ブラザーのOT-421でございます。
画像はでかいサイズのままで置いてあるのでアップで見たいかたは画像をクリックしてみるとよろし。

FOXXさーん、ありがとう。画像をクリックすると、その後手に入れたMR5000のページへジャンプします。
FOXXさんにスキャンしていただいたサンヨーのMR5000です。
テープ操作ボタンの形状や配置、テープ・ラジオ・スリープスイッチ、そしてバンド選択スイッチ、トーン・ボリューム・マイクボリュームの配置まで全てそのまんま同じです。
★\32800★スピーカー:10センチ★パワー:1.2W★サイズ:35×22×12センチ★ウェイト:3.4キロ★電源:単1×4/AC★バンド:FM/AM★録音プレイに徹した高級モデル
(音楽之友社・週間FM別冊「プレイ・ラジカセ101」より抜粋)というコメントまでつけてくださいました。
ブラザーのラジカセでございます。ブラザーはご存知の通りミシンメーカーではございますが、ブラザーブランドの電化製品も結構出しております。
知り合いのタケオ君はブラザーのビデオデッキを使っておりました。「タケオはブラザーのビデオ使ってる」私の中ではかなりショッキングな出来事でした。でもその時のビデオデッキはどう見ても日立のマスタックスそっくりでございました。
またヤフーオークションで以前ブラザーのラジカセが私の知る限り1度だけ出品されていたことがありましたが、その時の説明文に「サンヨー製」と書かれていたような気がします。その機種はごく普通の2バンドラジカセだったために入札しませんでしたが。
なるほどOEMのブラザーブランドをミシンのお得意様に販売していたのかも、とその時思ったのでございました。
今回のラジカセがどこのメーカーのOEMなのか、裏蓋を開けてみましたが、かなり基板を外さないとどうにもならないようなので躊躇していたところ、FOXXさんから貴重な嬉しい情報が送られて来ましたよっ。

ブラザーブランドのラジカセでサンヨーのMR5000(愛称REC SP)のOEM機を親戚の方が持っていらしたとのこと。おそらく当時、地方では流通機構未発達のため、ミシンを買うついでに一緒に他の電化製品もカタログから選んで注文する、というシステムがあったようですぞ。雑誌からサンヨーのトラスンワールドRECの5000番の写真をスキャンして送っていただいたのですが、かなり似ています。メーター部分の処理とチューニング針の発光ダイオード以外はほとんどクリソツです。

FOXXさん、本当にありがとうございます。
その後、MR5000をヤフオクで入手できました。
こちらのページをご覧下さいませ。
私の手元に届いた時、カセットホルダーの表面があまりに汚れていたので、オリジナルの塗装皮膜を剥いで磨いてしまいました。本当はもっとグレーです。しかし、ブラザーのこの機種、意外とカッコイイですぜ。チューニングのニードル部分に発光ダイオードが埋め込まれており、同調するとピカッと光る。一時期トランジスタラジオでも流行った方式ですが、素敵。そのかわりメーターはチューニングメーターの役割は持っておらずバッテリー残量と録音レベル表示のみ。千円での落札だったのですが、ゴム切れはあったもののモーターも、ラジオもちゃんとオッケーでした。(最初ウンともスンとも言わなかったのですが、スイッチをガチャガチャやってるうちに動いた(笑))。
意外と音もメリハリがあるし、いいラジカセかも。
側面の端子群はとってもシンプル。
内部を見てみましたが、かなり混みいった作りになっており、断念。シールドもきちんとしてありました。ラジカセにしては珍しいほどの丁寧な設計です。ノイズが問題になって後付けしたんだったりして(笑)。
2001.7/6記。7/9改訂。