サーベロニの問題

 

1999/2/21


 

「ダイヤとティッシュ」で、もう十分頭を悩ませたと思いますが、もう少し悩みたい人のために、次の問題を紹介します。

これは1966年の夏に、サーベロニの別荘で開かれた理論生物学会の会議で話題になった問題だそうです。

「問題」

A,B,Cの3人の囚人がいます。このうち、ふたりは処刑されることがわかっています。このことは囚人も知っているのですが、しかし、具体的にだれが処刑されるのかは、囚人は知りません。

今、囚人が看守にたずねました。この看守は誰が処刑されるかをすでに知っています。

「われわれ3人のうち、ふたりが処刑されるそうだが、のどちらか処刑される者の名前を教えて欲しい。AとCのどちらかは確実に処刑されるわけだから、あなたがAかCのどちらか処刑される者の名前を私に教えてくれても、私自身については何も教えたことにならない」

これを聞いた看守は、今Bが言ったことに納得したので、

「Aが処刑される」とこたえた。

これを聞く前、Bは自分が処刑される確率は2/3であったが、看守の返事を聞いた後では、あと一人処刑される可能性は、自分かCであることがわかった。つまり、自分が処刑される確率は1/2になった。

この結果、Bが処刑される確率は、2/3から1/2に減ったのだから、Bは喜んでよいと言えるだろうか。


「喜んでよいのか」というのは、看守の一言で、B自身についての情報量に変化があったのか、ということです。

 


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