RQ558でございます。
画像はでかいサイズのままで置いてあるのでアップで見たいかたは画像をクリックしてみるとよろし。
後期のラジカセだと思います。パワー競争のため電池も単一を6本使用。18cmと3cmの2ウェイスピーカーで4Wの出力を誇ります。機能的にはマイクミキシング機能も省かれ、エアチェックしたテープをデカイ音量で海で山で再生して楽しむ、という純粋なマシーンとなっています。
本当にシンプルです。説明書もいらないぐらい。
タイマースタンバイ機能とリワインドオートプレイ機能が付与されているくらいですね。
でも音、いいですよ。オンキョーのM6というスピーカーが現れたときに、値段の割になんとスカッとした音のスピーカーだろうと思ったのですが、なんかその時に感じたのと同様の聴感。
トーンコントロールも低音・高音独立調整ですし、アウトドア派の若者や、スーパーの売場でテープを流しっぱなしに使うなど、実務派にはぴったりのラジカセだったと思います。
テープ操作系のスイッチのデザインがソニーの1980にとても良く似ています。操作感はガチャガチャメカで、あちらよりちょっと劣りますが。ワンタッチレコーディングは便利ですよね。
あ、スピーカーの配置などのデザインも全体的にこれは1980ですね。一昔前のプロレスラーの控え室とかにありそうなデカイ図体も同じです。
でも、私が夢中になっていた時代のマックとは違うなぁ。ムダも遊びも無く、短波もついていないラジカセ。
この時代、すでに覇権はステレオラジカセやコンポーネントステレオに移行していたのでしょうね。
2001.7.24記。