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グランパスエイト日記帳(4月)

4月29日「名古屋3−0鹿島」

順位はともかく調子が出ない名古屋。相手は去年0−7で破れた鹿島。しかもトーレス不在。にもかかわらず晴天のGW初日ということで観衆はなんと瑞穂史上最高の23932人。これで選手も燃えたか。開始40秒。平野がDFの裏へ出したボールをアルーがセンタリングが上げファーで岡山がヘディング。勢いはなかったがGKとDFの裏をつき先制点。これが1年半ぶりの鹿島からの得点になる。鹿島も増田がシュートを放つが久しぶりに出場した伊藤裕がナイスセーブ。1対1となった時も果敢に飛び出し額を怪我しながらゴールを守る。この日の名古屋はまるで見違えるようにパスが通り積極的に鹿島DFの裏をつく。守備ではバウドが下がり目の位置でプレスをかけ大岩とともに古賀、中谷をフォロー。中谷も特に大きなミスも無くときおりオーバーラップを見せ無難なデビュー。注目はストイコビッチ。DFを振り切る大胆な切り返しを久々に見せる。そして34分左サイドでマークの本田の股間を通す芸術的スルーパスに岡山が絶妙の飛込みを見せ2点目。FWに入った両者と二人をフォローする平野、アルーらがかみ合い鹿島を圧倒する。後半DFラインがやや下がったところを鹿島が攻め込むが得点には至らず。途中鹿島FKでストイコビッチと柳沢がもみ合い両者イエローカードは余分か。これでキレそうになったストイコビッチを抱え込む石川。スタンドからも「ピクシー落ち着け」の声が。77分には途中出場の福田が平野をスルーパスを受けでこれを決め3−0。リーグ戦では2年ぶりとなる鹿島戦勝利を飾った。

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「今日はちょっとは込むだろう」と思って早めに出発。1時間前に瑞穂に着くと当日券売り場は長蛇の列。「売り切れの可能性もあります!」と係員の声(結局200人ほどが入れなかった模様)スタンドに入れば自由席はすでに満員。「そんなに名古屋の惨敗が見たいのかあ」という不謹慎な思いは開始40秒後に消える。この日の名古屋は別のチームのよう。前線の選手が効果的なポジションチェンジから積極的にゴールを狙うさまは最近全く見られなかった展開。それ以上に守備が安定。前線からのプレスがチームのバランスを支えたとも言える。ベストプレーヤー賞は岡山だったがボランチの役目を完璧にこなしたバウドにも上げたい。前線がしっかりしていたため彼が不用意に上がることがなかったのが勝利の要因か。デビュー戦となった中谷もチームが好調だったため破綻のないでき。右サイドががんがん押し込むチームが相手だとまだ不安もあるが今日の調子ならもう飯島を起用する理由は見当たらない。古賀は読みと前線へのフィードはいいものを持つ反面1対1では不安。むしろボランチでの起用が彼の才能を発揮させることになるかも知れない。また平野も好調を維持。ただ思い切りの悪さは相変わらず。ミドルシュートが見られないうちは平野らしくない。久しぶりにチケット代が高くない、思えた試合であった。

4月25日「清水3−1名古屋」

小雨の日本平、3連勝同士の対決だが内容の違いは明らか。清水が組織的な守備を見せ名古屋につけいる隙をあたえない。前半21分、名古屋DFが止まったところをサントスがゴール。清水のプレスの前に打つ手のなかった名古屋だが、39分平野がDFの間を通すぎりぎりのセンタリングに絶妙の飛び出しで合わせた岡山がヘディングで同点ゴール。組織力のなさを平野、岡山の個人技でカバーといういつもの展開。後半は名古屋がやや盛り返すものの相変わらずの決定力不足。清水もアレックスが1対1のシュートを外すなど追加点が取れない。しかし後半15分伊東を倒したトーレスが退場となると後は清水のペース。名古屋は古賀を入れ必死に守ったものの31分ついにサントスに2点目を許す。終了間際福田が1対1のシュートを外すと逆に長谷川がこぼれ球を押し込み3−1で清水が順当勝ち。名古屋はトーレス抜きで鹿島戦を迎えることになる。

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「全体のバランス、位置取りが悪い」とは試合終了後の選手のコメント。いいかげん聞き飽きた。開幕1ヶ月たっても修正できないのか?毎回毎回同じコメントとはサポーターを馬鹿にしているのか?普段一体どんな練習をしているのか、田中監督と選手が何をどうしたいのか全く伝わってこない。岡山、平野が調子を戻しつつあるのが救いとはいえ左SBが飯島では平野を殺すだけ。もっとも期待できるはずの福田も1対1のシュートが枠にすらいかないようではお手上げ。退場覚悟のトーレスのファールも選手を鼓舞するまでには至らず逆に鹿島戦の惨敗が決定しただけ。ベンゲルサッカーへの回帰と言いながら前線からのプレス、サイドチェンジ、ダイレクトパスなど全然できていない。ちんたら回すだけのパス、さらに中盤それを奪われるという恥ずかしいプレイだけはもう止めてもらいたい。

4月23日「野口、鈴木、古賀情報」

怪我で調整中の3選手の情報です。3選手とも4/22に行われた練習試合(サテライトメンバー中心:対愛知学院大学)に出場しています。結果は4−0(得点:浅野、伊藤卓、伊藤健、山崎)でメンバーは

GK伊藤裕(本田)

DF大森、古賀、中谷、鈴木

MF浅野(新原)、矢部、伊藤卓、滝澤

FW野口(山崎)、伊藤健

古賀:1ヶ月ぶりの試合出場。前半はセンターバック、後半はボランチに入ったそうです。正確なロングパスもあったがミスも目立ったとのこと。札幌戦ではベンチ入りのうわさもあり復帰間近の模様。

鈴木:開幕に合わせるため無理をして古傷を痛めてしまったたため再調整中。トップ出場はもう少し時間がかかりそう。完璧に治してから復帰したいとのこと。

野口:調整のはずのサテライト磐田戦で負傷。本人も経験がないほど長期離脱になったがだいぶ良くなっており復帰も早そうです。

鈴木、野口が出場しなければ98年バージョンのグランパスとはいえないでしょう。完全復活を祈るばかりです(もう飯島の左SBは勘弁してネ。鹿島戦や磐田戦を思うと寒気がします)。

4月15日「名古屋2−1札幌」

メンバーを若干替えての札幌戦

   福田  アルー

   ストイコビッチ

平野        岡山

     望月

飯島 大岩 トーレス 大森

凡戦である。10分、岡山のセンタリングから平野のうまいヘッドで得点するもそれっきり。中盤をつくるべき選手がパスミスを連発。ストイコビッチ、望月も何をしているか分からない。守備もプレスというより相手選手に2〜3人で寄っていくだけ。他の選手は見ているだけ。両SBは機能していないし中盤は守備をしないのでまともにディフェンスをしているのはトーレス、大岩の二人だけ。時々両サイドからいい形を見せるが散発。むしろバルデス、吉原、マラドーナがいい動きを見せる札幌の方が攻めの形ができている。ハーフタイム後も全く修正できず完全に札幌ペース。飯島、大森を替える気配もなくダラダラと時間が経つのみ。1−0で終わるはずもなくバルデスのゴールで同点。さらに攻める札幌。トーレス、大岩、河野の奮闘でかろうじて延長へ。延長に入っても好転せず。流れを変える選手交代もなし。平野が何度か左サイドを突破するがセンタリングは全てFWのいないところへ。敗色濃厚な延長前半14分、ストイコビッチがDF、GKを振り切りVゴール。負け試合を拾った。

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名古屋グランパスはこの日でホームゲーム入場者数200万人を超えた(ヴェルディ川崎についで2チーム目)。しかし今日のような試合が続いてはもはや観衆増は望めないだろう。

4月15日「福岡1−2名古屋」

福岡のシュート20本に対し名古屋は11本。それでも勝ったのは名古屋。前半はほぼ互角の展開。名古屋は岡山、福田がおしいシュートを放てば福岡はオビク、パブロの2人がスピードある攻撃を見せる。後半開始後から福岡が攻めるが5分フリーの藤本のシュートもゴールならず。8分ドリブルでDFを振り切ったオビクのシュートもバーの上。その直後福岡DFの裏に出たボールの処理をもたつき割って入った岡山が押し込み0−1。25分には岡山が右サイドをドリブルで駆け上がり強烈なシュートで2点目。福岡は攻めて攻めまくるがフィニッシュに精度を欠き20本のシュートを放ちながら河野の好守もありオビクの1得点のみ。決していい形ではなかったが名古屋は勝利を収め4勝目。5位浮上。リーグ通算100勝目(100敗)を飾った。

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名古屋はこれで100勝100敗。通算勝率が5割となったのは93年6月30日(7勝7敗)以来。

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録画を見ての感想ですが「福岡の決定力不足に助けられた」というのが本音です。相手が磐田や鹿島だったらと思うとぞっとするようなできでした。コンパクトを意識しているのは分かるのですがちょっと攻められるとずるずるラインが下がり中盤の距離が空いてしまう。またDFが4人ともイエロー2枚のため3枚目をおそれ当たりが弱くなったのかな、とも思います(結局石川がイエローもらい次節出場停止)。それでも勝って5位浮上というのが収穫といえば収穫でしょうか。

4月11日「名古屋3−2広島」

FWは岡山とアルーの2トップ。GKに移籍後初スタメンの河野。前半から押し気味にすすめ特に右サイド、石川−バウド−岡山のラインに望月が加わり何度も攻めこむがあと一歩及ばず。そして18分、飯島が何気なく放り込んだボールを望月が頭に当て(その後腕にあたったがハンドはとられず)アルーが振り切りゴール。完全にペースをつかんだものの、例によって追加点はとれず。好調右サイドに対し左サイドが機能せず。後半開始早々久保のシュートを河野がはじいて相手CK。ゴール前の混戦から長身の松永が押し込み同点。後半10分には好調岡山に替えて福田投入。しかし13分、久保がドリブルでDFをかわしシュート、ポストにあたり跳ね返ったところをフリーの吉田が逆転のゴール。この後、広島は守備を固めカウンター一本。ところが名古屋DFはこれをおそれラインを上げられず。何度かチャンスもあり、福田、平野、アルーが突破しシュートするもゴールならず。そしてロスタイム、バウドのFKからトーレスがヘディング、DFにあたってボールがアルーの前へ、これをきっちり決めてついに同点。延長開始直後からは名古屋ペース。最後は望月のセンタリングから平野がヘディングでVゴール。なんとか勝ちをおさめた。

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選手個々で見る限りはそれほど悪くないと思う。試合毎にわずかづつではあるが上向いている気がする。特に望月。中央−右サイドと幅広く動きシュートも放っている。また1点目を取ったとき監督のところにより作戦の確認、また逆転された時もきちんと声を出す(TVではそう見えた)などチームの中心となって活躍していた。しかし、今後に期待できるかというと……。問題は計算できるFWが不在であること。アルーはともかく岡山はやはりサイドの選手。野口が怪我ということなら福田を先発で起用すべきだろう。次に平野の役割を明確にすべきである。もっと左サイドからの攻撃を徹底し、右サイドとのバランスを取るようしにてほしい。そして飯島。右利きの左SBが悪いとはいわないが石川に比べるとあきらかに見劣りする。福岡、札幌と下位チームが続くとはいえ全く楽観できない。

4月10日「生みの苦しみ?」

サッカーマガジン今週号に日本人監督の特集(といっても3頁だけど)がありました。田中監督が目指すのはラインを高くしたコンパクトなサッカー。しかし今はまだ「ケイロス監督の戦術」が抜けきっておらず、田中監督の戦術が徹底出来ずそれが苦戦につながっているとのこと。選手、監督とも進むべき方向は見えているがそれを表現するための生みの苦しみの序盤である、とのこと。……でもねえ、結果を出した選手を使わない(福田、アルーなど)、試合毎に変わる攻撃陣、そして最大のウィークポイント飯島。まだまだ納得のいく采配ではない、と個人的には思っていますけどねえ。

4月7日「ストイコビッチ2試合出場停止」

田中監督も注意するでなく放任する構え。まあ勝矢が大げさに倒れたという技もあったが、それは何の言い訳にもなりませんね。なぜあと数分我慢できなかったのか……。

4月4日「C大阪2−0名古屋」

前半から何度か決定機を迎えるもののミスとC大阪の守備陣の前に得点できず。逆に39分飯島のミスからマニッチが得点。後半も名古屋は得点できず、73分疲れがでたところを森島が押し込み2−0。そしてストイコビッチが勝矢のヒゲ?を引っ張り一発退場。名古屋は後味の悪い敗戦。

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アウェーでC大阪に完封負け。出来は悪くなかった。中盤を支配できた。しかし負けた。こーゆうチームなんだと割り切ればいいのかな?