マトリックス方式のホームラジオでございます。
画像はでかいサイズのままで置いてあるのでアップで見たいかたは画像をクリックしてみるとよろし。

ラジカセではないのですが、今回はちょっと変わったラジオを3台ほどご紹介してみたいと思います。
向かって左から松下 RF−787(サウンドスコープ)、奥がソニーのMS−3400、いちばん右が同じくソニーのMS−3300です。
以下、ソニーのカタログからソニーのMS方式についての解説を抜粋します。
普通のステレオ方式は左のスピーカーから左の信号が右のスピーカーからは右の信号が出てステレオの音場がつくられます。しかし十分な音の広がりを得るためには左右のスピーカーの間隔をかなりとらなくてはなりません。それに対し、MS方式では、右と左の信号を特別に配分したマトリックス信号がそれぞれ左右のスピーカーから出されます。その信号は聞いている人の耳元で合成され、右と左の音が生まれステレオになります。しかも実際のスピーカーの位置よりも、広がって聞こえてきます。したがってスピーカーの間隔を十分とれない小型キャビネットでも、豊かな広がりのあるステレオが再現できるわけです。
昭和50年代にNHK地方局がFMステレオ化したのにあわせて出てきた機種でしょうが、消費者はラジカセかステレオを買ってしまうでしょうし、売れたのかなぁ。どうなんだろうなぁ。
木目のソニー3400だけステレオインジケーターがついてませんが、せっかく重厚感バリバリなんだから、つけたほうがカッチョ良かったのに。
2003年2月12日。