「玉ねぎむいたら」に出てきたラジカセは何?でございます。
1981年頃TBSの金曜ドラマで放映されていた「玉ねぎむいたら」がスカパーのチャンネルNECOで再放送されているのですが、第8話「混乱ラジオ放送」のなかにラジカセの後ろ姿が出てきます。その正体をつきとめてみましょう。
このドラマ(桜田淳子・石立鉄男ほか出演)懐かしいですねー。桜田淳子の妹役で松田聖子がゲスト出演する回もあるのですが、当時聖子様は映画「野菊の墓」の撮影もあり、本当にほとんど出ません(笑)。このラジカセの特定が非常に難しい。正面から見て左側上部に銀色のキャップで化粧されたボリューム・トーンコントロールとおぼしきツマミが3つ並んでおります。モノラルラジカセではこのような形態をとっているものはあまりないので、おそらく私があまり知らないステレオラジカセの部類だと推察されます。
なかなかラジカセのアップ場面はありません。何度も探したのですが、この画面が唯一のアップでした。しかも正面から見て左上部しか映っていません(左の写真)。けれど、この当時のステレオラジカセは意外とスライド式のバリオームを使うことが多かったので、結構これで絞り込めます。アルミキャップ化粧帽子をかぶった3つのバリオーム。そして1本のみ正面から向かって右上から生えているロッドアンテナ。当時のラジカセの流行で、アンテナは真ん中から両端に向かって2本生えているのがデフォルトでしたから、かなりのヒントになります。そして右側にあるチューニングノブ。意外と正面や上部にノブが配置された機種が多いんです。これらのヒントを使って絞っていくと、ビクターRC545、636、727、838、パイオニアSK1、東芝ボムビート5、三洋レック9050、レッククオーツ、日立パディスコ8040、8080、アイワステレオ840、ソニーステレオホットドック、三菱ジーガム8200、松下アンビエンスマック、シャープザサーチャー303などが候補から脱落します。で残ったのが以下の2機種です。
結局残ったのは松下の2機種。左がステレオマック4100、右がステレオマックムウ(4050)。「磨いたヤツはどこかが光る。自分で光れ。ステレオマックムウ!」by宇崎竜童(^^)/。7連のLEDメータをレベルメーターとして採用したラジカセです。
正解は・・・・当時の小道具さんに聞いてもわかんないでしょうねぇ。うーん、徒労じゃっ(笑)。後ろ姿だけじゃ、ねぇ。そういえば「振り向ーかないでぇー○○(地名が入る)のひとー」っていうシャンプーのCM、昔ありましたねー。
(コースケさんから★その曲はハニー・ナイツの「振り向かないで」でエメロンクリームリンスのCMだよん★という報告ありました。ありがとさんっ。)
1977年からかなりの回数続いた「特捜最前線」では16・24・65・95・111・112・128・158・272・313話にラジカセが出てくるそうです(ネットってすごいね)。再放送している地方の方はチェックチェック。何の機種か確認してできれば画像も送ってちょっ。

RX5070も怪しいといえば怪しいけどなぁ。
やはり4100でしょうかネぇ。当時のスタッフさん、教えてちょっ。

第16話にもチラッと出てきました。
第16話にもチラっと出てきます。
2001.8/16記。
9/12コースケさんからの情報を追記。
2002年1月4日ちょっとだけ追記。