マジシャン別Very Best集

Michael Ammar

The Crazy Man's Handcuffs

 

The Crazy Man's Handcuffs

 

1999/9/10


最初に

マイケル・アマーの「クレイジー・マンズ・ハンドカフス」です。1989年に、マイケル・アマーはこれだけを解説した8ページほどの薄いパンフレットを発売しました。"The Crazy Man's Handcuffs"

1992年に、このトリック実演しているビデオも自分で発売しています。"IMPROMPTU RUBBER BAND MAGIC"(大抵のショップから購入可能)

輪ゴムが2本だけを使用する、まさに「小品」ですが、即席マジックの傑作です。デビッド・カッパーフィールドは、事故で指先が不自由になった人の機能回復訓練にマジックを教えているのはよく知られていますが、そこでもこれが教材として利用されています。適度な細かいハンドリングが必要なため、機能回復の訓練に、ちょうどよいのかも知れません。

現象

2本の輪ゴムを両手の親指と人差し指にかけ、交差させます。上の写真のように引っ張って見せて、輪ゴムが完全に交差していることを確認してもらいます。それが、まるで溶けるように、抜けてしまいます。抜けた後も、親指と人差し指の輪ゴムは、両手とも最初ままの状態です。

今度は、観客に片手を出してもらい、同じように持ってもらい、マジシャンも同じようにして、二人の輪ゴムを交差させます。片手だけの操作ですから、怪しいことも何もできないのに、同じように輪ゴムは通り抜けてしまいます。

最後に

最初、このトリックを初めてパンフレットで読んだとき、それほど面白いとは思えなかったのですが、ビデオでアマーが実演しているのを見たら驚きました。本当に何も怪しげなことをしていないのに、二つの輪ゴムがはずれます

ビデオでは、アマーがプールで水の中にいるとき、誰かに声をかけられ、マジックを見せて欲しいと言われます。水の中で、何も道具がないので困っていたら、シュノーケルについていた輪ゴムを2本はずして、見せていました。プールの中でもできるくらい、「即席」にできるということでしょう。

これは輪ゴムを使った即席マジックとしては、現在でもベストかもしれません。


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