ラジカセではないのですが、ソニーのTC-1150でございます。
画像はでかいサイズのままで置いてあるのでアップで見たいかたは画像をクリックしてみるとよろし。

ラジカセでもないのになぜこの機種を取り上げたかというと、このテープコーダーとTHE11がCF−1500の原型だからです。愛称PRO。榊さん、情報ありがとうございます。
1969年発売。私が7歳のときの製品なんですね。入手した時にも完動品。すごいですねぇ。
エレクトレット・コンデンサーマイク内蔵。アンチローリングメカらしきもの(第一世代と思われます)を採用しております。エンドアラームもついています。当時の定価2万5千8百円は、当時の大卒初任給が3万2千円ほどですから、今と比べるととてつもなく高い値段です。この製品が発売されたのは、調べてみたらアポロ10号のシミュレーションを行った5月と、アポロ11号が月面着陸を行った7月のちょうどまんなかの6月でした。
カセットホルダーのアップです。両端に黒いツメがみえますが、テープ押さえです。左から白いのが消去ヘッド、エンドアラーム用の電極2本、録再ヘッド、ピンチローラーですね。
それにしてもこのABマークは郷愁を誘います。4極の電源プラグもCF-1500あたりまで使われてましたし、懐かしいですねえ。
文字をプレスした溝に塗料が擦り込まれているいわゆる刻印?がなんとも手間をかけていますよ高いですよ、愛情たっぷりですよという風情を醸し出しています。
2003年2月9日。