KR-1600Jでございます。
画像はでかいサイズのままで置いてあるのでアップで見たいかたは画像をクリックしてみるとよろし。
この機種もまた珍しいですね。型番が1600ということで下位機種だと思うのですが、そこそこの機能はついております。筐体は全く他の機種(2350・2200)と一緒です。
テープカウンター、ありません。その代わりに、テープ窓にスケールが10目盛り刻み込まれています。オートマチックストップ機能が誇らしげに飾り文字で印刷されているし・・・・。
それにしても、スタンダードの機種はコンパクトな割に重いです。中身は鉄のカタマリだと思いますぞ。今ほどプラスチック部品の信頼度が高くなかった時代の製品ですので、仕方ないと言えば仕方ないですが、見た目とその重量のギャップにはちょっとびっくりします。
でも、結構丁寧な作りで、(上部のみですが革張りの)キャリングハンドルにはちゃんとスプリングを噛ませてあって、カタンと倒れないようになっていたりします。
それにしてもFMのダイヤルスケールの88と90の間がやたらと離れているのは、おそらく日本向けのために海外モデルのバンドを無理矢理シフトさせた影響が現れているものと推察されます。
テープ操作系ボタンはやっぱりガチャコンメカ。クラウンのテレコに似た感触です。
特筆すべきは、テープスピードを変えるツマミガついていること。ミキシング機能もついているけど、ミキシングのボリュームはトーンコントロールのスライドボリュームが兼用しているという素敵な設計。
テープ窓からは駆動ベルトが見えるようになってます。私が手に入れた物は(千円なのに)ゴム切れもありませんでした。すごいぞスタンダード。
珍しいスタンダード専用の電源コード。ブラウンのひげ剃りなんかはこういうタイプが多かったような・・・・。
2002.10.10記。