アイワのTPR-415でございます。
画像はでかいサイズのままで置いてあるのでアップで見たいかたは画像をクリックしてみるとよろし。

アイワのこの時代のラジカセはいいですねぇ。カセットホルダー部分に膨らみをもった合成革が貼ってあります。なんとなく角がとれたような優しい感じをかもし出していますね。ただ、東芝と同様、なかなかオークションにも出品されないため、めったにお目にかかれないのが寂しいです。入手したものは、本来左サイドについていたワイヤレスマイクが欠品しているものの、全機能が完動品でした。この時代のアイワ製品、頑丈です。決して壊れて捨てられているわけではないと思うのですが、見かけないのはなぜでしょうねぇ。
中波・短波・FMの3バンドラジカセです。
変わっているのがラジオとテープの切替スイッチです。なんとクリックスイッチ付きのミキシングボリュームなんです。ミキシングボリュームを時計回りに回し切ったところがラジオ、反時計回りに回し切ってスイッチがカチッとなったところがテープです。不思議です。なんということでしょう。
二見書房サラブレッドブックスの「ナマ録入門」の昭和50年6月1日現在発売されているラジカセ一覧表のなかにこの機種が載っていました。定価34,800円。結構しますね。写真はポーズスイッチのインジケーター窓。解除時は緑色、ポーズ時は橙色が表示されます。
やっぱりラジカセは3バンドに限りますねぇ。短波のスケールがあると嬉しくてたまりません。
(カタログの説明書より)ワイヤレスマイク・有線マイク・トランスミッターに使えるプレイマイク付。楽しさを増すミキシング。バリアブルモニター。自動録音。クイックレビュー機構。一時停止装置。一時停止インジケーター。オートストップ・スリープタイマー。テープカウンター・実用最大出力1.6W/(EIAJ/DC)・3電源。
「MIC UP」と刻印されたスイッチがついています。
右が明生さんがスキャンしてくださったカタログの写真です。なるへそ、こういうマイクがついていたのかぁ。
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2003年2月23日。