★ラリー・ベッカー氏の御言葉

すべては心の中にある!

It's all in the mind!

Larry Becker


マジェイアの蛇足

まず、この言葉をラリー・ベッカーから聞いたときの経緯を説明します。

今から、約20数年前、外国から来たマジシャンと直接会ったとき、またはマジシャンが販売してる本やネタをそのマジシャンに直接注文するとき、直筆のサインをもらうことにしていました。お願いすると、みんな、大抵、気軽に応じてくれました。サインしてもらうのは色紙やサイン帳などではなく、トランプのエースにしてもらっていたのです。

本などを注文するとき、エースを一枚注文書に同封しておいて、サインを欲しいとお願いしておくと、どのマジシャンも、本と一緒に、サインしたエースを送り返してくれました。

Larry's  autograph

先日、このようなエースを整理していたら、偶然、ラリー・ベッカーのサインを見つけました。それに添えてくれていたのが上の言葉です。これをもらったのは、彼が最初の本、"Larry Becker's World of Super Mentalism"を出したときだと思いますから、1977年のはずです。

彼はこの本を出版してから、それ以後数冊出しています。また数多くの「売りネタ」も販売しており、ステージでのショーもふくめて、メンタリストしては成功したマジシャンの一人です。

今回、このトランプをを見つけて、こんな文句を書いてくれていたことにはじめて気づきました。100%、私の記憶から消えていたということは、当時は、この言葉に何も感じなかったのでしょう。

今ながめてみると、メンタリストらしい、なかなか含蓄のある言葉です。これが彼の言葉なのか、誰かの言葉の引用なのかは不明ですが、メンタリストがサインに添えるには、なかなか洒落た言葉ですね。

マジックに限らず、この世はすべて私たちの心が作り上げているものです。客観的事実も実体もなにもなく、あるのはただ自分の心が作り出したイメージの産物です。逆に言えば、心の中に何もかもがあるのです。

ラリー・ベッカーがこの言葉をどのようなつもりで書いてくれたのか、また、これがマジックとどのような関係があるのか、想像してみると興味の尽きないものがあります。
しかし、この言葉を詳しく解説、もしくは私の解釈を説明し出すと、ここよりも「煩悩即涅槃」のほうがふさわしいテーマになってしまいますので、今回はこれ以上触れないことにします。後は、みなさんが、それぞれ自分の立場で解釈してください。


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