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昭和49年のカタログにも載っている「バギーカセット」でございます。語呂は「マギーミネンコ」(一番下参照)に似ていますが全然関係ないです。キャリングケース・キャリングベルトが最初から付属しています。39800円。 行動派バギーカセット、というコピーは、コンパクトでワイルドなデザインだけではなく、アンチローリングメカニズムを搭載していたからでしょうね。それにしてもアンチローリングってソニーだけだと思っていたら日立でも採用していたのてすね。しかもちゃんと3バンドでございます。問題はマイクがコンデンサー型ではなくダイナミック型であることかな。コンデンサーマイク標準だった時代なのにね。 ダイヤルスケールはコンパクト化のためにフィルムダイヤルです。緑のメーターって日立っていう感じですね。マイクを無線機のイメージで横付けしちゃったために、チューニングノブは上に来ちゃいました。ギア比はスカイセンサーのSLOWとFASTの中間ぐらいです。 以外と奥行きが厚くて、ずっしりと重いです。いかにも丈夫そう。 |
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キャリングベルト付属のため、キャリングハンドルはついていません。 でも、上から見てもなかなか精悍なデザインではあります。キュー・レヴュー機能はついていません。 |
テープ操作ボタンの感触はパディスコ標準。でもどうしてこの機種だけカセットホルダーを右側につけたんでしょうね。この機種最大の欠点が、ボリュームです。回すときにクリックがカチッカチッと入るようになっています。これってとってもいい感触なのですが、使ってみると最悪です。深夜放送をスピーカーで聴こうとすると、クリックが邪魔で音量を微調整できません。クリックにあわせると音量が小さすぎて聞こえないか大きすぎて迷惑か、どちらかになってしまいます。幸いクリックがさほど几帳面ではないため、谷と谷の間の山部分にそーっとずらせば適音量にあわせられるのですが、ツマミにちょっとでもさわるとすぐズレちゃいます。これってダメです。トーンツマミはクリック有ってもオッケーなんですがネ。
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日本語表示のシールが貼ってあって、注意点や操作ボタン名が記されています。 イジェクトボタンのところには「カセットアップ」と・・・。 アンチローリングについてはなぜか斜体文字を使っていてなんだかスタンダードっぽいです。 |
日テレの噂のチャンネルで人気となったマギー、「燃えるブンブン」「涙の河」が連続ヒット、ヤマハのチャピイというスクーターの宣伝にも出てましたね。 マギー・ミネンコ。 |
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2002.1/15記、 |