションのカセット(シングル)が左上についている機種です(貰っておけば良かった)。シャープ、ソニーとも大きさの割に音質は今一つでした。これらよりちょっと前の時期のジルバップシリーズなどはとても良い音だったんだけどなあ〜。
あと、我が家に現存する(ラジカセらしい)ものとしてソニーのCFM−145があります。これは1992年製と新しいのですが、カタログの中心がCDラジカセへと移行した中、「初期(モノラル)ラジカセ」の形態そのままの姿でカタログのすみっこに載っていた1万円ほどのモデルです。当時、母が入院することになり退屈凌ぎにと求めたものでした。CF−1900を所有&使用するような満足感は無いのですが、現在でも災害時などに備えてのラジオとして置いてあります。昼食時にちょっと聞くようにも使われているようです。生活用具として台所にあるので程度は悪い(綺麗ではない)です(笑)。
良き時代のものほど音が良くないのは残念ですが、何処へでもサッと持ち出せるタフな機動性は「ラジカセ」ならではの特徴のひとつですね。現行でもこういった「初期ラジカセ」の面影を残すような機種あるのかな(^^)。
RC−838(正面・ケース入りです) RC−838(ちょっと上から)
RC-838の端子パネル 左はメーターのモード切り替えとバイノーラルイコライザのON/OFF切り替え、右はモノラルと各ステレオモードの切り替えレバーです。
トップパネルのスイッチ&レバー類です。このころ(昭和53年)の上位モデルになると単品コンポ並の多彩な眺めですね。テープのEQ切り替えもバイアスとイコライザーがそれぞれにあります。ソニーのDuadの時はどっちをどうするんだっけ?録音レベルも、自動/手動切り替え式です。ボリュームスライダーはカチカチというクリック付きです。
キャリングケースから出してみました。
RC−838のケースの裏からラジカセにはつきものだった
「説明入りプライスタグ」が出てきました。
CF-1900とRC−838どちらもキャリングケースに入っています。レザートリートメントで手入れしてみました 兄弟機種828の広告(ロクハン1977年12月号)
アイワTPR−4300を発展させると
ミュージックトレインになる。
松下RS−4300
ロクハン1978年2月号に、当時のシステムアップ指向のステレオラジカセが特集されていたので載せておきます。クリックすると拡大します。
渡辺裕文さんのコメント。
BCL派のラジオ/ラジカセ少年が,ダイヤル直読機種にアンテナカプラーと屋外アンテナ・片ヘッドフォンを接続して悦に入ることにあこがれたように,オーディオコンプレックス系ラジカセ少年は,ステレオラジカセを中心に外部スピーカー,プレーヤー,そしてアンプを接続することにあこがれたはずで,二昔前の少年たちの手元にはまだまだこの手の資料が眠っているはずです(^_^)たとえばアイワのミュージックトレインシリーズ,ソニーのゴングシリーズ,パイオニアのセントレックスシリーズや初期の東芝ボンビートシリーズ(Bombeat 11 / 7)なんかシステムアップ指向ラジカセの代表シリーズだったと記憶しています。
ふ、ニ昔前の少年・・・・( ;‘e‘)。しかし渡辺さんの記憶、正確ですねぇ。カルトQで「ラジカセ大会」があれば榊さんや渡辺さん、絶対出られますよん。でも「ラジカセ」じゃぁ視聴率が・・・・。
2003年3月6日。12日値札タグを追加。19日ケースから出した画像追加。21日ロクハンの記事と渡辺さんのコメントを追加。