★チャーリー・ミラー氏の御言葉1

もしあなたが誰かからマジックを見せて欲しいとリクエストされたら、ひとつだけ見せなさい。 そしてひとつだけ見せたら、そこでやめなさい。

★チャーリー・ミラー氏の御言葉2

よいマジックをひとつだけ見せて、そこでやめると、あなたは多くの友人を得るでしょう。 2つ3つとやると、観客は飽きてきます。いつも、観客がもっと見たいと思っているときにやめることが大切です。

Charlie Miller (1909-1989)

出 典:A lecture on impromptu magic by Charlie Miller


マジェイアの蛇足

この1と2は同じことを表現を変えて言っているだけです。 あなたがアマチュアのマジシャンで、趣味でマジックをやっているのでしたら、これを実践するだけでマジックにおける「致命的な失敗」を最小限度に押さえることができます。

致命的な失敗というのは何だと思います?タネがばれることでしょうか。 確かにこれも大きな失敗であることには違いないのですが、そのようなことより、もっとひどい失敗があります。

それは観客が二度とあなたのマジックを見たいと思わなくなることです。ひいてはあなた自身にも何の魅力も感じなくなり、ただミョウなことをやっては喜んでいるヘンなおじさん(おばさんもいますね)という評価しかされなくなることです。

 あなたが世間からヘンなヤツと思われたって私は全然構わないのですが、奇人変人のようなマジシャンばかりが増えてくると、マジック自体の品性まで疑われてしまいます。マジックというのは元来とても洒落た芸です。どうかそのことを忘れないでください。

上記のことを実践するだけで、大抵の致命的な失敗は防げます。 これに関して、もっと詳しいことが知りたければ、「ラウンドテーブル」の中で私の経験等にも触れていますので、興味のあるかたはお読みください。


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