"Close-Up"という言葉について

"Close-Up Magic"という言葉ですが、これは「クロー・アップ・マジック」ではありません。「クロー・アップ・マジック」です。

日本では、様々な分野で"Close-Up"のことを「クローズ・アップ」と誤って発音しています。
テレビの番組でも「クローズアップ現代」とか、写真などでも「クローズアップ」という言い方をしていますが、これらはすべて誤りです。「クロースアップ」が正しいのです。

英語の"close"には、動詞の「閉じる」と、形容詞の「近い」があります。発音記号で書くと、動詞の場合はクローズ[klouz]ですが、形容詞のときはクロース[klous]です。
「接近して」という意味のときは、最後は濁らない「ス」になりますので、カタカナ表記するときも、「クロ−ス・アップ」となります。さらに細かいことを言えば、最後は二重母音ですので「クロウス」のほうがより正確ですが、普通は「クロース・アップ・マジック」と言っています。


backback

k-miwa@nisiq.net:Send Mail