最初に

コーネリアスの新製品です。先日届いたＵＧＭの会員用ビデオ、「ビデオ最新情報６」で実演しているのを見ると、タネの原理すら見当もつきません。ここまで見事に引っかけられたのは久しぶりです。おもしろそうなので、早速購入しました。

タネを見ると、決して新しい原理ではなく、数年前、日本の某メーカーが作ったものと同じ原理ですが、こちらのほうが格段に自然です。メンタルマジックとして、一般の人に見せるにはよいトリックです。

現象

写真のような黒い表紙のメモ帳があります。マジシャンが後ろを向いている間に、紙に簡単な文字（アルファベットや数字）、図を書いてもらい、それをメモ帳に挟んでもらってから閉じます。輪ゴムで止めて、外からは絶対に見えないことを確認してもらい、メモ帳を受け取ります。

マジシャンはメモ帳を数秒、額に当てて、中に書かれた文字などを透視します。 透視したら、別の紙に文字や図を書いて観客に見せます。すると確かに当たっています。

コメント

現象も原理もシンプルでよいのですが、添付されている日本語訳の解説書はひどい翻訳です。あれではビデオを見ないで、いきなりこの解説書を読むと何のことかわからないでしょう。しかし、原理はすぐにわかりますから、それから推測して、だいたい、こういうことだろうとわかるとは思いますが、英語がある程度読めるのなら、添付されている英文のオリジナル解説書を読んだほうがまだわかります。

この手のマジックは、マニアであれば最初に考えるのはカーボンコピーの原理でしょう。しかし、これは違います。そのため私も完璧に引っかかりました。

一般の人相手に見せても、大変、効果的なマジックです。