アストロンジープは生産中止となってからすでに10年がたちました、各部ガタが来てます、日頃のメンテナンスが重要なのは当然です。
G54B型エンジン
この4気筒エンジンがアストロンジープの原動力、世界で初めての量産型リーンバーンエンジンその名は三菱MCAJET、昭和55年より採用。 当時としてもすでに少数派のポイント式点火装置を採用、メンテナンスの要であり現在のメカニックの中には、このポイントの存在を知らない者も多い。
三国製ソレックスキャブレター30-32DIDSA、いわゆるスポーツキャブのソレックスとは異なり2バレル2ステージ、型番の30-32はスロットルバルブの直径、1次側が30ミリ、2次側が32ミリMCAジェットのアストロンエンジンは全車共通。
メンテナンスのきめてはオイル管理と前述のポイントのメンテが重要となる、ポイント接点の状態で燃費が2割以上悪くなる事もある、もちろんパワーも出ない。現在の車では、エレクトロニクス化されメンテフリーになっているのでメカニックがポイントを使っているとは理解せず調子の悪いままのジープが多い。対策としてはポイントは自分でメンテするかフルトラに改造するしか無い、永井電子社のキットがまだ手に入るはず、ポイントレスキットの品番は8621が初期のアストロンを除き適合する。
当然だがガソリンを扱う時は火気厳禁、とくに乾燥した冬場は静電気が怖い、煙草などより確実に着火する、スタンドではその対策で常に水をまいている。 |