WA-6000でございます。
画像はでかいサイズのままで置いてあるのでアップで見たいかたは画像をクリックしてみるとよろし。
この機種の発売日は1985年8月21日でございます。「初期ラジカセ」ではないのですが、こういう特殊な機種も好きなものですから、とりあげることをお許しくださいませ。型番WAの血統は脈々と流れ続けるソニーの小型化への憧れの象徴たる冠名でございます。とにかく、短波帯が5バンドついていてこの大きさですから、持ち歩いても全く邪魔になりません。惜しむらくは一見ウオークマンタイプでありながらステレオラジカセではなくモノラルラジカセだ、ということでありますが、開発者のコンセプトから考えればこれはこれでいいのでございます。後の8000等がステレオ化していったようですが、この機種のノスタルジック具合が私は好きです。。
さすがにスピーカーが小さいだけあって、音はあまり期待しないでください。でも、とにかくこのサイズは魅力。出先で株式・競馬を録音したい方にはピッタシコンです。
無骨で、初期の会議録音用のカセットテープレコーダー、時代の雰囲気がプンプン香ります。でも、この大きさで7バンドラジカセですよ。すごいなぁ。
録音ボタンを押すと再生ボタンも一緒に押し込まれるようになっています。これも一種のワンボタンレコーディング機構だよね。もちろん、キュー・レビューだってついています。さすがにメーターはつかず、発光ダイオードになっています。
カセットホルダーの薄い蓋にチューニングスケールが埋め込まれています。チューニングノブとはフレキシブルチューブを通じてジョイントされています。芸が細かいなぁ、さすがソニー。
2001.7/11記。