最初に

1980年代の終わりか、1990年ごろ発売されました。Mr.マリックの超魔術ブームとも重なり、日本で大変ヒットした商品です。

現象

いくつかのバリエーションがありますが、山下さんに伺ったところ、ギザの刻まれていない２本のキー、上の写真にある下側のキーがそれですが、それを２本とも観客の手のひらに置きます。１本を取り上げ、指先でこすると、普通のキーのように、ギザが刻まれています。刻まれた後は、すり替えることなく、両方とも観客に手渡して調べてもらうこともできます。

コメント

Mr.マリックは、観客の一人からキーを借りて、借りたキーと同じものをコピーするという演出でやっていました。勿論この方がずっと不思議ですが、これを行うためには「準備」が必要です。

また、「ミニットマンキー」には、これのオプションで、「ミニットマンキー・プラス」(3,500円）というのも発売されていました。これは刻印がそれぞれ異なった数個のキーがあり、それをグラスに入れます。観客に一つキーをグラスから取り出してもらい、その選ばれたキーを使い、上の「現象」で説明したことを行います。

マニアであればわかると思いますが、このグラスを使う方法は勿論、「フォース」です。しかし、このフォースは、「キーとグラス」の形状をうまく利用した応用範囲の広いものです。このフォースを知るために買っても損はありません。、

現在、これは品切れになっているそうです。大変よくできたクロース・アップ・マジックですから、また製造されるかもしれません。